『サイレント・トーキョー』ポスターも衝撃。廃墟となった渋谷が映し出されている

 10月9日はジョン・レノンさんの80回目の誕生日だ。1980年、凶弾に倒れるまで数々の名曲を世に送り出してきた。その多くは平和を呼びかける楽曲であり、ビートルズ解散後は顕著に表れた。その代表曲で知られる「イマジン」は今もなお世界で歌われている。

 そんなジョン・レノンさんが世に送り出した名曲「Happy Xmas(War Is Over)」にインスパイアされ誕生した小説をもとに映画化する『サイレント・トーキョー And so this is Xmas』が12月4日(金)より公開となる。

 原作者の秦建日子さんは、篠原涼子主演で人気を博したドラマ『アンフェア』シリーズ(フジテレビ系連続ドラマ、2006年他以降SPドラマ化)の原作『推理小説』をはじめ多くのベストセラー小説を世に送り出した。『天体観測』(フジテレビ系/02年)、『ドラゴン桜』(TBS系/05年)、『そして、誰もいなくなった』(日本テレビ系/16年)など、大ヒットTVドラマの脚本も手掛ける人気作家だ。

 そもそも「Happy Xmas(War Is Over)」は、ジョン・レノンさんが、妻オノ・ヨーコさんと歌った反戦歌。名盤『イマジン』に続くフィル・スペクターさんが共同プロデューサーを務めた。そこで歌われているのは「平等」と「平和」。人種も地位も性別も年齢も関係なくクリスマスは平等に訪れる。君たちが望めば争いは消える、全ての争いをやめよう、というメッセージが歌詞に込められている。

 原作小説と同様に映画『サイレント・トーキョー』では、クリスマス・イブの東京で突如起きた連続爆破テロ事件によって混乱する日本が描かれる。優しいメロディに乗せて訴える楽曲とは対照的に、爆破テロというショッキングな内容だ。戦後75年。戦争への意識、平和への危機感が薄れる現代日本に一石を投じる作品とも言える。

 世界に向けて発信された「Happy Xmas(War Is Over)」。クリスマスソングの定番として季節を彩るが、平和な日本にあえて衝撃をもって伝え、真の意味を伝えようとする本作。改めてこの楽曲の意義、そしてジョン・レノンさんが伝えたかった思いと向き合ってみてはいかがだろうか。

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