ジャニーズWEST

 ジャニーズWESTがいま、躍進を見せている。今年に入ってから、地上波初レギュラーとなる『パパジャニWEST』(TBS系)の放送が開始。最新シングル「証拠」の発売初週セールスがデビュー曲「ええじゃないか」を超え、自己最高記録を更新した。今回は、そんな彼らの魅力について考えていく。

時代にマッチするほっこり感

 新型コロナウイルス禍でどこか殺伐とした空気感が漂う昨今。そんななか、“ほっこり感”を体現しているジャニーズWESTは、情勢にマッチしているグループとも言える。

 「ええじゃないか」や、「Big Shot!!」などの楽曲から、明るいイメージを持たれることが多い彼ら。しかし、ただ明るいだけではないのが、時代に即したアイドル像なのかもしれない。

 デビューできるかどうか分からず不安を抱えていた関西ジャニーズJr.時代、夢を掴むために、7人で乗り越えた試練。そんな風にさまざまな苦悩を乗り越えた上での明るさだからこそ、彼らが言うことはどこか優しい。

 そして、彼らの歌う楽曲は、最新曲の「証拠」をはじめとして、肯定感の強い応援ソングが多いように感じる。メンバーの重岡大毅が、自身の経験や想いを投影させながら制作した「間違っちゃいない」でも、<涙一粒 星降る夜に/光れない 馴染めない/なぜ同じ様に生きれないの>と弱さをさらけ出しながら、<頑張れなくていい/嫌になったっていい/情け無くていい/ダサくていい/怖くなってもいい/どんな自分だっていい>と肯定している。

 人々の弱さに寄り添えるのは、彼らが自身の中にある弱さと必死に向き合いながらもがいてきた過去。そして、前向きに生きている今があるからなのかもしれない。だからこそ、彼らの応援ソングは胸に響く。

 立ち止まっている人のことも、「どんな自分だっていい」と肯定するスタンス。そんなところも、いま彼らが求められる理由だろう。

『THE MUSIC DAY』のステージから見えた愛される理由

 9月12日に放送された『THE MUSIC DAY 人はなぜ歌うのか』(日本テレビ系)に出演したジャニーズWEST。ここでも、彼らが愛される理由が見えた。通常、出演者は櫻井翔らMCがいるステージに登場するが、彼らはステージ裏から登場。そして、「僕たちが歌を届けられている裏には、たくさんの方たちがいるんです」とスタッフの紹介を始めた。

 照明を操る人がいなければ、ステージのライトが消えてしまう。カメラマンがプロではなかったら、ピントがぼやけてしまう。実際にライトを消したり、画面をぼやかせる演出を組み込み、歌を届ける“プロ”達と共に「証拠」を熱唱した。

 普段映らない人たちにスポットを当てる演出は、周囲への感謝を忘れないジャニーズWESTらしさが溢れていた。レギュラー番組『パパジャニWEST』(TBS系)や、ラジオ番組『ジャニーズWEST桐山照史・中間淳太のレコメン!』(文化放送)などからも、スタッフとの仲睦まじい関係性が垣間見える。さまざまな所に気を配れる彼らだからこそ、愛されているのだろう。画面に映るスタッフも含め、全員が笑顔に包まれていたステージを観てそう実感した。【かなぴす】

筆者紹介

かなぴす メディア学科卒のライター。19歳の頃から109ブランドにてアパレル店員を経験。大学時代は学生記者としての活動行っていた。エンタメとファッションが大好き。ツイッターは@kanawink

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