『誰かが、見ている』先行プレミア配信に出演した香取慎吾、三谷幸喜、佐藤二朗(c)2020 Amazon Content Services LLC

 三谷幸喜、香取慎吾、佐藤二朗が12日、Amazon Originalドラマシリーズ『誰かが、見ている』先行プレミア配信に出演。撮影秘話などを語った。

 『誰かが、見ている』は、失敗ばかりなのになぜか憎めない主人公・舎人真一(演・香取慎吾)と、隣人の粕谷次郎(演・佐藤二朗)をはじめとする個性あふれる登場人物たち巻き起こす騒動を描いた、笑いに満ち溢れたシチュエーションコメディ(シットコム)。

 観客を入れての撮影はほぼ一発撮り。「お客さんの笑いが大事。お客さんを退屈にさせないためには途中で止めるわけにはいかないから一発撮り」とその理由を明かした三谷は香取に「そういう緊張感は好きでしょ?」と尋ねると「好きですね」。

 シットコムは香取主演ドラマ『HR』でも挑戦しているが「その後なかなか浸透しなかった。僕らで定着させたい」と三谷。ただ本作は「連続性はない」「主人公は成長しない」「場所は1カ所」というシットコムのルールを破ったとし「何百もあるシットコムのなかで超えるのは難しい。ならルールを破ればいい。もちろん破ってはいけないルールもあるけど」とその思いを述べた。

 「ルール」という点では、テレビドラマのように尺など制約がある環境で作り続けてた三谷は、ネットコンテンツに見られる“尺はだいたい30分”などのゆるさに刺激を受けたとも。「自由過ぎちゃうと僕みたいな人間は何もできなくなる。制約があった方がいろいろ思いつくことはある。でも制約がない世界に飛び込んだときに制約がなくても結構面白いなと。それで自分で制約作っちゃえばいい」とし、本作ではあえて制約を設けたと明かした。

 香取も「それってすごいこと」と同意見。そんな2人が好きなシーンとして挙げたのは、香取扮する舎人が宮澤エマ演じるそと子の指輪サイズを計ろうと永遠とやり続けているシーン。三谷は「あれはドラマで見たことがない。あんなに話が進まないシーンはない。感動する」。香取も「この空気感嫌いではないので気を付けないと。そっちとちゃんとするという両方を持ちたい」とゆるさに居心地の良さを感じていると語った。

 その後も撮影の舞台裏が明かされた。アドリブのイメージが強い佐藤二朗について三谷は「多少はあるけどリハーサルで作られたもの。だけどセリフは忘れる」と、最初に撮った2話の撮影で開始7秒でセリフが飛んだ当時の様子を紹介した。

 また、舎人のキャラクターを構築する際、最初にイメージしたのは「おさるのジョージ」だったことも明かされた。三谷は「ジョージは試行錯誤を繰り返す。それを子供たちが見てこうやって物事を考えていけばいいと学べる一面がある」とその理由を語った。

 改めて三谷は「香取さんの舎人のチャーミングな所も見てほしいけど」と前置きし、タイトルに込めた思いを明かした。「人に見られる良し悪し、誰かが見ているから頑張れることも当然ある。誰も見ていなかったらやらないと思う。だから見てほしい、思いを伝えたい、見ている人がいるから成長するという意味をタイトルに集約した」。

 それを初めて聞いたという香取は「とにかく明るく笑顔になっちゃおうという感じだと思った」としながらも「去年の撮影だったので待ち遠しいかった。ステイホームの期間も『今!』と思って。お家時間も増えていると思うのでお供に」と呼びかけていた。

 『誰かが、見ている』は、9月18日にAmazon Prime Videoで独占配信される。

この記事の写真

記事タグ

コメントを書く(ユーザー登録不要)