竜星涼、古川雄輝、井上竜太監督

 映画「リスタートはただいまのあとで」公開記念舞台挨拶が5日、東京のユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、ダブル主演の古川雄輝、竜星涼、メガホンをとった井上竜太監督が出席した。

 本作は、職場で上司に人間性を否定され、会社を辞めて10年ぶりに田舎に戻った光臣(古川)と、長野県で農園を営んでいる熊井じいちゃんの養子で、ふさぎこんでいる光臣を励まし、心の痛みに寄り添う優しい大和(竜星)が、“そのままの自分”を受け入れてくれるお互いの存在の大きさに気付き、次第に惹かれていく心模様が描かれる癒し系純愛BL映画。

 「癒される」との声が多数届いている本作にちなみ、“最近癒されたこと”を聞かれると、古川は「長野で撮影したんですけど、おやきが売っていたり、あんずが有名だったのであんずプリンを持ってきてくださったりして、そういうものを撮影の合間につまみながら撮影したのは癒しでした」と振り返り、「普段ですと、夜にお酒を飲むことですね。毎晩飲んでいて、それが僕にとって癒しの時間です」とニッコリ。

 竜星は「撮影中は地元の人たちと飲みに行くことがあったんですけど、それはいい息抜きになって癒しになりましたね。そこで出会った人たちが最近、『新聞に載ってるよ』とか『見たよ』とか、そういうLINEを送ってくれるんですよ。それはほっこりでしますね」と笑顔交じりで語り、「劇中にもあった焼き鳥屋さんとか、そこの矢沢(永吉)好きのオーナーとか、基本矢沢つながりで仲良くなっていったんですけど、僕の親くらいの世代の方たちですが、LINEとか返してくるのが早いんですよ。自分たちで作った永ちゃんのスタンプとか送ってくるんですよ。かわいいなあと思いながら」と嬉しそうに話した。

 同じ質問に、井上監督は「長野の千曲市と上田市で撮ったんですけど、地元の人たちが温かくて、ロケ場所でぜんざいを作ってくれたり、みかんやいちごを『どんどん食べなさい』って言ってくれて、その優しさに癒されましたね」と感謝し、「最近では試写で見た方や、昨日から公開されましたが、多くの方に見ていただいて、Twitterとかで『癒されました』とか、『一歩踏み出すことができます』とか、そんな嬉しい感想見て癒されております」と声を弾ませた。

 また、タイトルにちなみ“リスタートしたいこと”を質問されると、古川は「大学卒業して10年経つんですけど、卒業後はお芝居以外の勉強をあまりしてこなかったので、改めて勉強をリスタートしたい気持ちがあります」といい、「学生のときに興味なかったことに、この年齢になって興味が出てきたりすることもあるので、新しい知識を学びたいなという意味で勉強をリスタートしたいなと思っています」と返答。

 対して竜星は「今の人生においてリスタートしたいなと思うことがないくらい、満足しているんですよ(笑)。いろんなものを見させてもらったし、今のままでいいかなと」と言いつつ、「あえて言うならもうちょっと学生のときに歴史とか漢字とか、そういう勉強をしていれば、今また勉強しなくてもよかったなって。(学生時代に)あまり勉強しなかった点だけ反省しています。リスタートというより反省ですね」と語った。

 さらに、芸能生活10周年を迎えた古川と竜星は、これまでの10年の感想と、今後チャレンジしたいことを尋ねられると、古川は「最初は何もわからない状態でこの世界に入ってきて、がむしゃらにやってきた部分もあるので、なかなか自分の思い通りにいかなかったり、後悔する部分があったり、それこそリスタートしたいことも多かったんですけど、その思いを生かして、これから先10年はお世話になった方々に恩返しができるような作品に出会って、やっていけたらいいなと思っています」としみじみと語り、竜星は「いつの間にか10年経っちゃったって感じがして、まだやり始めって感覚でいられないのはさみしいような気がしますが、でも今回のコロナの影響もあって、1回足を止める時間が僕にとってすごくいい時間になりまして、自分にとって“俳優とは”ということを考える時間になりました」とコメント。続けて、竜星は「それこそいいリスタートのタイミングと言いますか、これから先のことを考えるいいチャンスになったので、2000年の歴史がある俳優という職業を僕が背負ってやっていかなければいけないという決意みたいなものは、この10年の節目のタイミングで考えられてよかったなと思いますね」と熱く語った。

 加えて、再び2人で共演するならどんな作品や役をやってみたいか聞かれると、古川は「今回の映画もそうですけど、キャラクターのキャスティングが、僕の性格と竜星君の性格に合ったような分けられ方をしているので、次は逆でやってみたら面白いかなと思います」と提案し、竜星も「なるほど!(古川の)めちゃくちゃ陽気なキャラを見てみたいです」と賛同。これに会場からクスクスと笑いが起こると、古川は「すごい笑うなあ」と苦笑し、井上監督は「企画します。陽気な古川君を(笑)」と笑顔で語った。

 最後に、締めコメントを求められると、井上監督は「最近、コロナであるとか、心がギスギスすることがあると思うんですけど、この映画が心を癒すことができたら嬉しく思っております。ぜひ多くの方に広めてくれたら嬉しいです」とお願いし、竜星は「この夏はあまり旅行できなかったと思いますけど、旅行したような気分になれるような癒しを、この作品がきっと届けられると思いますので、ぜひいろんな方に勧めていただけたらなと思います」とコメント。古川は「家族愛、恋愛、成長物語だったり、そういったこの作品の全体を見たあとに、ラストカットを見ると癒される作品になっていると思います。ぜひまた劇場で見ていただけたらと思います」とアピールした。

この記事の写真

記事タグ

コメントを書く(ユーザー登録不要)