INTERVIEW

ゆあさみちる「誰でもない、自分自身になりたい」表現者としての決意と覚悟


ゆあさみちる

記者:平吉賢治

掲載:20年08月14日

読了時間:約5分

 歌手のゆあさみちる。シングル「私の花」で4月にメジャーデビュー。本作のカップリング曲「花の名前」は、映画『セイキマツブルー』(公開日未定)のエンディングテーマ曲に起用され、同映画には自身も上野美伽役で出演。ゆあさは4歳からピアノを習い始め、小学校では吹奏楽でトランペット、中学からは声楽でイタリア歌曲を習うが日本語の歌にも興味を持ちポップスも歌い始めるという経歴を持ち、邦楽洋楽問わずありとあらゆる種類の音楽の、多数のカバー曲レパートリーを持つ。インタビューでは歌手デビューまでの軌跡や、デビューシングル「私の花」について、そして彼女のバックボーンや人物像に迫る。【取材=平吉賢治】

デビューまでの軌跡、オリジナル歌手としての責任

「私の花」ジャケ写

――歌手になろうと決心したきっかけは?

 声楽を学び始め、歌う事が楽しい! とは思っていたが将来も、歌っていきたい! と夢へと変わった瞬間は『NHKのど自慢』出場がきっかけでした。何かを感じてくれたからこその拍手や涙を貰えた時、自分の居場所を感じました。

――デビューまでの期間に特別な出会いなどはありましたか。

 GLAYのプロデューサーであった佐久間正英さんは上京するきっかけをくださいました。
この方の書く作品を歌いたい、と思わせてくれたのは花岡優平さんです。

――歌手デビューするまでに、最も深い経験と感じたこと、歌手としての光が見えた体験、悩みや葛藤の時期などについて教えてください。

 器用貧乏、色々歌えるからこそ難しい。つまらない。などなどずっと言われてきたことが本当に苦しかったです。落ち込んでばかりで向いていない、歌うのを辞めようと思ったこともありました。しかし、ずっと夢見ていた歌謡曲の世界。憧れていた花岡優平先生の作品でデビューする! と目標をかかげ我武者羅に自ら動きはじめてから自分の考え方、生き方がガラッと変わりました。人頼りでは なんにも果たせない。自分の人生は 自分で切り開く。自分に自信を持つには誰でもない自分がまず自分を信じきるところから始まると思います。

――デビューが決まった時、率直にどんな気持ちでしたか。

 歌手としての一歩を踏み出しワクワクしながらも、これからはオリジナル歌手としての責任のようなものを感じております。表現者ゆあさみちるとしての第1作目なので気合いが入ります。

泣きながら書いた「花の名前」

――デビューシングル「私の花」を最初に聴いた時、どんな印象を受けましたか。

 念願のゆあさみちるとしてのデビュー曲ですので感動しました。そして、背中を押してもらいました。歌詞に勇気づけられメロディにはパワーをもらいました。きっと、聴いてくださる方々にも私が感じたパワーが届くはずだ! 届くように歌って行かなくては! と思っています。

――「私の花」からは深い情熱と強い生命力を感じます。歌うにあたり、特に力を入れている部分は何でしょうか。

 力強いメッセージだからこそ力まず歌うように心がけています。

――歌詞に<何のために 誰のために 運命(うんめい)受け入れながら…>という部分がありますが、歌手として“運命”を感じたことは?

 デビューそのものが運命に導かれたなと思います。秋元順子さんの曲を聴いて、この作家さんの作品でいくしかない! と夢の輪郭がしっかり見えました。

――映画『セイキマツブルー』のエンディングテーマ曲に使用される本作カップリング「花の名前」は、ご自身作詞作曲の楽曲ですが、どのような想いで制作しましたか。

 映画のために書き下ろしたものではないのですが、この作品は泣きながら書きました(笑)。
大切な人が悩み苦しんでいるのに助けることも出来ず、私も苦しかったです。その時に、出てきたのがこの曲でした。

――「花の名前」の歌詞の<痛みを知るあなただから>という部分の“痛み”が指すものとは?

 心の痛みです。心の痛みが苦しませるけれど、心の痛みが喜びを教えてくれると思うんですね〜…苦しみも、悲しみも、愛も、喜びも痛みを知る人しか感じられないと思い、書きました。

――本作は2曲“花”というフレーズが含まれるタイトルですが、特別な意図があるのでしょうか。

 たまたまです(笑)。お花が大好きなので本当に嬉しいです。ちなみに「私の花」のMVで共演している花は大好きなダリアです!!

――映画『セイキマツブルー』には上野美伽役で出演されますが、役柄を演じた印象は?

 やる気は満々でしたが、レッスンではカチコチの演技でとても不安でした。まさかの女子高生役でしたが、本番は学生服も着て、高校で撮影でしたので役にすんなり入っていけたと思います。いじめっ子の役をやらせていただいたのですが、とても嫌な感じに演じれたと思います(笑)。

こういう時だからこそ歌に力があると信じて歌う

ゆあさみちる

――美空ひばり、郷ひろみ、安全地帯、尾崎豊、秋元順子、宇多田ヒカル、カーペンターズやビートルズなどの洋楽からアニソンやスタンダードジャズまで、他にも多数のカバー曲がありますね。特に影響を受けたアーティストは?

 秋元順子さんです。

――様々な楽曲をカバーすることで、最も糧になると感じることは?

 カバーをやらせていただくことによって、自分でも気がつかなかった可能性を引き出してもらえているんじゃないかなと思います。

――歌を歌う上で最も大切にしている信条は?

 まず、自分が楽しむ。そして、上手く歌おうとせずいい歌を歌えるようになりたいです。

――プライベート面のお話も聞かせてください。ご趣味は?

 お酒全般と読書が好きで西原理恵子さん、益田ミリさんが特に大好きです。あと相撲も好きで推しの力士は、阿炎、豊山、照ノ富士、照強です!

――新型コロナウイルス感染症拡大という特殊な時期ですが、こういった時代だからこそ、歌を通して伝えたいことなどはありますか。

 こういう時だからこそ歌に力があると信じて歌っていきたいです。

――今後の目標は?

 誰でもない、自分自身になりたい、「ゆあさみちる」の歌が聴きたい! と必要としてもらえる歌い手になりたいと思っています。

(おわり)

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