INTERVIEW

Leola×JAY'ED「プロポーズは女の子の夢」コラボで届けるラブソングに迫る


Leola×JAY'ED

記者:小池直也

掲載:20年07月14日

読了時間:約7分

 シンガーソングライターのLeolaが7日、「ふたり feat. JAY'ED」を配信リリース。コロナ禍によるライブの自粛により自身の公演が中止になりつつも、こつこつとSNSでの発信を続けてきたLeola。彼女約8カ月ぶりの配信シングルとなる「ふたり feat. JAY’ED」は、LDHの同士であるJAY’EDを迎えたウェディングソングとなっている。このコラボレーションはどの様にして実現したのか、制作はどう進んでいったのか、そしてLeolaの理想のプロポーズとは。緊急事態宣言のさなかに考えていたことなどLeolaとJAY’EDに話を聞いた。【取材=小池直也/撮影=冨田味我】

自粛期間中の活動や過ごし方

Leola

――自粛期間中の活動や過ごし方について教えてください。

Leola 予定していたライブも中止になりました。すべてが白紙になってしまった形で何もできなかったんですけど、とにかく発信はしなきゃといけないと思いSNSで動画を上げ始めたんです。私自身も自粛期間中の楽しみがご飯を食べることくらいしかなかったので、みなさんの1日の楽しみが増えたらいいな、と。そうしたら思った以上に反響を頂いて、やめられなくなってます(笑)。自分の日課にもなっているので可能な限り続けていきたいです。

JAY'ED 僕は自粛期間中の最初、何にもしなかったです(笑)。途中からはZoomなどでチームの人とコミュニケーションしながら制作を始めました。ネット回線の改善からスタートしましたが、色々なことが家でできるようになったんです。スタジオとして使っていこうという意欲が出ましたね。あとは自分で歌詞やメロディだけでなくトラックを作ってみたり、今までやっていなかったことの練習をしてみたり。

――先のわからない不安に気分が落ち込んだりはしませんでしたか?

Leola あらためて「どういう道をたどって音楽をやるのか?」と考えました。いつ日常に復帰できるかもわからないし、この1年にやるはずだったことを来年に持ち越すことができるかもわからないですから。でもこの期間でパワーアップできている部分がひとつでもあればいいなと思います。

JAY'ED 音楽をやる以前の「これからどうなってしまうんだ?」ということと、人間としてのライフスタイルについての不安はありました。もともとインドア派なのですが(笑)、だからといってずっとゲームばかりしていたら、どんどんダメになっていくんだろうなと。そういう怖さです。だからこそ、家でもできる制作をしようとチームで話し合ったんです。

――おふたりは以前から交流があったのでしょうか。

Leola JAY'EDさんがLDHに入られてから、ライブのイベントにも遊びに行ったりしていたんです。プライベートでも共通の友人がいて、たまたま会うこともありました。

JAY'ED 同じ部屋にいると名前の通り、太陽みたいでこっちまでハッピーになれる様なバイブスがありますね。そこが自分とは違うなと。

Leola 私はJAY’EDさんの曲をデビュー前から聴いていますし、声も大好きです。たしかに最初は遠い存在だと感じていたので、話かけづらいところもありましたけど(笑)。でも、知れば知るほどギャップがあるんです。ほんわかしていて優しいけど、音楽のことになったらストイックにかっこいいところを見せていく。そこに私は惹かれていて、いつか一緒にやってみたいなと思っていました。

――なぜ今作のテーマが「結婚」になったのか教えてください。

Leola 自分がそういう年齢になってきたというのもあって、いつか書きたいと思っていました。同世代の仲の良い友達たちも結婚という道に進んでいますが、結婚式に呼ばれても行けないことが多いんです。お祝いしたいという気持ちはあるし、できれば歌のプレゼントもしたかったんですけど…。だから、その場で祝福できなかった友達たちに向けて作りたかった、という想いもあります。ひとりで作るのもありだと思うんですけど、結婚はふたりでするものなので誰かと作りたかったんです。だからJAY'EDさんと一緒にやることが決まって、すぐ「ウェディングだ!」と思いました。

意外に女子は「良い」って思ってる

JAY'ED

――コラボレーションが決まった経緯は?

Leola 去年の末にプライベートでご一緒させてもらっていて、その時に「一緒に曲を作ってもらえませんか?」と勢いでオファーしていたんです。「ぜひ!」と言ってもらえたんですけど、年明けに連絡したら覚えてなくて(笑)。それから、あらためてお願いして制作がスタートしました。詞からとりかかって、自粛期間の直前まで何度か一緒にスタジオに入っています。私はJAY'EDさんのラブソングが好きなので最初から「ロマンティックな愛の歌」というイメージがありました。

JAY'ED 普段の僕は切ない曲だったり、最近だとヒップホップ寄りの客演が多いんです。なので話をもらった時は自分のハッピーな部分を引き出してもらえるだろうな、という予感がありました。しばらくラブソング自体を書いていなかったので、年々作るのが恥ずかしくなっているのですが、Leolaさんに背中を押してもらえましたね。

――歌詞にはLeolaさん自身の「こう言われたい」という理想も込められていたりするのでしょうか?

Leola プロポーズって女の子の夢じゃないですか。私は割と男らしく言ってほしいタイプなので、JAY'EDさんの歌詞もそういうワードをチョイスさせてもらっています。女性側はそれに大人しく付いていくのではなく「こういうことは忘れないでね」としっかり言えるふたりを演出しました。

JAY'ED やっぱり恥ずかしさがあって「これ言い過ぎじゃない?」「ちょっと女の子っぽい?」と確認することは多かったですね。もちろん口に出した時に違和感を感じた場合は正直に言いましたし、自分の気持ちもしっかり入れています。

Leola <○○だよ>にするのか、<○○なんだ>にするのかという語尾の細かいところを「こっちの方が男性っぽいです」と意見を言わせてもらいました。男性は「ここまで言っていいのかな」と思うかもしれませんが、意外と女子は「良い」って思ってるんです。それをただ伝えただけです(笑)。

――サビの最後にある<Marry me>は全コーラスに渡りJAY'EDさんが歌われていて、意図を感じました。

JAY'ED パートをどう分けるかは念を入れて考えていきましたが、そこの部分は決まってましたね。

Leola 「<Marry me>はJAY'EDさんです」って(笑)。やっぱり男性に言ってほしくて、そこはワガママを聞いていただきました。

JAY'ED 僕も「恥ずかしいから一緒に歌ってよ」と言ったのですが、確かにリスナーとして聴いた時に、ストーリーやリアルな部分を考えると自分が歌うべきだなと理解しました。僕自身も結婚しているんですけど、この曲の様なプロポーズができていなかった面があって(笑)。この曲は2度目のチャレンジみたいな気持ちで歌っています。

パズルのピースを合わせていく様な制作

Leola

――歌詞以外の作曲に関してはいかがでしょう?

Leola 最初のデモのイメージではギター1本の伴奏だったんです。シンプルだけど歌いたくなって、ほっこりする楽曲にしたかったんですよ。私がコード感を主動して、それにJAY'EDさんがメロディを付けていくという流れでした。

JAY'ED キー(音の高さ)に関しては何回かトラック自体を変えたりして、どの高さでふたりの化学反応が起きるかを探っていきました。

Leola そうですね。当初のサビはぜんぜん違ったんですけど、もう少しドラマティックにしようと試行錯誤したんです。

JAY'ED 最初は高すぎて僕がダメでしたね(笑)。

Leola それだとJAY'EDさんの良さが出ない。でも逆にそれに合わせて低くしすぎると私の良さも出ないので、どちらの良さも出るように考えながら決めたんです。

JAY'ED パズルのピースを合わせていく様な感じでした。

――この曲を実際のライブで聴けるのは先になってしまうかもしれませんが、配信ライブの予定などはありますか?

JAY'ED

JAY'ED この曲はレコーディング以来、歌ってないですからね。せっかく作ったのでお客さんの前で披露できたら1番いいのですが、せめて配信で僕たちが歌っている姿を届けられたらなと思います。

Leola インスタライブはタイムラグがありますし、ライブじゃなくても投稿する時は制限があったりして、もどかしいなと感じます。でも何よりもお客さんの顔が見えないことが難しいです。みんなが笑顔になってくれたり、涙してくれたりする姿を見ることで「この曲、作って良かったな」とか「歌ってよかったな」と思えるので。配信で音源を届けられるのは音楽の良さなんですけど、披露して完成していく面もあるなと痛感します。

――この先、おふたりのコラボレーションがまた実現することはありえますか?

Leola 私としては「こういう曲を作りたい」という夢を叶えてもらえたので、次はJAY’EDさんのアイデアでもやってみたいです。それがふたりで歌う、という形にならなくても、一緒に音楽を作ることは今後もできたらなと私は思ってます。

JAY'ED 僕もそういう気持ちがあります。一緒に歌って気持ち良かったり、後から聴いて「いい感じだな」と思う部分があるので、色々なタイプの曲を彼女と作れたら面白いんだろうなと。ふたりでやることで色々な引き出しがありそうだなと感じています。形はどうあれ、良い音楽を一緒に作っていけたらいいですね。

(おわり)

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