INTERVIEW

lol-エルオーエル-「今まで以上に一つになっている」進化に見出す希望


lol-エルオーエル-

記者:村上順一

掲載:20年07月03日

読了時間:約11分

 男女混成ダンス&ボーカルグループのlol-エルオーエル-が6月24日、配信シングル「work it out」をリリース。同曲は11枚目のシングルに収録される。作詞・作曲にDef TechのMicroが担当し、このコロナ禍で落ち込んでいる世の中に、希望を与えてくれるような、温かみのあるミディアムナンバーを完成させた。lolの5人も歌詞を読んだ瞬間に今の自分たちとリンクしたという。2020年8月12日にデビュー5周年を迎える5人がどのように自分自身と向き合い、これからのことを考えているのか、話を聞いた。【取材=村上順一/撮影=冨田味我】

自粛期間で考えていたこと

小見山直人

――自粛期間では、自分を見つめ直せる時間もあったと思うのですが、どのようなことを考えて過ごされていましたか。

小見山直人 時間がたくさんあったので、この時間を無駄にはしたくないなと思いました。前はジムに通っていたんですけど、閉まってしまったので、自宅でトレーニングしながら自分を見つめ直していました。トレーニングのやり方や料理で健康面にも気を付けたりしていて。その中で前にもちょっとやっていたんですけど、ギターに改めてチャレンジしていました。

――どんな曲を弾いていたんですか。

小見山直人 HYさんの曲とかいろいろ弾いてました。あと、コードを押さえる練習をしていました。上手くなったらlolとして披露出来たら、と考えています。

――hibikiさんはいかがでしたか。

hibiki lolを始めてから長期の休みはなくて、デビューした頃は右も左もわからない状態でがむしゃらに突っ走ってきた5年間でした。それもあって、あまり考える余裕もなかったんです。今までの反省点や無駄を省くといった冷静に考える時間になりました。これからはただ頑張るだけではダメなんだということに気づきました。どういう歌を歌いたいのか、今何をすべきなのか、25歳までにどうなりたいのか、などプランを考えていました。充実した1年を毎年送るためにはどうしたら良いのか、ですね。

――hibikiさんは昨年のインタビューで、平坦な1年にはしたくないと仰っていましたね。どんな25歳になりたいですか。

hibiki う~ん…。マライア・キャリーみたいな25歳になりたい(笑)。

honoka そこはビヨンセじゃないんだ(笑)。

――3年後が楽しみです(笑)。mocaさんはこの期間、どのように過ごされたましたか。

moca お家にいる時間が増えた分、周りにいる人たちの大切さをすごく感じることが出来ました。この自粛期間中は毎日妹に電話して、一緒に生活しているかのようにトレーニングしたりして。意識を高め合う生活が出来たので楽しかったです。上京する前はケンカばかりしていたんですけど、離れて暮らしてみてちょっと変わってきました。妹は意識がすごく高くて、ストイックで私とは真逆の性格なんです。それに引っ張られて私も成長出来たと感じていて。

honoka mocaも意識高いと思うけどね。

佐藤友祐 具体的な成長出来たところが聞きたい(笑)。

佐藤友祐

moca えーと、早寝早起きです(笑)。というのも朝の8時に妹からLINEが来て、そこから1日の生活が始まるんです。

佐藤友祐 この時期にそれが出来るのがすごい!

――そんな佐藤さんはどんな事を考えていたんですか。

佐藤友祐 僕は正直、半分は無駄に過ごしてしまいました…。ライブがなくなってしまって、家にいる時間も増えて、自炊にも挑戦しましたけど、気持ちも滅入っていたので、やらなきゃいけない事も出来なくて。「なんなんだ、この時間は」と思いつつもゲームをしてしまったり。でも、この時間に何か得るものが必要だと思ったので音楽制作をしてみたり、写真集が6月に発売されるので、その作業をしたりしていました。目標にしていたライブなどがなくなり、モチベーションが下がっていたのは事実です。でも、1分1秒無駄に出来ないので、今やれることを全力でやらないといけないなと思いました。

――曲は近いうちに聴けそうですか。

佐藤友祐 まだわからないですけど、「楽しみにしていて下さい」、とだけ伝えておきます(笑)。

――honokaさんは?

honoka 私は落差の激しい自粛期間でした。やる気がある日はラップを考えたり、ピアノを弾いてみたり色々とやってみたりしたんですけど、今日はダメだなという日は一日中ベッドの上にいた日もありました(笑)。やる気のある日とない日の差が激しく、昼夜も逆転するしで…。

――すごくメリハリがあったんですね(笑)。その中で考え方が変わった部分もありましたか。

honoka 一人で考える時間は確かに多かったです。なので、見つめ直せたところもあって、以前よりも少しメンタルは強くなれたかなと思います。そもそも私、打たれ弱くて…。

佐藤友祐 メンバーの中では一番打たれ弱いですから。

honoka もうメンバーから助けてもらいつつ頑張ってます。一人の時はネガティブなんですけど、lolをやっている時はすごくポジティブなんです。

――逆に打たれ強いのは?

小見山直人 メンバーの中だったらmocaだと思います。

moca 確かにちょっとやそっとのことでは、びくともしないかも(笑)。

moca

佐藤友祐 裏で人を操っているぐらいですから。

――lolの裏番長的な感じも?

小見山直人 僕がリーダーなんですけど、いつも操られています(笑)。

moca えー、私すごく感じ悪い(笑)。そんなことないですから! 打たれ強いだけです。

今の心境にリンクする「work it out」

honoka

――さて、「work it out」がリリースされますが、lolにとってどんな1曲になりましたか。

小見山直人 僕らの11枚目のシングルになる曲で、必ず上手く行くという意味のある曲なんです。3月に5周年を記念したライブをやる予定だったんですけど、新型コロナウイルスで延期になってしまいました。それですごく落ち込んでいたんですけど、ファンのみんなが「lolの曲を聴いて元気が出ました」と言ってくれて、僕らもそれに応えたいという気持ちが生まれました。そこにDef Tech のMicroさんが曲を書いて下さって。離れていても心は繋がっているというメッセージが強く込めらていて、僕らの心境ともリンクした、良い曲をいただいたなと思っています。

佐藤友祐 聴いた瞬間にすごく自分たちの気持ちを捉えてくれている歌詞だなと思いましたし、今の心境にピッタリな1曲になりました。

――印象的な歌詞はどこでしたか。

hibiki <時計の針は戻せても>というところです。その歌詞の前にあるラップパートとのギャップがあるんですけど、それが心地良いなと思いました。

moca 私は<離れ離れでも心はone Team>という歌詞がメンバーと重ねられる歌詞だなと思いました。あと、サビの<やるせない夏に 君を追いかけて>というフレーズが、すごくキュンとしました。

佐藤友祐 この曲のサビの歌詞って、すごくストレートで普通のことを歌っていると思うんです。でも、このシンプルな歌詞がすごく自分に刺さりました。ちょうど歌詞をいただいた時が、3月の末あたりだったんですけど、特に<今のこの1秒もすでに過去>という歌詞がこの自粛期間にダラダラしていた自分に、こんな事をしている場合じゃないと気づかせてくれて、自分を奮い立たせてくれました。あと、恋愛として捉えられるのもお洒落だなと思いました。

honoka 私はAメロでファンの方に会えない、今の心境を全て代弁してくれている気がしています。愛を形にしたいけど、この音楽で伝えたいというのは、この冒頭で伝え切っていると感じて、すごく印象的でした。いきなり告白したみたいなインパクトがありました。

佐藤友祐 出会った瞬間に好きだと、言われたみたいな。

5人が乗り越えた壁とは

hibiki

――「work it out」の歌詞に<乗り越えられない壁なんてない>という歌詞がありますが、皆さんがこの5年間で壁を超えたなと思った瞬間はありますか?

moca 2年前ぐらいに行った合宿です。毎日早起きして掃除をして、ランニングから筋トレ、ダンスレッスン3本というのを1週間毎日やり遂げられたのは、壁を超えた感覚がありました。3日目あたりは身体が本当にキツくて、大阪に戻りたいと思いましたから(笑)。でも、そこでメンバーとの絆もより深まったと思います。

honoka 食事をゆっくりとる時間もなかったんです。

佐藤友祐 移動しながら食べていて。個人的には壁を乗り越えたかどうかすらわからない(笑)。

小見山直人 いやいや、あれは壁を乗り越えたでしょ。僕らは一生懸命壁をよじ登ったけど、友祐は梯子を使ってズルした感覚はある(笑)。

佐藤友祐 壁を乗り越えられなかった分、近道を僕はしちゃったんですけど、道が分からなくなって迷子になっている感覚はあります。これって人生と一緒だなと。近道をすればするほど自分が目指すべきところがわからなくなることもあるんだなって。

moca 友祐はランニングで近道しようとしてたよね。

佐藤友祐 毎日、世田谷公園を5キロくらい走っていたんですけど、ちょっとキツかったので近道しようとしたら、迷子になりかけて(笑)。なので、僕が一番伝えたいことは遠回りが一番の近道だということなんです。

honoka なんかうまいこと言ったみたいになってる(笑)。

――(笑)。小見山さんの乗り越えた壁は?

小見山直人 先ほどもお話しに出てきたギターなんですけど、Fコードを押さえられるようになったことです。一度ギターをやめた理由がFコードの壁にぶつかったからなんです。それで、今回時間があったので、弾いていく中で押さえられるようになって、壁を越えたなって。

hibiki 私はしょっちゅう壁にぶつかるんですけど、これはすごい壁だったなと感じたことは、初めてのワンマンライブのリハーサル期間でした。朝の6時から夜までぶっ通しでリハーサルをやっていて、今のところ人生で一番キツかったのがそのリハーサルでした。一発目のワンマンだからというプレッシャーもあって、体力的にももちろんなんですけど、精神的にも大変だったんです。でも、なんとか無事に乗り越えて。

honoka 本当に大変で、立ちながら寝そうでしたから(笑)。

hibiki すごく大変だったんですけど、ライブ本番で客席にライトが当たった瞬間に頑張ってきて良かったと、1曲目のイントロから泣きそうになってしまいました。一緒に大変な思いをしてくれるみんながいたから頑張れたし、最後までやり遂げられたと思っています。

――一人では困難なことも仲間がいることで頑張れることって沢山ありますよね。佐藤さんはどんな壁を乗り越えましたか。

佐藤友祐 僕は昨年、舞台『熱海殺人事件』に出演させていただいたことです。それは、長台詞が沢山あって精神的にも追い詰められていました。これまでに僕は演技の経験もあったわけではないので、プレッシャーで毎日寝れないくらいで…。その中でも一番大変だったのが大声を出すことでした。もう出しすぎて声が出なくなってしまったんです。

 ちょうどその時にlolのリリースイベントもあったので、大変でした。舞台も1日2公演がある日は声が出るか出ないか不安で…。でも、千秋楽を迎えた時にすごく達成感があって、22公演が終わった時は感動しましたし、壁を一つ乗り越えた感覚もありました。

――良い経験をされたんですね。honokaさんはいかがですか。

honoka mocaとhibikiが話してくれたことは、同じく私も壁を乗り越えた、と感じられた経験でした。なので個人的なところでお話すると、この前写真集の撮影があったんですけど、そのためにダイエットをしていたんです。私はパンやラーメン、パスタなど小麦粉を使った食べ物が好きなんですけど、一カ月間はそれらを断とうと思って。それで頑張って無事に撮影が終わって、パンやラーメンを解禁して、食べた瞬間に壁を越えたなと思いました(笑)。

――好きなものを断つというのはすごく大変ですよね。

honoka これが本当に大変で、パン屋を見るたびに我慢するのがしんどくて。

hibiki 写真集の撮影もみんな時期がバラバラだったので、他のメンバーが食べてるのを見ちゃうので、それも大変だったと思います。

honoka そうそう。でも、無事に誘惑に勝つことができました(笑)。

――その成果を写真集で皆さんに見てもらえると嬉しいですね。最後にこの5年間でlolが一番変化を感じられた部分はどこだと思いますか。

小見山直人 これまでが悪かったわけではないんですけど、仲の良さだと思います(笑)。ここ最近は、より仲が良くなったなと感じています。

佐藤友祐 確かに! これは全員一致で仲の良さだと思います。気持ち悪いくらい仲がいいですから。lolの時は仕事のことで揉めたりもするんですけど、lolから離れた時の方がもっと仲がいいですから(笑)。

moca 昨年のツアー『lol live tour 2019 -lightning-』あたりからすごく変わってきたよね。

hibiki ツアーリハも長かったのもあって。

佐藤友祐 ライブの演出をしてくださった方が「みんなでご飯食べよう」と、みんなで食事行ったりしたのも大きかったのかなと。

小見山直人 なので、今すごくlolが今まで以上に一つになっていると感じているので、期待してもらえると嬉しいです。

(おわり)

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