シングル「Imitation Rain/D.D.」で初週売上77万6836枚(Snow Man「D.D./Imitation Rain」との累計は132.8万枚)を記録して華々しいデビューを飾ったSixTONES。順風満帆の船出のように見えるが、ここに辿りつくまでには苦悩もあったように感じれる。それらを乗り越えられたのはメンバーの「絆」。それが感じられる楽曲に着目し、6人のグループ愛を見ていく。

 今年1月に、X JAPANのYOSHIKIプロデュースの楽曲「Imitation Rain」でデビューを飾ったSixTONES。7月22日に発売を控える2ndシングル「NAVIGATOR」の表題曲は、アニメ『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』のオープニングテーマに起用されるなど、期待されている。

 順風満帆に見える彼らだが、ジャニーズJr.として10年以上の下積みを経験。ここに辿り着くまでにはさまざまな苦悩もあったように感じられる。「デビューできるのか」という不安を抱えながらも、夢を信じて歩いて来られたのは、そこに揺るぎない「絆」があったからかもしれない。この「絆」を感じられる楽曲に着目し、6人のグループ愛を辿っていく。

奇跡の6人組であることを再確認させる「光る、兆し」

 2019年に、「モンスターストライク」のCMキャラクターに任命された際、CMソングとして制作されたのが「光る、兆し」。CM起用理由が、「“みんなでワイワイ盛り上がる”を体現しているグループである」というところからも、6人の仲の良さが伺える。

 松村北斗の<長い旅の途中僕らは/いつも迷いながら歩いてくんだ>という優しい歌声から始まるこの楽曲は、デビュー発表の約1カ月前に公開されたバラード。2012年、『私立バカレア高校』というドラマに出演するために集った6人が、いろいろな壁を乗り越えて8年越しにデビューを掴む。そんな6人の、Jr.時代を語ったような歌詞が詰まっている。

 サビの、<光る、兆し/奇跡のカケラが集えば 今を超えてゆくカギになる/ 出会えたこの意味を信じて>は、SixTONESが奇跡の6人組であることを再確認させてくれる。そして、「SixTONESらしさ」が顕著に表れているフレーズは、その後の<瞳、映る景色はそれぞれ違っても/心はどこかでつながってる>。SixTONESは、個性が強いグループと言われメンバーもそれを自負している。それゆえに一見バラバラに見えるが、なぜかまとまっている。それは根本に「心の繋がり」があるからだろう。その不思議な魅力に引き込まれる。

 デビュー発表から3カ月後、NHKの音楽バラエティ番組『ザ少年倶楽部』で「光る、兆し」を披露した時、<光る、兆し/奇跡のカケラに宿ったそれぞれの力合わせたら/見たことない輝き放った>と清々しく前を見据えていた6人。<諦め悪い歴戦の勇者 傷を誇り果敢に挑め>と歌う彼らに、「諦めないでくれてありがとう」と声を掛けたくなる、SixTONESの歴史が詰まった1曲だ。

光を掴み取った先に見えた「NEW WORLD」

 デビュー曲「Imitation Rain」のカップリング曲に収録されている「NEW WORLD」も、SixTONESの歴史を表している楽曲だ。<あの日の偶然の出会いから/始まった僕らのストーリー/きっと奇跡なんだ>と、ここでも、10代の時に集まった6人が、時を越えて夢を叶えた奇跡を感じさせる。

 なかでも、小学生の頃からジャニーズに身を置いていた京本大我と森本慎太郎が歌う、2番の歌詞が心に響く。<いつでも君のことが本当は羨ましくて><何度も何度もこの悔しさを力に/変えてゆく>というフレーズからも、さまざまな葛藤と努力が感じられる。しかし、その後に<誰でもない 僕らは僕らだ/気付かせてくれた/高め合う仲間と/その手を突き上げれば>と仲間が寄り添い、微笑み合う。このシーンにSixTONESの魅力が詰まっているような気がした。

 デビュー前のYouTubeチャンネル『ジャニーズJr.チャンネル』から話題となっていた仲の良さとその絆は、楽曲からも感じられる。スタイル抜群で面白さも兼ね揃えたジェシー、華麗な歌声からミュージカル界でも活躍する京本大我、俳優として頭角を表している松村北斗、グループのまとめ役でラップもできる田中樹、ワイルドに見えるが心優しい森本慎太郎、最年長の愛されキャラ高地優吾(※高ははしごだか)。個性豊かな「奇跡の6人組」が織りなす新たな楽曲、「NAVIGATOR」にも注目したい。【文=かなぴす】

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