指原莉乃の卒コンで柏木由紀、峯岸みなみとも共演した渡辺麻友

 渡辺麻友の引退に衝撃が走った。AKB48時代は“神7”の一人としてグループを牽引してきた。真面目で知られ、在籍中はスキャンダルなし。AKB48グループ総合プロデューサーの秋元康氏からは「清純派アイドル」と高く評価されていた。

 【写真】指原莉乃の卒コンでは、指原とデュエットも披露していた

 印象に強く残っているのは、AKB48選抜総選挙での悲願の1位。卒業した大島優子からグループの未来を託された渡辺が第6回大会で悲願の女王の座についた。嬉しさに浸るなか壇上で「AKB48グループは私が守ります!」と宣言した。

 12歳でAKB48入り。当時20歳という節目に手にした栄冠だった。

 総選挙で連覇を目指したがその後は最高位2位どまり。最後の出馬となった第9回大会で卒業を発表した。その年はデビュー10周年という節目。「新たな挑戦、イチから出直すつもりで、外の世界に飛び出そうという決意をさせていただきました」と区切りをつけた。

 その発表の席で渡辺は「この子たちに将来のAKBを託したいなと思いました」と語り、大島から受け継いだバトンを後輩に渡した。

 卒業後は女優として活躍。ミュージカル初主演作『アメリ』やNHK連続テレビ小説『なつぞら』などで存在感を示してきた。AKB48在籍時代にライバルとも言われた指原は当時、「ドラマをやってる時の麻友ちゃんは本当に楽しそう」とその印象を語っていた。

 個性派が揃うAKB48のメンバーのなかにあって、王道のアイドルとうたわれた渡辺麻友。メンバーから聞こえてくるのは真面目さ。そして後輩思い。同期の柏木由紀は過去に「イメージ通りストイックなので仕事が第一」とその人柄を語っている。

 その一方で柏木は「本番よりも楽屋の方がテンションが高い。とにかくボケるし」とも明かしている。お茶目な一面もあり、バラエティ番組では体もはった。唐揚げ好きで、16年に開設されたツイッターアカウント「@karaage_mayu」にもそれを入れた。

 そのツイッターアカウントも6月1日に削除され、発信されてきた多くのメッセージはいまはない。ただむなしく「このアカウントは存在しません」と表示されるだけだ。芸能界引退は寂しい限りだが体調最優先。

 その背中で示し続けてきた志は、AKB48グループに限らず多くのアイドルに影響を与え、そして受け継がれている。【木村武雄】

この記事の写真

記事タグ

コメントを書く(ユーザー登録不要)