7人組男性グループ、ジャニーズWESTの14枚目シングル「証拠」が6月24日にリリースされる。メンバーの藤井流星と神山智洋がW主演を務める、日本テレビ深夜ドラマ枠「シンドラ」12弾『正しいロックバンドの作り方』の主題歌であり、「人生」をテーマにした疾走感溢れるエモーショナルなロックナンバーだ。そこで綴られる歌詞は、ドラマの物語だけでなく、現代の人々の心に寄り添う応援メッセージが込められている。

 同ドラマは、主人公の青年ら4人がロックバンドを組み、日本最大級のロックフェス出場を目指して奮闘する姿を描く。「証拠」は、ドラマ主題歌ともあって物語を連想させる歌詞がたくさん出てくる。

 例えば、劇中では、将来が不安になったメンバーがバンドを抜けようとするシーンがある。そんな不安を表現した歌詞が、1番のAメロ<眠れない 眠りたくない 迫ってくる夜に また目を背けた>。しかし、Bメロでは<あーだこーだ言ってみたり どーのこーのぼやいたり いいさ 歌ってみればいいさ>と前向きな歌詞が綴られている。これは、もがきながらも仲間と支え合い、大好きな歌を歌い続ける劇中のバンドにぴったりだ。曲調も明るくなり、聴く方も前向きにさせてくれる。

 また、この曲にはドラマだけでなく現況にも重なるメッセージがみられる。新型コロナウイルス禍では、外出自粛のなか家にいる時間を楽しみ、音楽などでコミュニケーションを取ろうとする傾向も見られた。先の歌詞にある<歌ってみればいいさ>は、まさに今の状況を表している歌詞と言える。

 サビの、<こんなにも笑って いや泣いて 忙しなく叫ぶ君の心は 頑張っている証拠だよ>でもそれは見られる。生きている中では喜びがあれば悲しみもある。壁にぶち当たればやるせなくいら立つこともある。新型コロナウイルス禍に先を見通せずモヤモヤすることもあるだろう。感情の起伏にイライラする自分がいるかもしれないが、それさえも「頑張っている証拠」だと肯定してくれている。

 さらに、<置いてきぼりなんて言わないで 完璧じゃ疲れちゃうよ>と続く。立ち止まっている間に周囲に置いていかれてしまうような気持ちになるかもしれない。しかし彼らはそういう言葉で励ます。頑張れ、負けるな、と歌う応援歌が多い中、「証拠」は新しいタイプの応援ソングとも言える。

 ジャニーズWESTの楽曲には、頑張っている人を応援する力強い歌が多い。前作の13枚目シングル「Big Shot!」も『ワールドカップバレー2019』の大会テーマソングとして選手だけでなく応援する人を鼓舞させた。

 「Big Shot!」が、<勝ち取れよBig Shot! Big Shot!><時代に選ばれし者になれ>と、トップを目指す人たちの背中を押した熱い応援ソングだったのに対し、「証拠」は“そのままのあなたでいいんだよ”と、心を軽くしてくれる応援ソングといえる。

 歌詞にある<らしく行こうぜ!Long&Winding Road>のように、ありのままの自分を認めることも大切だと歌っている。「証拠」は令和の時代を象徴する応援ソングかもしれない。

 そんなジャニーズWESTの魅力は、楽曲だけでなく、メンバーの仲の良さにもある。すでに公開されたミュージックビデオの一部では、メンバーが円になり、向かい合って歌唱するシーンが。時折目を合わせたり、微笑み合ったりするのが絵になるのは、信頼関係がしっかりと構築されているからなのだろう。仲の良さが垣間見えるシーンも盛り沢山だ。

 2019年4月からParaviにて放送されている冠番組『パパジャニWEST』も、初回配信日に1日の加入数がParavi史上最高を記録するなど大人気。満を持して地上波レギュラーに進出することも発表された。地上波初となる冠番組を手にし、勢いを増すジャニーズWESTの活躍から目が離せない。【文=かなぴす】

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