撮影・木村武雄

ポニーテールを揺らし、マイクを向ける。

彼女を乗せたトロッコが、大歓声をかき分けていく。

明るいその笑顔は、元気溢れるグループを象徴しているかのようだ。

あどけなかった少女は、いつしかグループを牽引するほどまでに、たくましくなっていた。

写真は今年1月、TOKYO DOME CITY HALLで開催されたHKT48のコンサートの一コマ。センターに立つ田中美久は堂々としたパフォーマンスで盛り上げた。

コンサートも終盤に差し掛かり、トロッコに乗った彼女は、観客だけでなくカメラマンにも目線を送り、ポーズを決めた。

2年前、横浜アリーナで行われた『AKB48グループ感謝祭』で、宮脇咲良も同じようにしていた。自然と表れた受け継がれたもの。

この5日後には、自身のソロコンサートを行った。

着物姿でロックを歌ったかと思えば、女子の日常を描いた歌と演出を披露。同郷の森高千里の楽曲カバーではそのルーツを感じさせた。アッパーからバラードまでを多彩に歌い、表現力の高さをみせつけた。

昨年はメンバーの卒業が続いた。「不安というかモヤモヤした気持ちもありました。でも自分が頑張るときですし、悲しみ続けてちゃいけいなというときだと思った」。

彼女の成長を支えるのは、責任感、そして仲間の存在――、そんな気がした。

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