米シンガーソングライターのキャンディス・スプリングスが3月6日、女性ボーカル曲カバーアルバム『私をつくる歌 ~ザ・ウィメン・フー・レイズド・ミー』をリリースする。彼女が幼い頃から親しみ、影響を受けた女性シンガーの楽曲が取り上げられたジャズボーカル作に仕上がっている。客演も豪華で、ノラ・ジョーンズ(vo)、クリスチャン・マクブライド(bass)、クリス・ポッター(sax)、デヴィッド・サンボーン(sax)らが名を連ねた。今回はリリースに伴う来日公演も5月に決まっている彼女に、新作での豪華アーティストたちとの共演の思い出やプライベートでの過ごし方などについても話を聞いた。【取材=小池直也/撮影=冨田味我】

憧れの人ノラ・ジョーンズ

キャンディス・スプリングス

——日本は寒くないですか?

 ニューヨークよりは寒くないですね。私はナッシュビル出身で今も在住なのですが、地元とそんなに変わらないです。

——昨年末は「All I Want For Christmas Is You」を配信リリースされていましたね。オーケストラとの共演が素敵な楽曲でした。

 ありがとうございます。あれはギリギリでレコーディングしたものだったんですよ。

——前作から1年半ほど経ちましたが、その期間はどうされていたのですか。

 前作『インディゴ』が出た後に、ブルーノート・レーベルの80周年ツアーに参加していましたね。あとはテイラー・ムーア、アネッサ・ストリングスと一緒の女性だけのバンドもやったり。あとは車いじりをしたり、サッカーをしたりですね。今度試合もありますので(笑)。

——本格的ですね。充実された期間を経て制作された今作は、キャンディスさん自身が影響を受けた女性シンガーの楽曲を取り上げた作品とのことですが。

 生っぽいオーガニックな音で、ライブ寄りの楽曲がほとんどです。1stアルバムの『ソウル・アイズ』っぽい感じで、プロデューサーもその時と同じラリー・クラインにお願いしました。レコーディングは、ほとんど一発録りでボーカルもその場で録っています。リハーサルもあまりしませんでしたね。収録されているのは「ニアネス・オブ・ユー」をはじめとして、私が13歳、14歳の頃から演奏してきた曲になっています。

——「エンジェル・アイズ」で客演参加している、ノラ・ジョーンズ氏は憧れのシンガーだったとのことですが、共演するのは初めて?

 そうですね。彼女とは以前、ニューヨークからナッシュビルへの飛行機に乗る時に偶然トイレで会ったことがあるんですよ。そこで連絡先を交換していたので、今回の作品でメールしてみたら「もちろん!」と返事がありました。

 今回は私を作り上げてくれた曲たちを取り上げたコンセプト・アルバムなので、「ニアネス・オブ・ユー」をノラと歌おうと思っていたんです。でも最終的にエラ・フィッツジェラルドが歌った「エンジェル・アイズ」がお互いに影響を受けた曲だったのでこちらでコラボレーションすることになったんです。

 最初にノラの家で一緒に練習してから、スタジオにも入りました。私がウーリッツァーを、ノラがスタインウェイのピアノを弾いたのですが、憧れの人がこんなに近くにいて、一緒に演奏しているのが信じられませんでした。

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