「スパイの妻」場面写真(NHK)

 高橋一生が、8K・スーパーハイビジョンで制作中のNHKスペシャルドラマ『スパイの妻』に、蒼井優演じる主人公・福原聡子の夫で貿易商の福原優作役で出演することが決定した。また、音楽は長岡亮介が担当することも発表された。

 【写真】飛び切りの笑顔を見せる高橋一生

 映画『CURE』『散歩する侵略者』など、独自の作風から国内外で高い評価を得ている黒沢清監督がメガホンをとる。1940年代の神戸を舞台に、戦争という時代の波に翻弄されながらも、信念や愛を貫く主人公・聡子の姿を描く。脚本は、濱口竜介氏、野原位氏、黒沢清氏が担当する。以下はコメント。

高橋一生

 クラシックな物語性と新しい試み。リズムに還元されてしまいそうな劇的な台詞の数々。初めての黒沢組は終わって欲しくない程充実した時間の中でお芝居をさせていただきました。この作品の完成が心から楽しみです。

脚本・濱口竜介

 この企画への参加をお誘いいただいて以来、私が心に念じていたことは、黒沢清監督に最高に面白いドラマを撮っていただきたい、というその一点です。共同脚本の野原位ともども師匠である黒沢監督の胸を借りて思い切りぶつかった結果、生まれた物語はタイトル通り「スパイの妻」として戦中の状況に翻弄される一人の女性の話となりました。脚本家にも関わらず、完成作がどのようなものになるか全く予想がつきません。ただ、傑作となることだけは強く確信しています。いち黒沢ファンとして、参加できたことが心より嬉しく、誇らしく、完成を心待ちにしています。

脚本・野原位

 黒沢監督とこの企画を進め始めてから早2年が経ち、今とても感慨深い思いでおります。私自身も脚本チームの一員として関わり、黒沢監督から学ぶばかりで、その点でも非常にありがたい機会でした。兎にも角にも一観客としてワクワクしています。今作は黒沢監督が戦中を舞台にした新鮮で素晴らしい企画であり、そして濱口さんが脚本という二度とないかもしれない夢のタッグです。ここまで企画を支えてくれた方々にも心から感謝しています。この傑作の完成がただただ楽しみで仕方ありません。

音楽・長岡亮介

 欲しいなと思うものを自分勝手に夢想して、そのイメージを歌や演奏に気ままに落とし込んでいく、自分が作る音楽は大体そういう感じでした。今回は作品が放つイメージに自分のイメージを重ねていく、という初めての作業。興味深く加わらせていただきました。シンプルに、を心がけました。さあ、何曲採用されるのでしょうか?!(笑)

あらすじ

 1940年、第二次世界大戦前夜の神戸。時代の不穏な空気を感じ取っていた貿易商・福原優作(高橋一生)は、妻・聡子(蒼井優)を残し、甥である竹下文雄と共に満洲に赴く。優作は偶然そこで目にした非道な行いを世界に知らしめなければならないと心に決め、行動に移そうとする。その頃、聡子は 幼 なじみである 憲兵・津森泰治に呼び出され、優作が満州から連れ帰ったという女の死を告げられる。嫉妬に駆られた聡子は優作を問い詰めるも、やがてその意志を知り、彼の身の安全と二人の幸せのために驚くべき行動に出る。幸福で平穏な日常が戦争という時代の波に翻弄される中、果たして、聡子と優作がたどり着く運命とは?鬼才・黒沢清が描き出す、究極のラブ・サスペンス。

【放送予定】 BS8K 2020年6月
【出 演 者】 蒼井優、高橋一生
【監 督】 黒沢清
【脚 本】 濱口竜介、野原位、黒沢清
【音 楽】 長岡亮介

この記事の写真

記事タグ

コメントを書く(ユーザー登録不要)