INTERVIEW

岩田剛典、原動力は反骨心「やっぱり負けず嫌いなんだと思います」


岩田剛典(撮影=木村武雄)

記者:木村武雄

掲載:20年01月30日

読了時間:約6分

夢を語るよりも一つ一つ

 アナログとAI、ホットとドライ、桐生と桜庭を通して対比的な二面性を打ち出しているようにも思える。他方、岩田個人としては音楽と俳優の両軸で活躍している。ただ「二足の草鞋」で括られることに疑問を抱いているという。

 「ここ最近は俳優が音楽をやることも当たり前になってきたので、音楽をやっている人が芝居をするという偏見がどんどん消えていくのかなと思います。海外を見ると活躍している人は色々な事をやっていますし肩書が一つということはほぼない。日本はカテゴライズしたがる風潮がありますし。でもそうしたことは変わってきていると思います。二足の草鞋を履いていると言われるけれど、そう思われないためにもどちらもクオリティを求めたいです。ただ、プレッシャーは常にありますが、僕以外に同じ環境の人は沢山いるので頑張りたいと思っています」

 音楽と俳優、それを含めて「岩田剛典」という作品とも言えるが、岩田自身も一般ではなかなか経験の出来ないスケールを体感している。本作の『AI崩壊』にしかり、EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEとしてドームツアーを経験。更には、個人として発売した3rd写真集『Spin』はカメラマンを永瀬正敏が務めたほか、映画の撮影のようなセットが組まれた。こうした経験を通じて何を感じたのか。

 「大変有難い環境だと思っています。一つ一つの現場を積み重ねてきたことが今に繋がっていると感じます。若い時は自分の大きな夢を語ることも大事ですが、実は一つ一つの仕事をしっかりとこなすことが大事。出会いもそうですし、写真集はまさにそう。河瀬直美監督の映画『Vision』で永瀬さんと出会った時に、プロジェクトの一環で『数年先に何か一緒にやろう』と。それで一緒に作品作りをさせて頂きました。そうした一つ一つの作品、ご縁を大切にすることが僕の今までのすべてなんだと改めて思います。スケール感やクオリティは後からついてくるとものだと思っていて、もちろん度外視してはいけない部分ではありますが、そのスケール感に満足したら終わりだなと思っています」

 「岩ちゃん」の愛称で親しまれ、笑顔が印象的。高みを目指せば壁も出てくる。しかし、そうした壁に苦悩する表情は見たことがない。過去には、活動の源は「反骨心」とも語っていたが…。

 「それは変わらないですね。たぶん、自分の中の理想が高いのでしょうね(笑)。もしかしたらプライドが高いのかもしれない。出来ない自分を受け入れたくない。でも受け入れないといけない瞬間も絶対あるんですけどね。と言いながらも、性格的にそれは受け入れるところもあって。基本的に仕事に関しては、負けたくないし、失敗したくもない。でも失敗してもそれを無駄にしたくない。そういう部分が自分のモチベーションになっていると思います。悔しい思いをした分だけ頑張れる。やっぱり負けず嫌いなんだと思います」

岩田剛典(撮影=木村武雄)

岩田剛典(撮影=木村武雄)

(おわり)

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岩田剛典(撮影=木村武雄)

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