4人組バンドのRAMMELLSが15日、2ndミニアルバム『Beat generation』をリリース。今作ではバンド結成時のルーツに立ち戻り、RAMMELLS独自のグルーヴを想起させる原点回帰な面と、新たなアプローチが含まれている。本作の中核について、現代社会の生きづらいと感じる視点と「愛と自由」というテーマがあるという。本作の制作面からバンドの現在の心境とその変化についてメンバーに話を聞いた。【取材=平吉賢治】

1950年代のビートジェネレーションとリンク

『Beat generation』

――昨年5月におこなったライブ『Mirrors release tour』の感触はいかがでしたか?

村山努 同期を使って鍵盤もなくしてやったよね?

彦坂玄 そのスタイルでやる初のツアーでした。

――なぜ鍵盤演奏を抜いてのパフォーマンスにしたのでしょう。

黒田秋子 もういいかなと思って(笑)。悩んではいたんですけど。その時は鍵盤がないほうが自分的にはいいなと思いました。

――同期を使ってのプレイはいかがでしたか?

彦坂玄 再現度も高くなるし、外に出ている音に厚みが出るからリアクションも明らかに今までと違うと思いました。

村山努 パフォーマンスの見た目的にも鍵盤がないほうが動き回れるし、同期を入れたらライブも安定するなと感じました。

真田徹 音楽の要素の3分の1くらいはリズム面だと思うんです。そこを同期にすることによってクリアするようなところが大きいと思いました。でも個人的には「(同期も)そろそろいいかな」とも思っています。次のライブは何かしら考えたいと。

――そういったリズム面での変化をふまえて、今作は『Beat generation』というタイトルでもあるのでしょうか?

黒田秋子 そこはリズム面とは別なんです。ジャック・ケルアック(米作家)の『オン・ザ・ロード』という本を読んでいて、そのなかに“ビートジェネレーション”という言葉があったんです。その言葉の意味の一つに“くたびれた世代”というものがあったんです。最近、モラハラとか煽り運転とか色んな報道があるなかで、「みんなくたびれちゃっているのかな?」と。「どうしてそうするようになるのかな」と思って。

 『オン・ザ・ロード』を読んでいるなかで、そこと “ビートジェネレーション”が今作りたいこととリンクしているなと思って繋げました。ジャック・ケルアックの本は1950年代のものが多くて、この人達も世の中にくたびれちゃってたのかわからないけど、自由とか愛を求めて旅をすることをひたすら綴っているんです。そういうのは今の世代の人達も求めているのかなと。それはまわりの同世代を見ても思うし、私もそう思うんです。今作る曲はそこに近いものがあったので、引用させてもらったんです。

――確かに今作からは自由や愛を言葉としても音としても表していると感じました。

黒田秋子 歌詞でもよく<愛>と歌ってます。

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