ポップでパンクで愛にあふれたツアーに

コレサワ

――最後「バカでしょ」は切ないバラードです。

 これはきっと弾き語りでも映えるだろうし、渡辺シュンスケさんは「恋人失格」の時にピアノを弾いてくれた方で、その時に初めてお会いしたんです。その時のピアノがすごく自分の好きなピアノで。キラキラしているけれど、悲しそうというか。それでアレンジもよくやられているのを聞いて、今回お願いしたら快く引き受けてくださって、実現しました。

――ピアノとバイオリンのやりとりもいいですね。

 とてもきれいですよね。そういえば、シュンスケさんはずっと横にいたいくらい、すごくいい匂いがする方なんです。香水をつけられていたんですけど「香水ってこんなに人の気持ちを豊かにするんだ」と思って。そのあとちゃんとした香水を初めて買ったんです。その匂いと「バカでしょ」のイメージがぴったり合っていて。浸りながらみんなで一緒にせーので録って、それもすごく楽しかったですね。

――歌詞の中に<焦げ付いた 君の匂い>というフレーズもありますね。

 そうなんですよ。本当にこの曲のために選んでくれたのかな? と思っちゃうくらい、いい匂いで。シュンスケさんには「ぴったりです!」と言いました(笑)。

――匂いは記憶に直結しますよね。

 大事ですよね。昔付き合っていた人がつけていた香水は、何の香水とか何の匂いとかわからないけど、同じ匂いの人がいたら「あ!」となる。匂いは意外と記憶に残っているものだなと。

――ミニアルバムが形になり、改めてどんなふうに感じましたか?

 いつくらいにできたんだろう? 作ってしまうと、自分の中では完結してしまうところがあって、あとはファンの人たちに届けばと思います。私自身は次の作品を作りたいですね。

――まだツアーがありますから(笑)。

 ツアーは楽しみですね。これはもう作っちゃったから、あとは出荷するだけ、という気持ち。「早く聴いてほしい!」というのが一番です。

――ツアーはどんな感じになりそうですか。

 ツアーは今までは弾き語りを回り、それからバンドを回るという感じだったんですけど、今回は全部バンドで回って、今までで多分最大規模というか、大きいところでやったりします。実はバンドのワンマンライブは「どうやったらうまくできるんだろう?」と試行錯誤していたことがあったんですけど、この前の『コレサワ 2nd Anniversary 君におんがえしツアー』でそれが吹っ切れたというか。「こうやったらみんなと楽しめるんだ」というのがちょっとわかった気がしたから、それを改めて実践するつもりです。自分の良かった経験を、この全14カ所にぶつけたいな、と思います。

――この間の2周年記念公演では、そういった発見があったんですね。

 自分の中で、「こうやったらみんなノリやすいんだ」とか「こうやったらお客さんのテンションもあげられるんだ」とか。自分とお客さんのエネルギーのやりとりの方法を、ちょっとつかんだ気がして。今はどの会場でも自分次第でどうにでもできそうな予感があるので、熱量を全部上げてできたら、と思います。だから『コレサワ LIVE TOUR 2020 HEART BREAK TOUR!!』はポップでパンクで。失恋だけど、愛にあふれたツアーにしたいなという気持ちでいます。

(おわり)

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