左から鈴木おさむ氏、塙宣之、小森隼、森田想(撮影=平吉賢治)

 GENERATIONS from EXILE TRIBEの小森隼が6日、恵比寿ザ・ガーデンホールで初主演となる『BOOK ACT「芸人交換日記」』の公開ゲネプロと囲み取材をおこなった。

『BOOK ACT「芸人交換日記」』ゲネプロの模様

 BOOK ACTとは、鈴木おさむ氏とLDHがタッグを組み様々な作品を生み出していくクリエーターチーム「LDH O」が仕掛けるプロジェクト。本を読みながら演じ、朗読劇を飛び越えた部分がある新しいかたちのエンターテインメント。

 「芸人交換日記」の主人公は、結成から10年間、売れない芸人コンビ“イエローハーツ”の田中と甲本。小森が田中を演じ、相方の甲本役は5人が公演ごとに入れ替わり、小森と一日限りの“イエローハーツ”を結成する。

 『BOOK ACT「芸人交換日記」』は1月6日から8日までで全5公演おこなわれ、初日は塙宣之(ナイツ)、2日目は相田周二(三四郎)、平子祐希(アルコ&ピース)、 最終日はみやぞん(ANZEN漫才)、りんたろー。(EXIT)が出演する。久美・黄染役は女優の森田想が演じ、脚本、演出は鈴木おさむ氏。

 公開ゲネプロは、小森、塙、森田の3人でおこなわれた。本番さながらの真剣な空気感で進み、小森と塙が本当の芸人コンビ“イエローハーツ”として物語が進んでいく。久美・黄染役の森田も感情がストレートに伝わってくる朗読を披露した。笑い、涙、葛藤と、出演者それぞれの様々な心模様が朗読を通して世界観が広がっていた。ゲネプロは終始、聞き手を引き込む魅力に溢れていた。

『BOOK ACT「芸人交換日記」』ゲネプロの模様

 ゲネプロ終了後は、塙が「台本を持つ手がパンパン」と言ったり、小森が「水を飲むタイミングが難しい」など、和やかな空気感のなかトークしつつ、本番前の印象を語り合っていた。そして小森は最後に「自分のできることを全力で」と、頼もしい言葉で本番への意気込みをみせた。

 ゲネプロ後は小森、塙、森田、鈴木氏4人の囲み取材を行った。鈴木氏は「芸人交換日記」について、「もともと、夢を諦めていった芸人さん達の気持ちをまとめて作った本。舞台でもやったけど、もう一度表現したいと考えた時に小森隼さんが適役なんじゃないかと思った」と述べた。そしてパートナーは今をときめく5人の芸人さんにやってもらうという流れを説明。そして、小森と塙のコンビについては「ばっちりでした!」と太鼓判を押した。

 初の舞台となる小森は、「不安もあったけどみなさんと話し合いながら、自分のできることをチャレンジのひとつとして向き合ってやってみたいという思いが強かった」と、初日を迎えた今の心境を語った。また、「今まで色んなステージで踊らせて頂いたことはあるんですけど、動かないというのは初めてで、緊張感のなかやらせて頂きました」と、笑顔で語りながらもこれまでにない緊張感があったことを言葉にした。「今回関わらせて頂いて自分のなかで新しい引き出しになって、凄い経験でやりがいがありました」。

 そして、小森は金髪から黒髪に変えて今回の舞台に臨んだことについて、「高校生ぶりの黒髪なので、今凄く恥ずかしいです」と、笑い混じりに語った。小森はこの日、楽屋で黒髪に染めたという。さらに、お笑い芸人5人と絡むことについては「アドリブの部分などは5人全員違うことをはめてくること、言葉のニュアンスも全部異なるので、違った“イエローハーツ”が観られる」と、本編の内容を絡めながら語った。

 5人の芸人で誰が一番やりやすいか、という質問に対しては、小森は「番組でも関わらせて頂いていることもあって」と、平子祐希(アルコ&ピース)を挙げ、「全員に対して緊張する」と、真摯に答えた。そして鈴木氏は「みやぞん(ANZEN漫才)は見えない。未知数」と、期待を寄せた。

 塙は、「芸人がグッとくるポイントがいっぱいある」と、芸人目線でのコメントをした。塙は実際に、朗読劇中のある一部と自身の体験を重ねる部分もあり、「マジで泣きそうになった」と語るが、「絶対泣かないですけど」と付け加えると鈴木氏から「いいじゃないですか! 泣いてもいいんですよ!」と、即ツッコミを受け、場の笑いを誘った。

 森田は、「こういう形でご一緒できると思っていなかったので嬉しい限りで、本番も楽しみです。毎公演全然違うので、それを是非楽しんでもらえたらいいなと思います」と、述べた。

 鈴木氏は2月にも『BOOK ACT「芸人交換日記」』を実施することを述べ、そこではLDHの所属同士でおこなう展望も述べた。そこでは小森は甲本役をやる予定で、「もの凄く緊張感がある」と語った。

 また、昨年末の『第70回NHK紅白歌合戦』初出場の反響について小森は、「GENERATIONSとして初の紅白に出場させて頂いて、一番家族から『おめでとう』と、母親からは『泣きました』というLINEが届いたりとか、お正月に会う人全員が『紅白観ました』と言ってくださって、出させて頂いてみなさんに応援して頂いているということをもの凄く感じています」という感謝の心境を言葉にした。

 最後に小森は「今まで経験したことのないことなので、もの凄くやりがいを感じています。この作品を全部やり切った時の自分の気持ちがどうなっているのか、3日後なのに先が見えないくらいワクワクとドキドキがあります。今持てる全てをかけてこの舞台に立ち切りたいと思います」と、強い意気込みを述べた。【平吉賢治】

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