NHK紅白歌合戦では歌唱力や演出も注目されるが、もう一つの見どころはアーティストの使用機材だ。アンプ一つをとっても、Marshall(マーシャル)が主流のなか、過去に紅白に出演したTHE YELLOW MONKEYはVOX(ボックス)を使用していたなど、アーティストのこだわりがみえる。

 昨年大みそか放送の第70回ではどうだろうか。リハーサル取材で、遠目から目視確認したため、あくまでも推測ではあるが、一部を紹介したい。

 まず、ゆずの北川悠仁が使用していたと思われるギターは、「栄光の架橋」ではギブソン「J-160E」(サンバースト)。「SEIMEI」ではジョン・レノンの特別モデル「70th Anniversary John Lennon J-160E Museum Model」(ホワイト)だった。

 ちなみに「J-160E Museum Model」は世界限定70本という話もある。もしかたら、特別モデル「70th Anniversary」と「第70回紅白」をかけていたかもしれない。

 Superflyのバックバンドでは、名越由貴夫がGuildというメーカーのアコースティックギター(詳細不明)を、そしてもう一人はシタールでもその界隈では有名なCoral(コーラル)の「Electric Sitar」を使っていた。

 また、Official髭男dismの小笹大輔(Gt)のアンプはBOGNER(ボグナー)の「Ecstasy 20th Model」という機種。King Gnuの常田大希(Gt.Vo)のアンプはDivided by 13(ディバイデッド バイ サーティーン)の「JRT9/15 HEAD」だった思われる。

 使用機材によって音色が異なるため、曲の世界観に合わせて楽器を使い分けるミュージシャンは多い。その曲をどういうふうに表現しようとしているのか、どういう思いで臨んでいるのかが伺える。機材を見てみるのも面白いかも。【村上順一】

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