INTERVIEW

宮崎秋人が大切にしているものは「友」、初時代劇で向き合う人間味


宮崎秋人

記者:木村武雄

掲載:19年12月17日

読了時間:約8分

譲れないプライド、「友人」

――本作に挑戦した先に何か得られるものありますか?

 時代劇もそうですが、自分が生きていない時代の作品に携わらせて頂くと、改めて日本に生まれて良かったと思えます。その時代に対する知識欲も湧いてきますし、そういう知らない時代に視点を向けることで、一人の人として層がまた一枚上乗せできるような感覚もあって。なので、この作品もそうしたものが得られると思っています。その時代のことは学びたいと思いますし、常に大事にしているところです。

――日本の良さとは、人の良さ? それとも文化?

 時代によって何を大事にしているかが違っているんですよ。例えば、江戸時代だったら、義理、人情に厚くて、それを大事にしている時代だと思います。そのために命を懸けることも惜しまない。そういうところが改めて新鮮に見えたりもして。今の時代、人とのつながりはSNSでも得られるけど、希薄になっているように思えるんです。そうした部分でも『阿呆浪士』は、人とのつながり、絆、誰かに仕える心、プライドとか、今の若者にないと言われている熱さが込められている作品だと思います。ぜひ、若い世代にも観てほしいです。

――この物語に出てくる人たちはまさに江戸っ子気質、人間味がありますよね。逆に宮崎さんの譲れないプライドは?

 それは「友達」です。守りたいし大事にしたい。自分が力になれるなら飛んでいきたい。そう思えるのも自分がそういう人に出会ったからなんです。

――それは松田凌さん?

 そうです。

――一緒に音楽ユニットも組まれていましたね。『阿呆浪士』の共演者との絡みを楽しみにしていることはありますか。

 面白い方達ばかりなので、その人達をラサールさんがどのようにまとめるのかが本当に楽しみです。

――改めて見どころを。

 人とのつながりが、この作品にはすごく込められていて、昔から大事にされている義理、人情もそうですけど、今の時代、もっと人とのつながりを強く感じてほしいなと。それをエンターテイメントで楽しく面白おかしくテンポよく描かれている作品です。何も考えずに観ているだけでも心が熱くなるものがあると思います。ほっこりできて、年始にはふさわしい景気の良い作品でもあると思います。楽しむために来ていただければ、自然にメッセージは届く作品になっています。

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