挨拶の冒頭感極まり声を震わせた成田凌

 成田凌が14日、都内でおこなわれた主演映画『カツベン!』(公開中)公開記念イベントに登壇。劇中で演じた活動弁士になりきり口上を披露した。

 映画は、明治から昭和初期にかけて活躍した活動弁士をテーマに、片島章三氏が脚本、周防正行監督がメガホンを握った。明治から昭和初期に活躍した、無声映画の配役の声やナレーションを一手に担った活動弁士の姿を描く。

 幼少期に活動写真小屋で観た活弁に憧れるも、今ではニセ弁士として泥棒一味の片棒を担いでいる染谷俊太郎役を演じたのは成田凌。自身初の主演映画となる。

 成田は活動弁士を演じるために半年にもおよぶ活弁の特訓を受けた。さらに、本作の完成後も様々なプロモーション活動で、オーディションの日から延べ616日間、作品と向き合ってきた。プロモーション活動は紙・ウェブで100媒体以上、テレビ・ラジオは70番組以上にもおよんだ。

 その総決算としてこの日、2分間の口上を披露した。握手喝采を浴びる成田。「こんなに緊張する舞台挨拶も初めて。でも皆さまのお力を借りながら背中をポンと押されて出られた」。前日まで咳が止まらなかったというが、この日の朝を迎えてピタリと止まったといい、照れくさそうに「これがカツベンの力かと、主演の力と思いました」と笑顔を見せた。

 周防監督は「オーディションの時、まさか彼に舞台上でも口上して頂くとは思ってもいなかった。すごいことを強いてしまったなと」と成田に感謝の想いを伝えた。

 その口上に感動したのは会場だけでなくこの日壇上に上がったキャストも。その一人、活動弁士・山岡秋声役を演じた永瀬正敏は「俺の方もドキドキしてしまって」と言うと、成田に顔を向け「すごいよ、すごいよ。今の映像を全国の舞台挨拶で流すといい、本当にすごいよ」と称えた。

 その永瀬は、成田にとって憧れの人。共演できて成田は「嬉しかった」とし、撮影現場では「質問攻め」だったという。「出演されている作品のことやプライベートのことなど。ずっとくっついて歩いている記憶があって。ファンですよ」と振り返った。

 そんな成田に慕われている永瀬は、成田の印象を「現場で救われるような、太陽のような存在だった」と称えた。

左から永瀬正敏、黒島結菜、成田凌、竹野内豊、高良健吾

 また、同じく活動弁士の茂木貴之役を演じた高良健吾も「成田君の口上は素晴らしかった」と称賛。続けて「僕もあるだろうなと思ったけど、きっとこの後もないと思います」と笑いを誘った。

 本作が初主演となった成田は「クランクイン前に主演って何だろうなと、クランクインした後も何だろうなと。いまだに分からない」と感極まり、声を震わせた。

 初日となった13日、友人と劇場で鑑賞したという成田。「友達がいることも嬉しいし。初日沢山メールを頂いてそれよ嬉しかった。街を歩くと『カツベン!観るよ!』と言ってくれる人もいて」と語り「こうやって沢山の人に見て頂いた後に感謝を伝えて、凄く良い顔していて、感謝しています」と感無量の様子だった。

左から周防監督、井上真央、永瀬正敏、黒島結菜、成田凌、竹野内豊、高良健吾、竹中直人

 なおこの日は、黒島結菜、竹中直人、井上真央、竹野内豊も出席した。

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