アイドルグループ・東京女子流の新井ひとみが11月27日に、ソロシングル「デリケートに好きして」でソロデビュー。「デリケートに好きして」はTVアニメ『魔法の天使クリィミーマミ』の主題歌で、同曲を歌ってみて欲しいというスタッフの一言から始まったソロプロジェクト。80年代のアイドルを彷彿とさせるスタイルで、新井ひとみが新たな一面に挑戦した。新井本人も調べていくうちにどんどん当時の文化に引き込まれていったという。インタビューでは、少し不安と話すソロ活動への心境について、ミュージックビデオ(MV)の撮影エピソード、80年代アイテムへの興味など多岐にわたり話しを聞いた。【取材・撮影=村上順一】

衣装は東京女子流・山邊未夢がデザイン

新井ひとみ

――ソロのスタートはスタッフさんからの「デリケートに好きして」を、新井さんに歌ってほしいというリクエストから始まったとのことで。

 そうなんです。この曲が私に似合うんじゃないかと言って下さって。そこから、この曲について、80年代はどんな感じだったのかを調べていきました。そうしたらこれをやってみたら面白いんじゃないかとか、色々興味が湧いてきたんです。それを周りに話したら、どんどん話が膨らんでいきました。今着ているこの衣装も東京女子流メンバーの山邊未夢がデザインに携わってくれまして。

――そうだったんですね。

 私は小さい時からお姫様になりたいという夢があったので、その夢がつまった衣装なんです。フワフワしたのが特に好きで、東京女子流でもスカートの中にパニエを履くんですけど、だいたい2枚ぐらいなんですが、今回は5枚着用していてモリモリなんです(笑)。

――フワッとしていて可愛いですよね。あと、お名前も80年代のアイドルさんにいてもおかしくないですね。平仮名にしてるのもポイントが高いです。

 嬉しいです。字画もすごく良いみたいなんです。

――さて、80年代というものに興味はありましたか。

 母が80年代を知っているので、それで何となく当時の言葉など何となく私も知っていたのですが、今回のソロプロジェクトで調べてみて興味が出ました。もともと私はちょっと懐かしいギャグとかも好きで、それを東京女子流のメンバーの前でやると、「ちょっと古くない?」とツッコまれたり(笑)。

――昔のものをキャッチする何かがあるのかも知れないですね。

 今、80年代、90年代のものが若者の間でリバイバルしているんです。それらを見ていると、今の人たちがこういう風にリアレンジされているのかとか面白いです。あと、母が80年代に着ていた服があったので、それをもらったりもしたんですけど、当時の服はデザインが斬新で独特だなと思いました。

――お母さんから当時のことを教えてもらうこともあるんですか。

 直接、教えてもらうというのはないんですけど、ファンの方から教えて頂いた当時の言葉を母に見せたら、「この時代通って来てるから、わかるわかる」と、それについて会話したり。これから母からも色んな話を聞いてみたいなと思いました。

――そういえば新井さんの親衛隊(ファン)の方からも当時の言葉など募集していましたね。

 はい。先日、親衛隊ミーティングをさせていただいて、皆さんに自己紹介してもらいつつ、80年代など昔流行った言葉などを教えてもらいました。その中で気になった言葉をメモして、これから使っていこうかなと思っています。

――今、気になった言葉はどんなのですか。

 「ヒューヒューだよ」とか「シャバダバ」、あと、『うる星やつら』のラムちゃんが話すときに語尾につく「~だっちゃ」、『まいっチングマチコ先生』の「まいっチング」が可愛くて気に入っています。

――どの言葉も懐かしいです。ちなみに今回歌唱した「デリケートに好きして」はアニメ『魔法の天使クリィミーマミ』の主題歌なのですが、クリィミーマミはご存知でした?

 知らなかったです。調べていくうちにこの曲がアニメの曲だとわかって、アニメも観ました。主人公の(森沢)優ちゃんが可愛くて、クリィミーマミに変身して、ライブをするシーンがあるんですけど、そこにも80年代を感じさせてくれるものがありました。

――どのようなところですか。

 今は一つのセットで沢山のアーティストさんがパフォーマンスをするんですけど、80年代は中継が入ったり、どれだけ他の人とは違うことを出来るのか、というのを軸にやっていたのかなど、それがアニメから全面に出ていて面白いなと思いました。

――確かに当時の歌番組は中継して歌唱も多かったかもしれないです。

今回、『ひとみ全部BOX』というのも発売するんですけど、その中にMVやVRが入っていて、そのMVが中継風になっています。私の出身地である仙台で撮影させて頂いたんですけど、スタッフさんとこだわりながら撮影していきました。

――見どころは?

 中継で歌っているイメージなので、耳にイヤホンをして、ワイヤードマイクを使っていたり細かいところにこだわっています。2番からはイメージカットのような映像になっていて、それは仙台の公園で撮りました。全体的に80年代を思い起こさせてくれる映像になっていると思います。私から溢れる昭和を感じてもらえたら嬉しいです。

――新井さんの中で1番昭和の感じが出ている部分はどこですか。

 髪型です。親衛隊ミーティングの時は今の髪型ではなくて、ポニーテールにしていました。東京女子流だと振り付けが激しいので、ポニーテールにはなかなか出来ないんです。それもあって親衛隊ミーティングは張り切っちゃいました(笑)。あと、80年代のアイドルさんが載っているヘアカタログを見てると、すごく楽しいんです。

――メイクも今とはだいぶ違いますよね。

 はい。すごくシンプルだなと感じました。あと、私は眉毛が太いんですけど、当時の流行が太めの眉毛だったので、そこも嬉しいポイントなんです。それがコンプレックスでもあったんですけど、ありのままで行けるって(笑)。

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