4人組ロックバンドWOMCADOLEが20日、メジャーデビューアルバム『黎明プルメリア』をリリース。WOMCADOLEは樋口侑希(Vo&Gt)、古澤徳之(Gt&Cho)、黒野滉大(Ba)安田吉希(Dr)の4人からなる滋賀発ロックバンド。2011年に結成され、2015年8月に初の全国流通盤『ワタシノハナシ』をリリースした。その後、2017年に2ndミニアルバム『15cmの行方』、1stシングル「アオキハルヘ」、2018年に1stフルアルバム『今宵零時、その方角へ』、2ndシングル「ライター」をリリース。そして本作でメジャーデビューとなる。初期衝動を瞬間沸騰させたようなサウンドを放つ彼らに話を聞き、改めてバンドの全体像と本作について迫った。【取材=平吉賢治】

「満たされたら終わり」力技でやるしかない

『黎明プルメリア』通常盤ジャケ写

――メジャーデビューの心境はいかがですか?

古澤徳之 昔からメジャーデビューは目標だったんですけど、いままでやってきたことが濃密になっていくんだなという感触があります。そのまま突っ走って行きたいという気持ち、輝きたいという気持ちが大きいです。

樋口侑希 一つの夢でもあったんですけど、メジャーデビューしたからといって根本的なところは変わるものではないし、変えたくもないんです。やることはシンプルに、いままで以上にこれからもロックを鳴らして、歌を書き続けるしかないし。嬉しい気持ちはもちろんありますけど、満たされたら終わりなので、てっぺんを取るしかないです。

安田吉希 メジャーデビューをして力を貸してくれる人が増えたり、より多くの人に自分達を知ってくれるようになったので、色んな方の力があってのメジャーデビューだと思います。これからもっと色んな人に会うので、良い意味で期待を裏切らないように、良いプレッシャーのなかでもっと自分が満足できる音楽を作っていって、みなさんにお返しというか、そのぶん伴う責任を感じて頑張ろうと思います。

黒野滉大 良い部分では変わっていきたいので、緊張感を持ってこれからもやっていきたいと思っています。

――改めてこれまでを振り返ってみてどうでしょう。

樋口侑希 最初に出したのが『ワタシノハナシ』というミニアルバムで、その時は前任のベーシストだったんです。色々と衝突があって、一時期活動休止していたんです。俺のなかでは活動休止がめちゃくちゃ大きくて。「鳴らしたいのに鳴らせない」という鬱憤がふつふつとしていて。そのフラストレーションを活動再開した時に鳴らせたので「これしかないな」と思いました。そこからリリースを重ねてと、メジャーデビューまで色々あったんです。

――2016年に黒野さんを迎えて現体制になりました。直近のライブでは恵比寿LIQUIDROOM公演がソールドアウトでしたね。

樋口侑希 『今宵零時、その方角へ』をリリースして、その時のツアーのファイナルでLIQUIDROOMを押さえていたんですけど、ソールドアウトしなくて…悔しくて絶対ソールドアウトさせてやろうと思って、今年は自主企画でLIQUIDROOMソールドアウトできたんです。

安田吉希 けじめというか、そういうところがあります。

古澤徳之 毎回自分のなかではけじめはつけている状態でして。大阪でのライブハウスでソールドアウトできなかったら次のツアーの初日にもってくるとか。

樋口侑希 そういう意味では売り切って次のキャパへ行く自信がついたんです。

――次のツアーファイナルは東京・マイナビBLITZ赤坂ですね。

黒野滉大 過去最大キャパなんです。挑み続けるしかないです。

古澤徳之 いざLIQUIDROOMのステージに立った時は、「まだいけるな」という気持ちが一番大きかったです。

――メジャーデビューに対してもLIQUIDROOMソールドアウトに対しても、みなさんはエネルギッシュな心境に溢れていますね。

安田吉希 マグロみたいなバンドなので(笑)。

樋口侑希 まっすぐ進むだけでかわしかたを知らないんです。イノシシもそうだし! 突進しかできないんです! 力技で「やるしかないやろ!」と。

黒野滉大 いろんな生き物出たな。俺らバンドやぞ(笑)。

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