葛藤しながらアシンメントリーに生きているのかもしれない

「アシンメトリー」初回生産限定盤 ジャケ写

――今作はドラマ『モトカレマニア』のオープニングテーマですが、作品に寄せて作詞した部分もあるのでしょうか?

 そうです。まず原作を読みながら歌詞を作ったんです。ドラマの設定が、好きだった彼氏のことが忘れられなくて引きずっているというストーリーなんですけど、SNSで名前を検索してしまうとか…でも、それは凄くわかるんです! 誰しもが一度はやったことがあるんじゃないかなって。昔好きだった人の名前を検索してみたり。でも、検索しても良いことは何もなくて(笑)。

――正に、やったことがあります。もう結婚してお子さんがいると知って…。

 そのパターンが多い!

――「おめでとう」という気持ちと同時に、どこか自分的には悔しいようなアシンメトリーな気持ちになるんです。

 何で調べてしまうのかという(笑)。何で悔しい気持ちになるんでしょうね。自分ではその時のままの相手のイメージが残ってますからね。そのちぐはぐな感じは共感できました。あと、脳内会議をするシーンがあるんです。最初のほうで言ってた“自分の中にいる天使と悪魔”に加えて5人くらい人格があるんです。「出来る女」と「ちょっと暗い自分」と「凄く明るい自分」と…あと「裁判長」みたいなのも。みんなそれぞれのキャラクターなんだけど、全員自分なんです。

――なるほど。“自分会議”みたいなのができそうな。

 何かを判断する時にみんな出てきて、弱気な人格は「それは危ないから…」って、でも別の人格は「いいや、それはおかしい」みたいな感じで会議するというのは共感できるというか、私もそういうことはあるんです。私は天使と悪魔と、超大人な自分と超子供の4パターンがいたりして。だからわがまま言いたい放題の自分と、凄く冷静な自分と、天使と悪魔!

――どれが自分の本心かわからなくなりそうですね(笑)。

 生きていて「どれが本当の自分なんだろう?」って(笑)。感情の波があるほうなので、どれが本心なのかなとは思うんですけど、結局全部から生まれている感情だから全部自分だなと思うと、一周回って
「別にこれでいいんだな」と、落ち着く所にたどり着くんです。みんなはどうなんでしょうね? “あるある”なんでしょうかね?

――個人的にはとても共感できます。もしかしから誰もが心の奥底にある感覚なのかもしれませんね。

 みんなちぐはぐな中で葛藤しながらアシンメントリーに生きているのかもしれないって思うんです。

――歌詞の最後の一節<心の答え合わせは やめてありのままに 恋をしよう>という部分にも繋がりますね。

 そうです! それが一番いいと思います。

――最後に、2月7日(金)にEX THEATER ROPPONGIでLIVE 2020「Invisible Stars」が控えていますが、どんなライブになりそうでしょうか?

 初フルバンドのワンマンライブなんですけど、「Invisible Stars」は、「見えない星」「透明な星」という意味なんです。それは、普段生きているなかで大事なものを見落としがちだなって思っていて、常に凄く忙しくしていて、考えることもいっぱいあってやることもいっぱいあると、空に輝いている星にも気付けない自分がいるなって思って、このライブの日は、普段なかなか思い出せない自分の大事な感情を思い出せる、何か大事なものを持って帰れるライブにしたいなと思っています。会場を夜空に見立てて、きてくれたお客さん一人一人が星の光という設定というか、是非暗い夜空をみんなで一緒に照らしましょうという、優しい光で照らしていこうというテーマです。

 もう一つ、自分自身を星にたとえたら、まだ光きれていない部分がという葛藤があるので、いまは透明だけど「ここからどんどん光を強くしていきます」という自分の強い感情もダブルミーニングで入っているんです。いつも以上にゴージャスでスペシャルなこともしたいなと思っています。私のライブって「人生初のライブです」と言ってくださる方が多いんです。だからライブに行ったことがないという方も、来てくれたら絶対「ライブっていいな!」と、何かを感じてもらえると思うので、そういった方にも来て頂きたいですし、いままで応援してくださっている方々も「安田レイ、大人になったな…」と思ってもらえるような、そんなライブになると思うので是非来て頂きたいです!

(おわり)

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