シンガーソングライターの阪本奨悟が10月9日、シングルCDでは約2年振りとなる3rd Single「無限のトライ」をリリース。「無限のトライ」は阪本も声優として参加しているTVアニメ『トライナイツ』の主題歌で、挫折から立ち上がる姿をテーマに疾走感のあるロックチューンに仕上がった。カップリングに収録された「永炎」は「無限のトライ」の世界の5年後をイメージして作られたというミディアムナンバー。シングルだがしっかりと楽曲がスクラムを組んだ1枚に仕上がった。インタビューでは、楽曲に込められた想いを聞くとともに、声優にチャレンジし得たものなど話を聞いた。【取材=村上順一/撮影=冨田味我】

声の力で絵を動かさないといけない

阪本奨悟

――5月に開催された『X -cross- ~心のアンサンブル~』の東京公演を拝見して、すごく一体感のあるライブだなと思いました。ご自身としてのツアーの手応えはいかがでしたか。

 ツアーはメチャクチャ楽しかったです今回の『X -cross- ~心のアンサンブル~』のツアーでは、アレンジの面でも凝ってみようとか、演出面でもいままでやってないことをやってみようという、一番チャレンジングなライブでした。

――お客さんの名前を使ったコール&レスポンスが面白いなと思いました。あれは阪本さんのアイディアでしょうか。

 はい。ちょっとイタズラ心みたいなところから始まって、今のところクレームもないので、皆さんに楽しんでもらえているようでなによりです(笑)。

――阪本さんを身近に感じられるので、お客さんも嬉しいと思いますよ。そのライブの模様が今作「無限のトライ」の初回限定盤に付属のDVDに収録されます。

 全セットリスト各曲の一番良かったパフォーマンスを収録させて頂いています。東京と大阪の映像をミックスして構成させていただきました。

――ご自身が思うライブのハイライトはどこでしたか。

 「Fly」から「スクランブルドリーミング」、「しょっぱい涙」から「パラレルな関係」2カ所で曲を繋げた演出をしてみたんですけど、次の曲に行くまでの曲間部分はかなりこだわって作りました。それをお客さんが「あれ、カッコ良かったです!」と反響を頂けたので、僕も凄く印象に残っています。

――DVDでそこに注目するのもいいですね。さて、今作「無限のトライ」は「恋と嘘 ~ぎゅっと君の手を~ 」以来、約2年ぶり久々のシングルです。TVアニメ『トライナイツ』では、ご自身も遥馬理久役の声優として出演されていますが、声優はこれまでにやったことは?

 今年からです。厳密に言うと初ではないんですけど、こうやって本格的に毎週アフレコをしてTVアニメの声優をやるというのは初めてです。

――声優としてセリフを言うのと、舞台でお芝居をすることの違いを感じますか?

 やってみて全然違う仕事だなと思いました。声の出し方も違うし、芝居のテンション感も違います。自然に話しているだけでお芝居って成立するじゃないですか? まさに今しゃべっているようなテンションでも大丈夫なんです。でも、アニメの声優はそれだと伝わりづらかったり。

――普通にしゃべっている感覚では駄目なのですね。

 そうなんです。アニメは実写のように、髪の毛一つなびいたり、細胞が一つ一つ動いたりとか難しいじゃないですか? 声の力で絵を動かさないといけないという違いがあると感じました。「それじゃ絵が動かないんだよね。もうちょっと大げさに」とかアドバイスを頂きながらやっていたので、最初はちょっとした何でもないセリフを、大げさに表現することに少し抵抗もありました。でも、やっていくうちにそれがどんどん面白くなってきました。「本当にキャラクターになりきっているんだ」みたいな。役者とは違う魅力を教えていただきました。

――歌にも通じるものがあるのでしょうか。

 歌にも影響はあると思います。表現の方法はもちろんなんですけど、声優さんをやってみてマイクの使い方とかも教えて頂いたんです。それは「こういう風に使って声を出すと、凄くマイクに乗りやすくて良い声に聴こえる」とか。それって100%歌でも通用することなんです。マイクの角度とか声の出し方とか、良いことを教えていただきました。

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