戸田恵子とPaniCrew・植木豪がタッグを組むBackGammonが9月25日、1stミニアルバム『Show Must Go On』をリリースした。戸田と植木は、舞台共演がきっかけで音楽・ダンス・ファッションのコラボレートを始め、戸田恵子ソロライブの演出、楽曲提供、オリジナルブランド「BGブランド」の立ち上げなど様々な活動をおこなっており、2020年にはBackGammonとしてのライブも開催予定。BackGammonとして様々な制作や表現をしてきた中で初リリースとなった本作は、戸田と植木の“感性の共有”という源流があるからこそ生み出されたという。BackGammonのコンセプトと、2人が共有する世界観に迫った。【取材=平吉賢治・木村武雄/撮影=冨田味我】

それぞれのフィールドではないところで一緒に新しいものを

戸田恵子

――BackGammonとして初のアルバムリリースとなりますが、戸田さんと植木さんは長い間関わられていますね。

植木豪 もう13年目くらいです。きっかけは『地球ゴージャス』という舞台でお会いさせて頂いたときからです。そのときに話していく中でお互い服が好きだったり、お互いのフィーリングが合うアートなど合致している事が分かりました。

――芸術面で戸田さんと合致したと。

植木豪 音楽もパフォーマンスも同じテイストが好きだったんです。それもちょっと変わったところで。ゴリゴリではなく、HIP HOPにしてもポップスを取り入れたりとか、デザインにしてもロックテイストなんだけどスタンダードに寄っていたりとか、ちょっと違うものを混ぜ合わせた場所が似ていたというところで「面白いですね」と。それで13年くらい色々なものを作り続けている感じです。

戸田恵子 自分達のそれぞれのフィールドではないところで一緒に新しいものを作ろうとしたときに、チーム感を出すためにBackGammonという名を、ブランドで出すにあたってはBGブランドという風にしたんです。BackGammonありきなんですけど、特にそれが表に出てくるわけではなかったんです。一緒に歌を歌ったり、豪に楽曲を提供してもらって私がアルバムに入れたりと、そういうことはずっとライブでやってきて、「早くアルバムにしてほしい」という声もあったんです。出すにあたって新しい曲を井手コウジさんに書いてもらったりしました。なんだかんだ13年間で色々新しいことをやってきたという感じです。商品のほうも常に色んなものをトライして作ってきてという感じで。

――BackGammonのアルバム作品、活動のコンセプトは?

戸田恵子 共通しているのは、マインドが全て同じところで進んだということです。やりたい方向も似ていたし、求めているものも同じところにあるし、精神面もそれぞれダンサーとしても女優としても、それぞれのフィールドでは常に前進して行こうという姿勢は変わらなかったんです。あまり私はダンスのことは詳しくないけど、付き合っていくうちにその世界観が凄くわかってきて、そういった中でリスペクトしながら、ぜんぜん歳は違うけど方向は同じというところでやっていけたというか。それでやってみると全然知らないことがいっぱいあるので未知の世界観は凄く楽しいですし、またそれが嬉しい時間でもあるんです。

――ビジョンとしては一緒で、楽しみながらやっているのですね。

戸田恵子 なんか、なかなか歳を取るとともにそんなに楽しいことって見つからないんですよ(笑)。だんだん「まあ、これくらいでいいんじゃない?」って収まっていくんです。私の友達はみんなそうです。「それ以上何で行く必要がある?」みたいなところもあるわけですよ。リスクもあるし体もしんどいし、時間も割かなければいけないし…でも、それを超えるくらい楽しいんです。また新たな世界が、がぜん広がっているので楽しいです。

――そういった楽しみは植木さんも感じますか?

植木豪 テーマも歌詞に関しても、2人だったからこそ生まれた楽曲が多いんです。「こういう曲、戸田さんが歌ったら絶対面白いな」と。姉さんがみんなに認知されているからこそ、できることもあり、実は作戦として僕の中にあるんです。だけど、実はそれは僕らや姉さんのまわりの友達はみんな知っている本来姉さんが好きなグルーヴ、フレイヴァーで、まわりの人が聴いたら「こういうのが好きだよね!」と思うけど、みなさんが聴いたら「こういうのも歌われるんですね!」という側面を今作で出せていけたらいいなと思いました。

――確かにその点は『Show Must Go On』で感じました。

植木豪 そうですよね。イントロから「こんな感じなんだ!」と最初から思うかと。そういうのを狙ってびっくりさせるというのと、本当に自分達が好きなものを形にして残すのも大事かなと思いました。

戸田恵子 なかなかやれそうでやれることではないし、それができることは喜びです。ずっとライブだけで歌って、というのもありなのかもしれないけど、みんなに聴いてもらって印象に残ってる曲は形になってみなさんの手元に残ったらいいなと長いこと思っていたので。ようやくそれが形になって「ああ、こういう日がくるんだな!」と思いました。

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