ボーイズグループのiKONが9月19日に、大阪城ホールで全国ツアー『iKON JAPAN TOUR 2019』のファイナル公演をおこなった。ツアーは7月27日のマリンメッセ福岡を皮切りに9月19日の大阪城ホールまで全国6カ所14公演をおこなうというもの。ライブはユニットでの楽曲披露など初挑戦もあった。11公演目9月7日に幕張メッセ展示ホール9-11で開催され、ダブルアンコールまでおこなったライブの模様を以下にレポートする。【取材=村上順一】

永遠に忘れない思い出を

iKON

 幕張メッセは多くのiKONファンで埋めつくされていた。これから始まる熱いショーへの期待感は、巨大なステージを見ているだけで高まっていく。開演時刻になり心臓の鼓動音が高揚感を煽る。そして、身体を震わせるほどの低音が鳴り響き、ステージ下部からメンバーがゆっくりと登場。大歓声に迎えられる中、「SINOSIJAK REMIX」でライブの幕は開けた。フロアは真っ赤なペンライトで埋め尽くされる圧巻の光景が広がった。

 「手を挙げろ!」と力強い言葉から、ヒップホップテイストの「BLING BLING」へ。JU-NEは「皆さんの特別な声で埋めていきたい」と話し、一体感を求める。メインステージから伸びた花道を通って、会場の中心付近でパフォーマンスした「KILLING ME」は切ない歌詞とは裏腹に、パワフルでセクシーなパフォーマンスで魅せ、続いてロックギターサウンドに導かれ始まった「RHYTHM TA REMIX (Rock Ver.)」と、昂揚させるナンバーで扇情する。

 MCでJU-NEは「永遠に忘れない思い出を作りましょう」と嬉しい言葉を投げかけた。メンバーの仲睦まじい姿が確認出来たMCに続いて「DON’T LET ME KNOW」ではステージを左右に広く使い、自由に無邪気に遊ぶかのようなパフォーマンスに目を奪われる。流れるような甘い歌声も印象的だった。

 VTRを使用したコーナーでは、2人ずつ3組に分かれて料理を作るというもの。スクリーンに映し出された楽しそうに調理するメンバーの様子に、ほっこりとした気分にさせてくれた。ライブは中盤戦に突入。まずはBOBBYのソロで「HOLUP!」と「UP」の2曲を投下。アグレッシブなスキルの高いラップでフロアを煽る。言葉とビートが繰り出すシナジーに、オーディエンスもそのグルーヴに乗って、大いに盛り上がった。

 このツアーの目玉とも言えるグループ初のユニットをフィーチャーしたコーナーへ。ステージ中央の階段がゆっくりと開き、その奥からDKが登場。BOBBYと合流し2人で「FIREWORK」を届けた。続いて、スクリーンにコバルトブルーの海が映し出され、楽曲の世界観を際立たせた「SUrF」へ。BOBBYとDKはビートの上を泳ぐようにフロウを紡ぐ。

 BOBBYとDKからCHANとSONGにバトンタッチ。届けられたのはミディアムナンバーの「PERFECT」。マイクスタンドを使用し、丁寧に伸びやかな歌声を響かせた。SONGは「僕たちを愛してくれるiKONICのために歌います」と告げ「JERK」を歌唱。今度はハンドマイクでステージを自由に動きながら、2人は歌を届けた。

 JAYとJU-NEの2人は、レミオロメンのカバーで「3月9日」を届けた。アコースティックアレンジで、歌声がより際立つ。繊細な歌を余すことなく堪能させてくれた。続いてスピッツの「チェリー」を披露。深緑の映像が流れるなか、2人のハーモニーが心地よく、爽快な空間を作り上げた。

 モノトーンでコーディネートしたメンバー全員が再び集結し「I’M OK」を披露。バイオリンの音色が叙情的に響き、彼らの情感を込めた歌声にオーディエンスも静かに歌声に耳を傾けていた。

初心を忘れずに頑張っていきたい

ライブの模様

 もうすぐ4周年を迎えるiKON。JU-NEは「初心を忘れずに頑張っていきたい」と意気込みを語り「DON'T FORGET」、「GOODBYE ROAD」と、メッセージ性の強いナンバーで聴かせる。そして、スクリーンに過去のプロフィールを見て、思いを馳せるメンバーの姿が投影された。その中で過去と現在で変わったところについてJU-NEが「iKONIC(ファンの呼称)のみんなを知ったこと」と話していたのが印象的だった。

 そんなテンションを上げてくれた言葉からライブは後半戦へ。カジュアルな衣装でステージに登場し「FREEDOM」、「B-DAY」と、エネルギッシュで気持ちが高揚するナンバーを投下し、会場の熱気もさらに上昇。ここからラストスパートに入るかと思いきや、アグレッシブなナンバーの連続に、少し疲れたのかJAYが「ちょっと待って(笑)」とメンバーに切り出す場面も。

 呼吸を整え「残り2曲。まだまだ盛り上がっていきましょう!」と投げかけ「JUST ANOTHER BOY」では、iKONのイメージカラーである赤い銀テープが、盛大に宙を舞うなか、圧巻のパフォーマンスで魅了。そして、最後の曲に入る前に1人ずつコメント。

BOBBY「僕らに会いに来てくれてありがとうございます。美しい思い出が作れました」

SONG「これからも諦めずに頑張っていくiKONになります」

CHAN「皆さんは僕の人生です!」

DK「久しぶりにコンサートが出来て気分がいいです。愛してるよ!」

JU-NE「皆さんともっと会えるように、もっと有名になれるように頑張ります」

JAY「僕たちも待ちに待った日でした。iKONICのみんなは冷えたお水。毎日飲みたい、必要な存在です」と、それぞれの想いを述べた。

 本編ラストは「WAIT FOR ME」を歌唱。ステージに設置された階段に腰を掛け、リラックスした雰囲気で優しく包み込むような歌声を届けた。オーディエンスがリズムに合わせ、ペンライトを左右に振る光景は、メンバーにとって特別な景色だったのだろう。フロアを見つめるメンバーの瞳が、潤んでいるように見えた。最後のサビではオーディエンスによるシンガロングも巻き起こり、最高の一体感をみせた。

 オーディエンスは「LONG TIME NO SEE」のサビを合唱しアンコールを求める。その歌声に応えるかのように、再びステージにメンバーが登場。アンコール1曲目に披露された「JUST FOR YOU」では全員、サングラスやメガネを着用し、先程までとは違ったiKONを魅せ、体を弾ませる「WHAT’S WRONG?」や、本編でも披露した「RHYTHM TA REMIX (Rock Ver.)」をパフォーマンスし、ボルテージは最高潮まで高まった。

 エンドロールが流れ、ライブも大団円を迎えたと思いきや、鳴り止まないアンコールに、ステージに戻ってきたiKONは「LOVE SCENARIO」を披露。さらにJAYが「テンションマックスでイケる曲!」と投げかけ、エネルギーに満ち溢れた「B-DAY」でライブの幕は閉じた。

 2019年のiKONは精力的に日本で活動する。10月にはファンミーティングの追加公演、12月14日から愛知、神奈川、兵庫の3都市をまわる『iKON YEAR END LIVE 2019』と、まだまだiKONのステージを堪能できそうだ。

JAY&JU-NE

BOBBY

CHAN

BOBBY&DK

ライブの模様

DK

JAY

iKON

SONG

JU-NE

この記事の写真

記事タグ

コメントを書く(ユーザー登録不要)