EXILE SHOKICHIが去る7月3日、さいたまスーパーアリーナにて『EXILE SHOKICHI LIVE TOUR 2019“UNDERDOGG”』公演をおこなった。本ツアーは自身初となる単独アリーナツアーで、全国6カ所をまわる大規模公演。5月15日にリリースされた2ndソロアルバム『1114』からの楽曲が次々と披露され、さいたまスーパーアリーナを埋め尽くしたオーディエンスは歓喜に湧いた。大きな野望を抱き音楽を愛するSHOKICHIのショーは、数々の演出と共に一大エンターテインメントを繰り広げた。【取材=平吉賢治】

SHOKICHIのポテンシャルが炸裂

EXILE SHOKICHI(写真は札幌公演のもの)

 鋭い輝きの数々の照明がメインステージに花道、フロントステージと会場全体、縦横無尽に走った。息を飲むようなシンフォニックなSEと共に光・音と咲き乱れるオープニング演出のなか、メインステージから上方へ徐々にせり出してきたドラムセットに注目が集められた。

 一瞬の暗転の次の瞬間、ドラムセット中央に姿を現したSHOKICHIは神々しい光に包まれながら拳を高らかに挙げ、圧倒的な存在感を示した。男らしくパワフルなドラミングを魅せ、ライブ・スタート。

 パープルの光と炎がステージを彩り、数々のダンサーが舞うなか「マボロシ」を熱唱するSHOKICHI。華々しい演出のなか、音と光と舞いがSHOKICHIと一体となり、ホール中に響き渡った――。

 続く「Don't Stop the Music」では、SHOKICHI はシルバーの衣装にサングラスというスタイルでスタンドマイク・パフォーマンス。エンターティナー感溢れる振る舞いと歌唱、そして地を這うように鳴り響く強烈なダブステップサウンドに融合するダンスが轟き、序盤から気迫滲むロケットスタートを見せた。

 心地良いコール&レスポンスが湧いた「Futen Boyz」では、SHOKICHI は花道からセンターステージへ移動しながら会場全方位にパフォーマンスを向けた。そして「Ooo!」では再びメインステージに戻り、トークボックスを通してシンセサイザーを演奏。この日はギター演奏にピアノと、あらゆる楽器でのパフォーマンスを披露し、マルチなプレイヤーっぷりをたっぷりと魅せてくれた。

 「まだまだ行くぞ!」と熱気を放ち、「HERE WE GO」までほぼノンストップで勢い十分なダンス、ボーカルを展開させ、SHOKICHIのポテンシャルをこれでもかというくらい弾けさせた。

チャージ中にも生々しく魅せる演出

EXILE SHOKICHI(写真は札幌公演のもの)

 ここで一旦ステージから下方へ姿を消したSHOKICHI。衣装替えのタイミングなのだが、その一部始終がスクリーンに映し出された。チャージタイムで次曲までの残り時間がカウントされるという、生々しい緊張感が走る。早着替えシーンではセクシーなショットも映し出され、会場からは黄色い歓声が飛び交った。

 見事カウントダウン00:00のタイミングで再び姿を表したSHOKICHIはオレンジの衣装、ダンサーはストリートファッションスタイルで「Underdog」「サイケデリックロマンスfeat.SALU」と続いた。ここでラッパーのSALUも登場。「RAP GAME」まで、SHOKICHIとのコラボレーションあり、SALUのラップ独壇場あり、SHOKICHI × ダンサー1人のアダルトなダンス演出もありと、カラフルな演出でライブを一層温めた。

 脅威の身体能力を見せるSHOKICHIのダンス中には、タンクトップを破るというたくましい演出もあり、会場からは悲鳴に近い歓声が湧いた。そしてSHOKICHIは、「かなり飛ばしてきましたが、ピアノがありますし、ゆっくり行こうと思います!」と、紅色のグランドピアノが表れたメインステージへ戻る。

思い出が足されてアップデートするSHOKICHIの曲たち

EXILE SHOKICHI(写真は札幌公演のもの)

 優しく華麗なピアノ演奏で披露された「青の日々」では、メロディアスでファルセット混じりのふわりとしたなかにも力強さが滲む歌唱をじっくり聴かせ、ライブに温かい波を作った。

 SHOKICHIはMCで、「みなさんとのたくさんの思い出が曲に詰まっていて、今回の“UNDERDOGGツアー”の思い出も足されてアップデートされて、曲が深くなっていくんだなと感じております」と、改めて「音楽の素晴らしさを感じている」と語った。

 SHOKICHIの音楽に対する真摯な姿勢と、お客さんに対する感謝の意が、曲と言葉と共にストレートに伝わってくる――。

 この日は、ファンクラブのなかから7月生まれの人を募って抽選をしていた。そして、見事当選したファンの1人がステージへエスコートされ、ピアノの椅子に着席。隣りで SHOKICHIが歌うというファン垂涎の演出が繰り広げられた。

 当選したファンは喜びと戸惑いの表情を見せるも、なんとも味のあるSHOKICHIとのトークが繰り広げられ、会場の笑いを誘った。そして、SHOKICHIは丁寧にピアノを弾きながら「君に会うために僕は生まれてきたんだ」を、お祝いの想いも込めて、やさしく情熱的に歌った。

リアル・BACK TO THE FUTURE演出

 舞台にポールダンスとお立ち台を加え、再び激しいパフォーマンスへと戻ったライブは、再度エネルギッシュな空気に包まれた。ダンサンブルなサウンドに灼熱の舞い、熱量を全放出するようなSHOKICHIのボーカルに会場のテンションは爆上げ状態だ。

 「BACK TO THE FUTURE」が披露されると、タイトル通り時系列でSHOKICHIの歴史を遡り現在へ、そして未来へ向かうかのようなセットリストが展開された。

 赤のギターを構えて演奏された「ROCKET DIVE」から始まり、「Going Crazy」まで繋げられた“BACK TO THE FUTUREコーナー”は、SHOKICHIの少年時代から2006年のオーディション、二代目J Soul Brothers、EXILE 、そして現在と、各時代のSHOKICHIの映像がノスタルジックに映し出された。「リアル・BACK TO THE FUTUREしました!」と高らかに叫び、タイムトラベルの旅は大盛況のなか現在へ着地した。

 タオルの舞いが360度に広がった「Going Crazy」、そして「ひとつになって一緒に歌って最高の思い出を作りたいと思います!」と伝えて「The One」を歌い終わると本編終了――。SHOKICHIは「みんな最強!」と伝え、輝かしい笑顔でステージを去った。

 アンコール前にはオーディエンスが素敵な光景を見せてくれた。各々が腕に付けたリストバンドのピンクの光がウェーブとなり、きらびやかにアリーナを輝かせた。アンコールに応えてステージに姿を表したSHOKICHIは「ビッグウェーブだね! 最高に綺麗なみなさんの声と景色をありがとうございます!」と、笑顔で2曲のアンコールに応えた。

 SHOKICHIは最後のMCで、「ありがとうを超す言葉が見当たらない」と、感極まる想いをあらわにした。「Back 2U」「Future」をピアノと共に披露し、特大エンターテインメントを見せてくれた“UNDERDOGG”ライブ・さいたまスーパーアリーナ7月3日公演は大盛況のなか、そして割れんばかりの大歓声のなか幕を閉じた。

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