徳井義実、渡辺直美、ひろせひろせ(フレンズ)による音楽ユニット、Croissant Moon Shyness(略・CMS)が26日、東京・渋谷のNHK放送センターで、取材会を開いた。

 徳井義実、渡辺直美がMCを務める音楽番組『シブヤノオト』(NHK総合テレビ)から生まれたユニット。NHK紅白歌合戦の出場を目標に掲げ、まずは10月9日から楽曲「BTS ~我、絶望の淵より蘇りし~」を配信リリースする。

 ユニット結成は、徳井と渡辺の雑談に端を発するという。同番組の収録合間や終わりの楽屋までの移動中に「シティポップが流行っているからやりたいね」と話し、ゲストとして度々出演していたひろせに曲を書いてもらうという話にもなったが、あくまでも「何となく進んだ」程度だったという。

 しかし、乗り気になったのはスタッフ側。渡辺は「スタッフの尻の叩き具合がすごかった。半年過ぎてから『やりましょう!』となって」と語れば、徳井も「大人が入るとすごい!」と、実現までのスピード感に驚きの表情。

 ただ、渡辺は「歌を出すのが夢だったのでありがたくと思います」とユニット結成、楽曲のリリースを喜んだ。ユニットではプロデューサーの立場となるひろせも「素敵な二人に曲が書けるのが嬉しかった」とした。

 そんなCMS。9月7日放送の『シブヤノオトand more FES.2019』では初ステージを踏んだ。徳井は「僕と直美は芸人の中では歌を歌っている方で、直美は紅白にも出ている。でもああやって歌うのは緊張した」とし、後に映像を見て「顔がバキバキでした。芸歴20年以上だけど、もうバキバキ」。渡辺も「歌の場合、カメラを向けられたらどういう顔をしたらいいかわからなくて、私も緊張した」と、慣れないステージに戸惑いもあったようだ。しかし、ひろせは「そんな風には見られなかった」と驚いた。

 今後やりたい音楽のジャンルを、渡辺はR&B。「2000年代前半の、セクシーに男女が絡み合っているような。徳井さんの歌声を聴いたときにセクシーだと感じて、アシャンティのような、腰をくねくねするMVを撮りたい」。一方の徳井はシャンソン。「人生と喜びを歌うようなものを歌いたい。それと『3年目の浮気』のようなものをひろせ君がどういう風に作るかみてみたい」と期待。

 R&Bとシャンソン、そして結成の発端がシティポップと、ジャンルの方向性としてはバラバラだが、ひろせは「二人が輝くような曲を作りたい。それがプロデューサーとしての手腕が発揮されるところ」と意欲。徳井もひろせの楽曲作りのセンスを「ポップさというか、構成が妙。盛り上げ方を知っている」、渡辺も「メロディが良い。私たちの良さに合わせて作ってくれて」と称え、信頼を寄せた。

 様々なジャンルを取り込んで一つの形にしていくという一端も見えたCMS。渡辺は改めてグループの方向性を「ほかのグループと比べないで、CMSの概念を作りたい」、徳井「『CMSっぽよね』と言われるぐらいのものを生みたい。やっていくうちに出来上がっていくと思う。それは僕らが判断するわけではないと思う」とした。

 同曲については真心ブラザーズのYO-KINGが「ボブ・ディランみたいな歌詞の世界観」と絶賛したようだ。徳井は「アーティストたちに語られるようなユニットにしたい」と抱負。ひろせは「(YO-KINGは)詞も書きたいと言ってましたから。いろんな人がかかわるような感じにしたい」と展望を示すと、徳井も「いろんな人におもちゃにしてほしい」。

 ジャンルだけでなく、様々なアーティストを巻き込み「CMS」の世界観を作っていきたいとの含みもにおわせていた。

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