2020年4月にデビュー45周年を迎える岩崎宏美が9月14日に、彼女の地元であるティアラこうとう(東京・江東区)で全国コンサートツアー「もうすぐ45周年!岩崎宏美コンサート~残したい花について~」をおこなった。

岩崎宏美

2部構成によるコンサートの第1部は、8月21日にリリースした最新アルバム『Dear Friends VIII 筒美京平トリビュート』に収録された「雨だれ」(太田裕美)「東京ららばい」(中原理恵)「センチメンタル・ブルー」(BUZZ)などのカバー曲と、筒美京平が岩崎のために書いた曲だけで構成された全曲筒美京平作品によるステージ。デビュー曲「二重唱(デュエット)」、新人賞を獲得した「ロマンス」、さらに「シンデレラ・ハネムーン」を含む筒美京平メドレーなど、次々に歌われるヒット曲に、会場はオープニングから一気に熱気に包まれた。おそろいのTシャツとハチマキに身を包んだ親衛隊の掛け声も、その熱気にさらに拍車をかける。

そして第2部でも、2回目の筒美京平ヒットメドレーが披露され、その中の「私たち」では岩崎の指導のもと、全員参加の振付で客席もさらに一体となって盛り上がった。もちろん「思秋期」「すみれ色の涙」「聖母たちのララバイ」など、筒美京平作品以外のヒット曲や岩崎の代表曲も歌唱され、初めて岩崎のコンサートを観る人にも十分満足できる内容となった。

中でも今回のツアータイトルになった「残したい花について」は、岩崎が<生き神様>と尊敬するさだまさしが前作アルバム「PRESENT for you*for me」で岩崎のために書き下した楽曲だが、「大きなバラードの後にピアノだけで歌えるような曲が欲しい」という岩崎のリクエストで生まれたというこの曲は<良いことだけ残そう 嫌なことは置いていこう 下手だけど精一杯 生きているんだから>と歌われ、昨年還暦を迎えた岩崎に、さだから贈られたプレゼントであり、応援歌のような歌詞だ。その詞の世界をかみしめるように歌う彼女の歌声に、思わず目頭を熱くするファンの姿も見られた。

ラインナップ

岩崎のデビュー当時を彩る数々のヒット曲を作った筒美京平と、その歌声に円熟味を増した今の岩崎宏美の歌を作るさだまさし。この二人のソングライターの作品をいとおしむように歌う岩崎は、とても還暦を迎えたとは信じがたい歌声と、華やかなドレスをまとった美しい姿で「まだまだ頑張ります!」と、ファンを喜ばせた。最後はコンサート恒例の撮影タイムとなり、ファンにとっては大満足のコンサートとなった。

懐かしい曲、心に残る名曲、新しく出逢う曲、どれもこれも飛び切りの感動を与えてくれる、そんな大満足の一夜であった。このツアーは来年4月まで続く。

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