男性3人組ダンス&ボーカルグループのLeadが14日、東京・中野サンプラザホールで『Lead Upturn 2019 ~Sync~』ファイナル公演をおこない、華やかにツアーの幕を閉じた。ニューシングルの「Summer Vacation」の披露やメドレーコーナーを含む全23曲を疾走。照明・サウンド・パフォーマンス・オーディエンスがシンクロするライブを色鮮やかに披露した。2公演構成となったこの日の昼公演のもようを以下にレポートする。開演前、開演後とも、メンバーからは本ツアーに対する熱い意気込みが伝えられた。【取材=平吉賢治】

「17年活動してきて最高の声援をもらっている今年のライブ」

Lead

 昼の部開演15時寸前、Leadのメンバー3人はツアーを振り返り、また、この日のライブに対して熱いコメントを寄せた。谷内伸也は「毎回最高を更新していこう」というテーマのもとに全国をまわってきたという向上心の表れを言葉にした。そして「右肩上がりに熱が増している」という十分な手応えがあることも明かした。

 鍵本輝は、「正にLeadが17年活動してきて最高の声援をもらっている今年のライブ」と、オーディエンスの熱量に対する感謝の意を表した。「20周年イヤーという節目に向けての勢いを今年は感じている」と、未来に繋がるエネルギーを感じているという。

 谷内伸也は「過去一番盛り上がっている。見たことがない景色が毎公演見られている」と、想像以上であろうかという本ツアーの印象を語った。「楽しみで楽しみで前の日はだいたい寝られない…今日は10時間寝たんですけど(笑)」と、しっかり笑いを誘いつつ、エネルギーチャージ十分でファイナル公演を迎えていることをあらわにした。

 また、ツアーサブタイトルの“~Sync~”について、「お客さんと僕たちの感情のリンクを大事にしたい」と、グループとお客さんとの絆の重要さを語った。そして演出面について、「あまり他のアーティストさんはここまでやらないのかなというのは、照明とダンスの振りのリンク」だと言う。このあたりについてはライブのもようを後述したい。

 そして最後に、「17年と言っても凄く長いなと。まだまだ伸びしろがあると自分達では思っています。もっとカッコ良くなりながら、誰かの背中を押せる存在というか、より多くの人の支えになるような存在になっていけるように頑張っていきたい」と、心強い言葉を表した。そしてツアーファイナル・ライブへ――。

テクニカルなダンスで魅せる驚異の身体能力

Lead

 迫力満点のSEと同期する照明で幕開けとなったライブは正に“~Sync~”ショーのイントロダクションにふさわしかった。2段重ねのステージ構成で、その中央に丸型に覆われたメインブース。右側にはDJブースというセット。白の衣装に身を包んだLeadの3人は、その中央から登場し、「Be the NAKED」からライブをスタートさせた。

 Leadの3人に加わる4人のダンサーと共に繰り広げられるダンスは圧巻ハイスキル・パフォーマンス。目まぐるしく変化するフォーメーションのなかで表情を光らせながら歌う古屋、鍵本、谷内の3人は気合十分の熱量を発し、開始直後からオーディエンスとの感情のリンクが感じられた。

 「メダリスト」では谷内がソロでラップを披露し、けたたましいダブステップ・サウンドのなかで次から次へと手数を差し込む3人のパフォーマンスが輝いた。初動からの上々のテンションのままライブはメドレーコーナー「CROSS OVER」〜「Wake me up」をノンストップで展開させた。照明とダンスのシンクロが炸裂し、視覚的にもサウンド的にも、そして感情的にも、“~Sync~”というツアー名そのものであろうというシンクロ・パフォーマンスでオーディエンスを魅了した。

 MCでは「凄いな東京、元気だな! 仕上がってるか!」とオーディエンスを焚きつけるも「“仕上がってる”ってなんだよ(笑)」と、即座にツッコミが入る。ライブでのクールな面と和やか笑いありのトークの対比はLeadの魅力の一つだろう。「これまでのLead史上最高の盛り上がり。肌で感じている」と、興奮気味のLead。そして、「みんなを興奮させるパフォーマンス、ステージをLeadは作ってきているので、思う存分、素直に僕たちの熱意を受け取ってもらえたらなと思います!」と頼もしい言葉を会場に投げ、再びメドレーコーナーへ。メドレー2発目は“夏コーナー”だ。

夏メドレーから歌心溢れるバラードへ、カラフルな演出を次々と披露

Lead

 「Summer Splash」の楽曲の空気を表すような涼しげなブルーの照明が会場を包み込み、Lead は清涼感たっぷりのボーカルを披露。そして、HIP HOP調の「Shampoo Bubble」ではメンバーは“Bubble”に見立てた複数の風船を片手にパフォーマンス。ファンタジックなビジュアルを楽しませてくれる。

 そして更なるカラフルな演出を魅せたのは「Summer Madness」。メンバーは手のひらサイズのボールからラグビーボールと、次々に客席へと投げ込み、間奏部分ではテーブルが設置され、Leadと4人のダンサーによる手品のようなカップ演出でパーカッシブなビートを手元で刻んだ。テクニカルな技を光らせたと思えば、キックボードでステージ上を走り回るという無邪気な演出も交える盛りだくさんのメドレー“夏コーナー”は、リラックス・ムードでしっかりと歌を聴かせてくれた「Summer Love Story」への転換で綺麗に締められた。

 ムードを引き継ぐようにして、冒頭の3人のアカペラ・ハーモニーが美しく響く「Dear」へ。ピアノのサウンドとオレンジの照明がロマンティックな世界を作り出した――。

 一旦大人な雰囲気になったかと思えば、再度ダンス・モードへ入るLead。3人は青、緑、紫のスタイリッシュなスーツ衣装にチェンジし、キレ味抜群のダンスを2段重ねのステージを駆け巡りながら意気揚々と輝かせた。バックダンサーがギターやベース、管楽器を持っての賑やかな空気感で「Funk This Time!」をファンキーに披露。エンタメ性満載のライブにオーディエンスの熱量はとどまることを知らぬ程の広がりを見せていた。

「みなさんが熱い視線と声を届けてくれるのが一番熱かった」

 その後もハットを被ってクールに決める姿に、マイクスタンドを使用したシンプルなパフォーマンス、どこまでもパッションが溢れるボーカルと、Leadの「毎回最高を更新していこう」という言葉が正に現れているように、ライブを疾走させていた。終盤のMCでは「みんながこうやって騒げるライブが一番」と、確かな手応えがあることを会場に伝えた。

 キラキラと弾ける情熱が溢れんばかりの「Summer Vacation」を経て、「ラストー!」という掛け声と共に最終曲、「雫 ~Sizk~」へ。ダンサー4人、Leadと、この日の全員全力フルパワーのパフォーマンスを弾けさせ、本編は幕を閉じた。「右肩上がりに熱が増している」という開演前の言葉を確かに感じることができるライブだった――。

 そして、割れんばかりの声援、アンコールに応えたLeadは「ANTHEM」「Paradise City」を、おそろいのTシャツ姿で披露した。最後はステージ上でタオルを振りながらのパフォーマンスで大団円。オーディエンスに向けられた「18年目もついてこいよ!」という男らしい言葉でライブは爽やかに締めくくられた。

 終演後、Leadは「自分達が熱くなればなるほど、みなさんが熱い視線と声を届けてくれるのが一番熱かったです!」と、興奮覚めやらぬ雰囲気でライブの熱気を笑顔で語っていた。開演前に鍵本が語った“20周年イヤーという節目に向けての勢い”を全身で感じられるようなライブは、「より多くの人の支えになるような存在になっていけるように」という想いを実現させるものであることを感じさせてくれた。

セットリスト

Lead LIVE TOUR『Lead Upturn 2019 ~Sync~』
2019年9月14日@東京・中野サンプラザホール
昼の部

01. Be the NAKED
02. メダリスト
03-1. CROSS OVER
03-2. Stand by me
03-3. Drop in the box
03-4. Fairy tale
03-5. Wake me up
04-1. Summer Splash
04-2. Shampoo Bubble
04-3. Back pack
04-4. Summer Madness
05. Summer Love Story
06. Dear
07. Say Good-bye Say Hello
08. Virgin Blue
09. Funk This Time!
10. Bumble bee
11. Fall in Love
12. Baby what turns you on
13. Summer Vacation
14. 雫 ~Sizk~

ENCORE

EN1. ANTHEM
EN2. Paradise City

記事タグ