努力の先に見えるもの

――大場さんと篠原さんは最初、Cグループにいましたが、自主練など努力を重ねてBグループに上がることができました。その時の心境を教えてください。

篠原望 自分一人では上がれなくて、メンバーに教えてもらったり、自主練の時もAグループの子に教えてもらっていて、その子の時間も割いてやっていたので、Bに上がれたときは本当に嬉しくて、心から感謝しました。私自身は人に頼るのがそんなに得意じゃないというか、今までだったら人に聞かないで一人でやっていたと思うんです。でもAkane先生も「皆と助け合って」とおっしゃっていたから、今回は思い切って聞いてやろうと思って。それが目に見える形で正解として出てきたので、単純に嬉しかったです。これからこうしてもっとやっていけば、どんどん良い方向にいけるんじゃないかなと思いました。

――自分の殻を破ったんですね。

篠原望 そうです。私は年齢的にも上ですし、アンダーの中だったらだいたい前に立たせて頂いているので「しっかりしないといけない」という気持ちが強くて頼りづらいところもあって。今回はダンスも未経験でしたし、それが得意なメンバーもたくさんいたので「少し頼ってもいいのかな?」と思ってやってみたら良い方向にいきました。

篠原望

篠原望

――大場さんはどうですか? リズムを声に出して振りを覚えていましたけど。

大場結女 中学校の時にオーケストラをやっていたので、リズムにした方がやりやすかったので、ああいうふうにしました。その部活には部員が80、90人いて、私はずっとリーダーをやっていました。大勢をまとめるという立場なので、あまり弱みは見せられなくて、それを見せられるのは家族ぐらい。今回、Cグループという結果になって悔しかったけど、また強がっちゃってその気持ちは表に出せなくて。本当に悔しかったんですよ。でも中学生の時も努力してソロパートをもらった経験があったので、努力すれば絶対に見てくれると信じて、ダンスは未経験で苦手だったけど頑張りました。Aグループの同じ2期生とか、これまでは緊張して話しかけづらかった先輩にも声をかけて頂いて。のんちゃん(篠原望)じゃないけど、自分の殻を破った感じです。自分なりではあるけど、努力できたかなと思います。

――社会には、努力しても報われないと思っている人もなかにはいて。ラストアイドル自体が努力して壁を乗り越えることを体現しているけど、今回は特に大場さんと篠原さんがその象徴として番組で紹介されていました。あえて聞きますが、努力は報われますか?

大場結女 断言はできないけど、努力して後悔はしないと思います、絶対に。自分のなかで、学べるところもあるだろうし、努力すれば自分のなかでは成長もできると思うので、違う形になるかもしれないけど、何かしらで報われると思います。

大場結女

大場結女

――篠原さんはサードシーズンで橋本桃呼さんに敗れて、今はアンダーとして活動されていますが、今こうして活動している自分をどう見ていますか?

篠原望 バトルに負けたときは、アイドルになることをあきらめようと思っていました。でもファンの皆さんが「やめないでほしい」と応援してくださって。今こうしてテレビで見ていた1期生の皆さんと全員でやっていることが、すごいしありがたいと思います。サードシーズンでのバトルは1年前で、あの時の自分ではこうやって取材を受けていることも考えられないですし、自分自身この1年でかなり変われたと思います。

――ファンの声援があってのことですが、続けていれば何かが見えてくる?

篠原望 諦めてしまったらその先はないけど、あきらめなければ、すぐに結果は出ないと思うけど、いつかは良い方向に繋がると思います。

変われるタイミングだった

――一方、池松さんは今回のレッスンで指導係を担当されていました。番組に映っていない舞台裏があったら教えてください。

池松愛理 レッスン中、akane先生が打ち合わせで離れるとき必ず「池松、やっておいて!」と言われていて、akane先生がやっていたことを急に任されることが多かったんです。ラストアイドルはメンバーの人数が多いから、この時間を無駄にしてしまったら損だなと自分自身にすごくプレッシャーをかけていて、何をしたら一番効率が良いのか、時間も限られているし、毎回毎回同じことをやっていたら体力も奪われちゃうし、「青春トレイン」は踊るのがめちゃくちゃ大変だからどうしたら一番良いのかをいつも考えていました。

――番組では間島和奏さんが、神宮でのパフォーマンスを終えたときに皆に向かって「偉そうに言ってごめんなさい」と言われていました。その間島さんは歩く芸術の時に指揮者になって、任命されたときはプレッシャーを感じていて。池松さんも間島さんのようにリーダーになることの大変さが分かった感じでしたか?

池松愛理 それはすごく感じました。私は、ラストアイドルに入る前にアイドルを教えていた時期もありました。その経験を活かそうと思い、当時を振り返りつつ改めてリーダーとはどういうものなのかを考え、取り組みました。だけど、正直戸惑いました。ラストアイドルに入って2年目で急に立場がリーダーに変わったら周りも動揺すると思うし、私もどうしたらいいんだろうと思いました。

――間島さんも池松さんもセカンドユニット所属という立場ですし、それでリーダーとなったら動揺はありますよね。akane先生は最初の頃、全体に向けて「プロとしての自覚がない。他人ごとに思っている」と指摘されていましたが、リーダーになって考えが変わったところはありますか?

池松愛理 ラストアイドルとして活動していくなかで、個人的にも思っていたことでした。それをakane先生がビシッと言ってくださって。毎日メンバーといるといろんなものが見えてくるし、いろんなことも感じる。でも自分はリーダーでもないし、私が言ったところで何も動かないと思っていたので、言うだけ無駄かなと感じていました。メンバーも多いし。でもあそこでakane先生がああやって言ってくださって、私にとっては救世主が現れたという感じでした。変わるなら今だなと。

――実際に変われた?

池松愛理 変われたと思います。「青春トレイン」が神宮花火大会の会場で成功して、私的には良いものが出来たと思っています。

池松愛理

池松愛理

――長月さんはどう思いますか? 変わったなと思いますか?

長月翠 私も考えは一緒で、Akane先生が「何でここにいるのか、ということも分からない子もいる」と言われていて。私自身、メンバーとは良い意味で一定の距離を置きたいというのはあって、それは友達になってしまったらぬるくなってしまうところも出てくるかもしれないから。ラストアイドルは、軽い気持ちでは耐えられないほどの重量があるグループで、でもその重さに耐えられるグループになってきたと思います。

池松愛理 一人一人に責任感が芽生えてきたと思います。

――メンバー一人一人がグループに対して主体的になってきたということですよね。

長月翠 「端にいるから、後ろにいるから手を抜いていい」と思っていなくても結果的にそうなってしまっていたと思うんです。でも今回のダンスは後ろまでも役割がちゃんとあるので、意識が変わっていったと思います。

――歩く芸術からの今回のダンス。団結力を養った歩く芸術がなければ、今回はできなかったですよね?

長月翠 ほんと、そうだと思います。

長月翠

長月翠

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