印象的な“Scenery”は温かい温度のまま大事にしまってある

「願い」ジャケ写

――カップリングの「Scenery」は友情を描いた作品ですが、このテーマで曲を作ろうと思ったきっかけを教えて下さい。

 「Scenery」は、「願い」に出てくる二人が、もう少し時間を経て着実に築いた絆を歌った曲として作りました。「こんなシーンで流したい」というお話を伺っていたので、そのシーンに合うよう、イメージに沿って膨らませていきました。苦しい時も嬉しい時も、共に歩いてきたという絶対的な信頼関係や絆、お互いがお互いを想い合う気持ちを感じてもらえたらいいなと思います。この二人の関係性に拘らず、聴いてくださった方が自分の環境に自由に当てはめられるような曲になってくれたら嬉しいです。

――編曲はシンガーソングライターのrionosさんが担当されていますが、どのような経緯でお願いする事になったのでしょうか。アレンジ作業でのエピソードもあればお聞かせください。

 私が最近rionosさんの曲を聴いているとスタッフさんにお話した事があって、それをずっと覚えてくださっていて、この「Scenery」が出来た時に、この曲のアレンジのお話を直接rionosさんにご連絡してくれたんです。そして、なんとお受けしてくださることになって…。とても感激でした。ものすごく壮大なアレンジで、初めて聴いた時は鳥肌がたちました。目の前にすごく立体的な空間が見えそうなアレンジで、何度も再生しました。

 アレンジに関してrionosさんにお話する際、音の名前というか表現の仕方がわからず、○分○秒のピロピロ鳴っている音を~と擬音に頼ってしまう自分が少し恥ずかしかったです(笑)。大サビの終わりの弦の駆け上がりの部分がすごく気に入っていて、そこを今でも何度も聴いてしまいます。

――Sceneryとは風景という意味ですが、Uruさんの人生の中で印象的な風景にはどのようなものがありますか。

 これはなんと言っても、ライブの会場でデビュー曲の「星の中の君」をお客様と一緒に歌った時の景色です。音も一緒に景色に溶け込んで、すごく温かい温度のまま大事にしまってあります。

――King Gnuの「白日」との出会い、この曲を知ったきっかけはどのようなものだったのでしょうか?

 主題歌になっていたドラマを偶然見た時に、すごく良い曲!と思ってすぐに検索しました。リリースされた後すぐに購入してずっと聴いていたので、歌わせて頂けて嬉しかったです。

――この曲をカバーされてみて、ご自身の歌に新たな気づきはありましたか。

 縦のタイミングを合わせたり、ブレスの位置だったりがすごく難しい曲だなというのはあったのですが、でも楽しみながら歌えました。バラードを歌うことが多く、Uruのイメージ的にもバラードのイメージを持たれている方がたくさんいると思うのですが、こういったアップテンポの曲やリズムが印象的な曲にもどんどん挑戦していきたいなと思いました。

――アレンジに参加されていますが、どのような関わり方をされたのでしょうか。

 ピアノ1本での歌唱なので、音数の多い原曲の雰囲気をどうやってピアノ1本にするかという相談から入って、デモ音源をやりとりして形を作っていきました。原曲のイメージを壊したくなくてリズムを大事にしたかったのと、ピアノで歌うという「ならでは感」を相談しました。

――人気のある楽曲ですが、Uruさんが思うこの曲の魅力はどこにあると思いますか。

 リズムとボーカルがすごく印象的なのと、サウンドがとてもカッコ良くてメロディーもつい口ずさんでしまうようなキャッチーさを感じました。

――Uruさんが他のアーティストの曲をカバーする時に心掛けていることは何でしょうか。

 原曲の雰囲気を崩し過ぎないことと、歌詞をよく読んでから歌う事です。あとは、そこに私らしさをプラスできるように…。

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