自分の気持ちでジャンプだけして頂けるようなシンガーに

――「散々花嫁」は私はすごく川谷さんっぽい曲だなと思いました。

 すごいタイトルの曲が来ちゃったなと思って、歌詞を見るのが怖いなと思いました(笑)。怖い曲だったらどうしようとか思ったんですけど、この曲に出てくる女性はすごく頼もしい方だと思って、強いというわけではなく、脆さもあると感じました。川谷さんは何でここまで女性のことがわかるんだろうと不思議に思いました。

――歌詞に<嫁に行けばいくらでもやり直せるわ>とありますけど、結城さんはこの考え方に共感できました?

 私はそういう風には考えた事はなかったので、そう考える人もいるんだと思いました。というのも、私のマネージャーさんがMV撮影の時にこの歌詞に関して「本当にそうだよね」と言っていたんですよ(笑)。

――意外と身近にいたんですね。

 女性は上書きしていける人が多いみたいなんですけど、私はどちらかというとフォルダを分けてしまう方だなと感じているので、リセットはできないと思います(笑)。

――「散々花嫁」は「さよなら私の青春」と比べると歌い方がアグレッシブですよね。

 「散々花嫁」はアレンジをして下さったTom-H@ckさんがディレクションして頂いたんですけど、すごく明るい方で、初対面だったんですけど過去にお会いしたことがあるんじゃないかぐらい気さくなんです。それもあってすごく楽しくレコーディング出来たので、その感じが出ていたのかも知れないです。レコーディングもスムーズで3時間もかかっていないと思います。

――歌詞の<チャンポン麺みたいな絶妙な塩梅で恋がしたい>のところも独特な感覚ですよね。普通の方ではなかなか出てこない組み合わせです。

 そうなんです。私も最初見たときにどうやって歌えば良いのか悩んだ部分なんです。でも、Tom-H@ckさんが「ここはウィスパーで」と指示を出して頂いたので、その通りに歌ってみました。

――最後に結城さんはシンガーとしてどんな存在になりたいですか。

 皆さんの希望になりたいとか、そういうのは今のところ全然思っていなくて…。生きている中で辛いことや嫌なこととか、私も暗い体験もあったので、そういう時期を乗り越えて、今やりたいことや夢に向かって皆さんに支えられながら歩めています。私は辛い事がずっと続くわけはないと思っていて、こんな私でも乗り越えることが出来たので、「結城がやれているんだから大丈夫だろう」と、私を踏み台ぐらいに考えてもらえる存在で良いかなと思っています(笑)。ホップステップぐらいの感じで、あとは自分の気持ちでジャンプだけして頂けるようなシンガーになれたらと思います。

(おわり)

作品情報

結城萌子

「innocent moon」

価格/品番:WPCL-13091/1500円(+税)
発売日:8月28日
収録曲:
M1「さよなら私の青春」 (作詞/作曲:川谷絵音、編曲:菅野よう子)
M2「散々花嫁」 (作詞/作曲:川谷絵音、編曲:Tom-H@ck)
M3「幸福雨」 (作詞:川谷絵音、作曲:川谷絵音/ちゃん MARI、編曲:ちゃんMARI)
M4「元恋人よ」 (作詞/作曲:川谷絵音、編曲:ミト

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