ブルーノ・マーズと共演したい

近藤利樹

――原曲を知っている人が聴くと、意外性のあるイントロですよね。さて、7月17日には「SUNNY SIDE」が配信リリースされましたが、この曲はマリンバ奏者のSINSKEさんとの共作ですね。

 ベースとなる曲はSINSKEさんです。2曲ほど送って頂いたんですけど、「SUNNY SIDE」を選ばせていただきました。それに僕もアイデアを入れさせて頂いて、メロディにちょっと音を足させていただきました。あと、SINSKEさんのソロパートのバッキングを考えさせていただいています。

――お気に入りの部分はどこでしょうか。

 僕が弾いているソロパートでひとつのメロディを3回繰り返すんです。メロディは変わらないけど、バックのコード進行が変わっていくというところが気に入っています。

――通常メロディを変化させていきたくなるところを敢えて変えないという試みですね。「SUNNY SIDE」はメロディの一音一音が際立って聴こえますが、近藤さんのような音を出すコツは?

 コツですか! うーん、ちょっと待って下さい(ウクレレを弾き始める)。あっ! 今気づいたんですけど、爪の先で弦を弾くのではなくて、爪の付け根あたりから弦を押すように弾いているみたいです(笑)。特にジャカジャカと弾くストロークではこんな感じが多いと思います。それもあって弦が欠けると言いますか、すぐボロボロになってしまうんですけど。ライブで激しい曲を弾くとすぐボロボロになります…。

――確かに弦がささくれていますね…。今こうやって生で聴かせて頂いていると、ウクレレってサイズの割に音が大きいと感じたのですが、近藤さんの弾き方も影響しているかも知れませんね。

 このウクレレはテナーサイズなので、それでより大きく聴こえているかも知れないです。ソプラノという、もう少し小さいサイズのウクレレは音量もそんなに大きくないです。でも、そのソプラノサイズは最初に買ってもらったもので、5年くらい弾いているからか、音がどんどん良くなって来て、このテナーサイズのものより音が大きく感じます。

――弾き込んだことで、すごく響くようになったんですね。ちなみにメインのウクレレはどれなんですか。

 このテナーはKAMAKAというメーカーの100周年モデルで“100年君”と勝手に呼んでいるんですけど、もう一本テナーを持っていて、それはジェイク・シマブクロさんのシグネイチャーモデルなんです。そっちを基本メインに使っていて、その名前もズバリ“メイン君”で。メイン君は今ちょっと調子が良くなくて、今は“100年君”を使ってるんです。

――メインという事もあって酷使し過ぎたかも知れないですね。、今後挑戦したみたいテクニックや表現はありますか。

 ウクレレでスラップ奏法をやったみたいなと考えているんですけど、弦がナイロンなので鉄弦のようなサウンドにならないので悩んでいます。昨年リリースさせて頂いたミニアルバム『UKULELE DAYS』に収録した「Uptown Funk」のイントロなんですけど、それは指の腹に弦を引っ掛けて指板にぶつけてスラップっぽいサウンドにしているんですけど、それを親指でやったらスラップっぽく見えるかなって(笑)。

――スラップ風ですね。

 見た目だけなんですけど(笑)。あと、ウクレレでエレキギターみたいな音を出してみたいなと思っています。エフェクターとか挟まずに音の切り方など演奏方法を変えて、出せたら良いなと思って。今はギターカッティングみたいな音に挑戦していて、爪の側面を使って、ピックで弾いているような音を出せるようにもなってきました。

――今はウクレレっぽくないサウンドを追求しているんですね。

 あと、つい最近観た「ベーシストがアコギを弾いてみた」という動画がYouTubeにあって、それがめちゃくちゃ凄いんです。1人でベースとギターを演奏しているみたいな感じで、それをウクレレで出来たら面白いなと思っています。ウクレレは弦が4本しかないから難易度は高いんですけど。

――やりたい事が沢山あるんですね。ピアノもやっていますよね。

 練習はしていました。でも、今はパソコンを使って打ち込み、DTMにもハマっていてその中で鍵盤を弾くぐらいです。

――早くもアレンジにも挑戦してるとは未来がさらに楽しみですね。最後にどんなウクレレプレーヤーになりたいですか。

 ブルーノ・マーズさんと共演出来るようなプレイヤーになりたいです。すごく格好良いので、僕も頑張って同じステージに立てるように頑張りたいです!

(おわり)

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