歌手の山本譲二が25日、東京・青山のザ ストリングス表参道でデビュー45周年を記念した『プレミアムディナーショー』で45周年記念曲「人は旅人」を披露した。

 発表会のサプライズゲストとして登場した、今回の新曲を手掛けた“盟友”吉幾三と共に囲み取材に応じた山本は、「18歳で一人で右も左もわからない東京に来て、それから24歳でデビューして、7年経って“みちのくひとり旅”に出会って、よう頑張ったなと。」と、まさに45年前の今日、1974年7月25日が「西川峰子さんと同じ日がデビューでした。彼女はいきなりヒットしたからね。」と、懐かしそうに当時を振り返りました。

山本譲二と吉幾三

 今回の新曲「人は旅人」について、「初めて聞いた時にこれはいけるなと。なんて良い曲なんだ。なんでこんな詞が書けるんだと。やっぱり吉幾三は苦労してるし、物事知ってるな。」と、新曲への手応えを語ると、横にいた吉が、「詞の中で、彼(山本)に助けられた部分があるんです。“腰を上げろ”というフレーズを強調したいと。座ったままじゃだめだと。俺たちはまだまだ行けると。そういう歌にしたいんだって。だからまた重い荷物を背負って歩く“旅人”にしようということになったんです。」とコメントし、「やっぱ俺って凄くない?」と、笑いを誘った。

 会見の前に行われたディナーショーで、5月に緊急入院し大腸がんの手術を行っていたことをファンに公表。囲み取材での質問に対し、「(病気が分かって)吉に“お前がかかっている病院で手術を受けたい”と相談し、紹介してもらって手術を受けました。6月末に再検査を受けて転移も見つからなかった。」と現在の体調についてコメントし、今日まで公表を控えたことについては、「95歳になる母さんに、31歳まで“みちのくひとり旅”で売れるまで心配かけた母さんに、自分ががんになったということを知られるのが嫌でした。でも、先日母に会って病気のことを話しました。そうすると“あんた何かご飯食べた?”と素っ気ない返事でした。あー、もう母さんもそういうことが分からなくなったんだなあって。だから今日、言わないのも水臭いなあと思ってファンの皆様にも報告できました」とコメントすると、一度控室に戻った吉がハンカチを持って再登場し、場を和ませた。

 これからについては「45周年を迎えることが出来てこんなに嬉しいことはありません。素晴らしい歌に出会えたので、さらに一生懸命魂を込めて歌っていきたいと思います」と、決意を新たにした。

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