3人組ダンス&ボーカルユニットのw-inds.が7月31日、41枚目となるシングル「Get Down」をリリース。前作「Dirty Talk」から約1年4カ月ぶりとなったシングルは、橘慶太の作品史上最強のダンスナンバーに仕上がった。リズムトラックにこだわりを見せた曲でストリート感全開の力強いダンスも堪能できる。今作も橘慶太が作詞・作曲をおこない、トラックダウンからマスタリングまで担当。レコーディングも自宅でおこなうという初の試みも。その自宅レコーディングのエピソードや振り付けなどについて3人に話を聞いた。【取材=村上順一】

初の自宅レコーディング

「Get Down」通常盤

――「Get Down」はけっこうギリギリまで最終調整をされていたみたいですね。

橘慶太 そうなんです。一回完成したんですけど、サビのボーカルをミックスダウンで、より勢いを出しました。最後に確認で聴いていたら気になってきてしまって…。

千葉涼平 そうだったんだ(笑)。

緒方龍一 僕はもう最初に上がってきたものを聴いて最高で、さらにマスタリングして上がってきたのを聴いて、もう最高! という感じでした。

橘慶太 僕がフィルターとなって2人に聴いてもらっているので、いつでも最高の状態なんです(笑)。

千葉涼平 本当にデモの段階からクオリティが高くて最高ですから。

――今作「Get Down」はかなりダンスにも比重を置かれたということで、涼平さんと龍一さんの意見も?

緒方龍一 今年の3月から5月に掛けてファンクラブ限定のトークライブ『w-inds. FAN CLUB TOUR 2019 ~Talk Session~』をやったんです。その時に「Time Has Gone」をやったんですけど、それがすごく楽しくて、トークも楽しいけどやっぱり僕達は歌と踊るパフォーマンスがしたいよねと改めて思って、歌とダンスに情熱を注ぎたかったという経緯があるんです。

千葉涼平 それもあって、今回はいつも以上にハードで尖ったダンスになったと思います。

緒方龍一 この曲の構成として展開が多いんです。その展開に合わせたダンスをしているので、そこが見どころだと思っています。

千葉涼平 同じ場面というのがサビくらいしか出てこないんです。だから、より印象にめ残るサビになっているなと感じました。

橘慶太 ダンスパフォーマンスというのは、僕らの大きな武器でもあるので、そこを最大限に活かせるようにと意識しました。それもあってビートの部分にすごくこだわりました。ボイスパーカッションも入れてみたり、声ネタなどビートトラックだけでも格好良くなるように、すごく工夫しましたし、50トラックぐらい使っています。

――それはけっこう多いですね。歌のレコーディングはいかがでしたか。

橘慶太 今回、初めて自宅でレコーディングしたんです。なので、2人が家に遊びに来た感じで(笑)。

千葉涼平 確かに遊びに行ったついでにレコーディングした感覚もありますから(笑)。

――かなりリラックスした感じのレコーディングで。

橘慶太 朝から来てもらって、龍一くんのために僕がパンを用意して。

緒方龍一 僕が最初に慶太くんの家に着いて、パンとスープをゆっくりと頂いてから、レコーディングに入るという感じなんです。今度はお昼頃に涼平くんがやってきたら、おやつにイチゴミルクを買ってきて、みんなでイチゴミルクを飲んで。

――そのリラックスした感じは音源から全く伝わって来ないですね(笑)。

橘慶太 レコーディングが始まると、チャンネルがみんな切り替わるんです。今は普通に喋っていますけど、レコーディングになったらみんな敬語になりますから。仕事スイッチみたいなのが入って、友達とかそういう感覚はなくなるんです。

緒方龍一 慶太くんがディレクションをしてくれるようになってから、自然とそういう風になっていきました。

――「Get Down」歌のポイントはどこになりますか。

橘慶太 今まで僕はこんなにシャウト気味に歌ったことはなかったと思います。過去にロックっぽい曲があって、その曲でちょっと歌ったことはあったと思うんですけど、ダンス系の楽曲でこういう発声で歌ったのは初めてです。

――歌詞でこだわったところはどこでしょうか。

橘慶太 歌詞を書く時にどういう風に書こうというのはあまり考えないんです。トラック先行で作って、その曲を聴いた時の印象、それに合う世界観というのと、周りの人の意見を取り入れるというのを大切にしています。みんなの意見とすり合わせながら書いていくです。「Get Down」のような曲は響きがカッコよくなるように、母音と子音を選びながら、ハマる言葉を探していきます。

――そもそも、なぜ慶太さんの自宅でレコーディングをすることに?

橘慶太 自宅機材の電源を変えたんです。それで音が良かったのでレコーディングもやってみたいと思って。スタジオのメリットももちろんあるんですけど、オーディオ・インターフェイスの電源もコンデンサーを取り替えて、既存のものより音がいいんです。ヒューズの部分を取り替えてブレーカにしてちゃんと電気が行くようにしたので。

緒方龍一 3曲を3日間に渡ってレコーディングしたんですけど、行く度にスタジオがちょっと変わっていくんですよ。

橘慶太 やってみて音の反射が気になったところにカーテンを掛けてみたり。あとソファがあるんですけど、そこにフットマッサージャーを置いたらみんなもっとリラックスできるかなとか。いろいろ反省しながスタジオをグレードアップしていきました。

千葉涼平 そのフットマッサージャーがまた良いんです(笑)。

――お2人はプライベートで慶太さんの自宅に行くことって結構あるんですか。

千葉涼平 最近はあまりないですね。

緒方龍一 昔は慶太くんの家でクリスマスパーティーをやったりしていましたけど。

橘慶太 昔は毎年やっていて、一番多い時は30人ぐらい来たんです。みんな酔っ払って朝の4時か5時頃に帰っていくんですけど、そこから朝の7時まで僕は掃除してるんですよ。それを冷静に考えたらパーティーをやる気力がなくなりました(笑)。注意事項とかも壁に貼ったんですけど、もう誰も守らない(笑)。

千葉涼平 お酒が入ってるからもう無理ですよ(笑)。

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