若手ラッパーの日本一を決めるフリースタイルバトル『BSスカパー! BAZOOKA!!! 第16回高校生RAP選手権 令和元年スペシャルトーナメント』が24日、東京・新木場STUDIO COASTでおこなわれ、大阪出身のRed Eyeが4回目の出場で優勝を果たした。大会後に囲み取材に応じたRed Eyeは「(優勝が)やっとできた」と感慨に触れた。

 令和に入って最初の大会は、東京・大阪オーディションを勝ち抜いた現役高校生MC8人と、第11回大会から15回大会までの優勝、準優勝者7人、審査員推薦枠1人を加えた8人という、現役組・卒業組入り乱れての特別トーナメント。

 1回戦目から好カードが続き、2回戦目以降は均衡した戦いが多く、まさに白熱。前回覇者の百足が初戦で敗れる番狂わせもあり混戦だった。一方、第14回大会で優勝しながらもその後の15回大会で初戦敗退を喫したHARDYが雪辱を晴らさんばかりに順当に勝ち上がり。しかし、その勢いを止めたのは15回大会で優勝候補を担いながらも敗退した12回大会優勝者のNovel Coreだった。

 そのNovel Coreを決勝で下し、優勝者の座に就いたのは14回大会で準優勝だったRed Eye。15回大会は音楽活動に集中するため欠場した彼が2大会ぶりのトーナメントで、その期間に養ったスキルとスタイルの進化をみせ、圧巻の強さで優勝した。Novel Coreも「悔しいけど、Red Eyeにあって俺にないのは説得力。これからの活動を通じて身につけていきたい」と称えていた。

 審査委員長の漢 a.k.a. GAMIも「今日の大会は難しい判断(審査)も多かったけど、最後の戦いは誰もが納得のいく勝負だった」とし、R-指定も「2人とも成長したうえでこれまでにないバトルをみせてくれた」と決勝を繰り広げた2人を絶賛した。

 Red Eyeは大会後に報道陣による囲み取材に応じた。「楽しかったです」と振り返った本大会。優勝トロフィを両手に「(優勝が)やっとできたな」と感慨。名古屋で開催された14回大会では優勝候補とされながらもHARDYに敗れたものの「悔しさはなかった」という。

 ただ、15回大会は欠場。この間は「知名度と技術をもっとつけないと勝てないと思って、頑張って音楽を作っていた」とし、実際にシングルもリリースしている。そうして迎えた本大会。臨むにあたっては「不安もあった」というが「自分自身に勝てれば優勝できると思った」とし、そのための対策として「メンタルを鍛えた」そうだ。

 また、14回大会と比べ、非合法的なワードは少なくなり、スタイルにも変化が見られた。「大人になったから」とはにかんだが、「ライブを重ねるごとに見せ方に気を付けたり、どうしたら格好良くなれるかなと思ってやってきた」と振り返った。実際に審査員からも技術力の高さを評価されていた。

 今後は『高校生RAP選手権』には出ず、音楽活動に注力していきたいというRed Eye。海外も視野に入れており「今年は基盤を作っていきたい」とも。また後輩に対しては「悪い意味ではなく、なんでも経験したほうがいいと思います。経験して、自分と会話したほうがいい」とアドバイス。改めて「今後ももっと頑張りたい」と意気込んだ。

 本大会の模様はBSスカパー!で8月12日午後9時から放送される。

記事タグ