5人組ロックバンドのネクライトーキーが24日、ミニアルバム『MEMORIES』をリリースする。昨年12月にファーストアルバム『ONE!』を発売し、今年3月の全国ツアー『オーキートーキー! 全国編「〆」』の大阪・梅田Shangri-la公演で中村郁香(Key)が正式加入。同作は、メンバーの朝日(Gt)が「石風呂」名義で発表してきたボーカロイド楽曲を改めてバンドで収録した。これまでライブで演奏してきた曲に加え、「音楽が嫌いな女の子」も収録されているファンにとっても嬉しい内容。8月にはワンマンツアー『ゴーゴートーキーズ! 全国編』も控え、活動の充実ぶりが窺える。朝日もツアーについて「音源バンドじゃなく、いいライブをするバンドだと思ってほしい」と気合十分だ。メンバーに今作の聴きどころや今後の活動などについて話を聞いた。【取材=小池直也/撮影=村上順一】

制作環境の変化

もっさ

——『ONE!』が発売されてから半年経ちましたけど、反響や手応えはいかがですか。

藤田 どこに行っても曲をみんな知っていて驚きでしたね。人生ではじめて大型フェスに出演させていただいて、単純にお客さんがたくさんいるなと思いました。

もっさ リリースツアーではじめてのライブハウスでライブしても、地方のみんなが聴いてくれていることを反応で実感しました。ちゃんと届いてるんだなと。

朝日 ツアーでたくさんの人の顔を見て、気持ちが通じたような感じが嬉しかったですね。日々が駆け足だし、自分のあずかり知らぬところで何かが起こっていて、実感が正直よくわからないです。不思議な感覚の方が大きかいかもしれません。

中村郁香 Twitterとかで「『ONE!』買った」と写真を載せてる方が結構いましたね。CDって売れないっていうイメージでしたけど、買ってくれてるじゃんと少しホッとしました。

カズマ・タケイ 一番嬉しかったのは、普段あまり音楽を聴かない友人から「聴いたよ」と声をかけてもらったことです。YouTubeにも動画を上げていますが、そこにたどり着くのは音楽を聴いてる人たちだと思うので。

——「オシャレ大作戦」 のミュージックビデオはYouTubeで300万再生を突破しましたね。

朝日 数字だけ聞くと確かにすごいんですけど、だからといって何かが変わるということもないです(笑)。

藤田 100万を超えるか超えないかのときは、こまめにチェックして「頑張れ!」と思ってました。でも今は久しぶりに見て「そういえば300万超えてんねんな」という感じ。「こんがらがった!」のMVも「100万超えてんねんな」みたいな(笑)。

もっさ YouTubeの「オシャレ大作戦」の音源はデモバージョンなんです。『ONE!』では録り直しているので、音が全然違うんですよね。

朝日 レコーディングの環境もぜんぜん違いました。ベースなんてラインで録音してますし。 エンジニアの方が聴けるところまで精一杯持っていってくれて。

——周囲や制作の環境が変わって、作る音楽も変わってきた?

朝日 歌詞に関してはそこまで変わらないですね。演奏的には今作ってる曲がすごく難しくなりそうで怖い(笑)。でも、これからはどんどん変わっていきそうな気もします。ただ、どんなに変化したところで曲がよければ聴いてもらえるはずなので。今は次にどうするかを考えているところです。

中村郁香 私はサポートから正式にメンバーになってやっとみんなで制作しているという実感がわきました。

——新作『MEMORIES』は石風呂(朝日)さんのこれまでの曲を再構築した作品ですが、メンバー内ではどんな話し合いがあったんでしょうか。

朝日 特にはありませんでした。話していくうちに「せっかくライブでやってる石風呂曲をリリースするのはどうか?」と。

朝日

藤田 ちょうど良かったんですよね。

朝日  最初は出さないつもりでした。でもライブで披露してるし、自分がお客さんだったらあった方が嬉しいなと思ったんです。ライブを見た後に「演奏していた曲が入っているアルバムはどれですか?」と物販で聞いて買っていく人も多い。それで作品がないのは不親切だなと。

カズマ・タケイ 初ライブからずっと石風呂曲をやっていて、オリジナルとの住み分けも特にありませんでした。だから、今回その曲をまとめたのも必然で、あまり特別な気はしていません。

中村郁香 たしかに境目はないですね。新曲の「音楽が嫌いな女の子」以外は全部やってましたし。

藤田 むしろ「こういう新作やりたかった! わーい」っていう感じです(笑)。

——もっささんにとっては、このバンドに誘われるきっかけとなった曲が「夕暮れ先生」ですもんね。

もっさ 普通に好きで単にファンでした。CDも持ってるので全曲知ってます。高校時代は普通に通学しながら聴いていましたし、不思議な感覚ですね。「生で演奏が見れたら楽しそうなんだろうな」と思ってたのに、自分がやる側になってるなんて。

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