フォークソング部の思い出

駒形友梨

――ライブで披露するときのイメージなどはあります?

 「ララルハレルヤ」はノリのいい曲なので、きっと楽しんでいただけるだろうなと思ってます。でも「アクアリウム」とか普段歌わないような幻想的な曲 は、歌ったらどうなるのかなと考えてます。

 自分の作詞に関してはきっと気持ちに正直に歌えば大丈夫かな。「invincible self」はぜひ最後まで歌いきれてるか見守っていただきたいですね(笑)。

――それにしても声優さんって、みんな歌が上手いですよね。

 たしかに上手い人が多いです。「なんでそんなに上手なの?」みたいな。

 声優はいい声が出るのが基本なので、音程を外さず気持ちが乗ってくれば、それだけですごいものが当たり前に出てくるんです。技術の高い方はとことん歌もいいと思います。

 演技はキャラにどう寄せるか、キャラを自分に持ってくるかで、逆に歌はキャラに自分の感情を重ねていくイメージ。似ているようでどこか違う気がします。

――もともと歌もできる声優さんがお好きだったと聞きました。

 林原めぐみさんが好きで、歌も声優もできる人ってすごいなと。キャラクターソングって声優しか歌えないじゃないですか。「歌いたいし、アニメにも出たい」という欲張りな気持ちが極値に達して、声優を目指したんです。アニソンもよく聴いていましたね。

 でも最近Apple Musicに入ったので、いろいろな曲を聴きたいというタームが来てます。最近は大橋トリオさん、ずっと真夜中でいいのに。さんを聴いたり、サカナクションさんの新譜も聴いています。『Indigo』でも大橋トリオさんの曲を参考にしたところもありました。

――発足したばかりのファンクラブが「Tempo rubato(テンポルバート)」という名前なのも気になります。

 音楽用語で「自由な速さで」という意味なんです。私ってSNSの投稿が「どうなってるんだ」って言われるくらい少なくて。それもありつつ、歌の印象も強いと思うので音楽用語にしました。歌を自由に楽しむ、自分のテンポで楽しんでいく、という意味も込めて私が考えました。

――なるほど。小さいころから音楽に親しんでいたんですよね。

 家族みんな歌が好きなんです。おばあちゃんが習ってた演歌の発表会にも子どものときから行ってて、お父さんも井上陽水さんの曲とかを歌ってました。

 私自身は高校3年間、フォークソング部でした。高校に入ったら歌の部活に入りたかったけど、軽音部がなくてフォークソング部しかなかったんです。そこでギターを習いつつ、文化祭は部内でバンドを組んだりして活動してました。

 「さらばシベリア鉄道」とか、吉田拓郎さんの「結婚しようよ」とかをうたっていました。部活の最後にシングアウトという時間があって、30分みんなで輪になって一緒に歌うというのも。最近はカラオケで研ナオコさんの「夏をあきらめて」、高橋真梨子さんの「ごめんね」を歌ったりしてます。

――そういう昔の楽曲のどこに魅力を感じますか。

 音数が少ないところです。スペースが多い分ニュアンスの選択肢がたくさんあって、それがすごく楽しいんです。最近の曲はテンポが速くて、言葉数も多く歌うので一生懸命になりますよね。それも盛り上がって楽しいんですけど、たまに余白のある曲を歌うと楽しいなと感じます。

(おわり)

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