3人組アイドルパンクDJユニットのあゆみくりかまきが7月10日、1stミニアルバム『ぼくらのうた』をリリース。前身のくりかまきを経て、2014年にあゆみが正式加入し2015年5月に「鮭鮭鮭」でメジャーデビュー。今年5月5日に、あゆみくりかまきとして結成5周年を迎えた。6年目の1作目となる『ぼくらのうた』には、事務所の先輩であるファンキー加藤が作詞した表題曲のほか、2人組だったインディーズ時代の楽曲の最新バージョンなどを収録。「みなさんといられる場所を、ずっと守っていきたい」と話す3人に本作について、また6年目の意気込みについても聞いた。【取材・撮影=榑林史章】

一つになれている実感があるから“ぼくら”と言える!

あゆみ

――『ぼくらのうた』は、熱さ、格好良さ、可愛さといった“あゆみくりかまき”(以下、あゆくま)のすべてが詰まった作品ですね。

まき それぞれが違ったタイプの曲ですけど、結成から6年かけて培ってきた、あゆくまの良さがギュッと詰まった1枚で、「これがあゆみくりかまきなんだよ!」と言える作品になりました。

くりか ミニアルバムという形態でリリースすること自体が初めてで、ミニとは言っているけど、中身がたっぷり詰まっているので、フルアルバムくらいの濃さだと思っています。

あゆみ 全部が推し曲と呼べるくらいの、中身が詰まった1stミニアルバムになりました。新曲は、どの曲もこれからのあゆくまのライブで、重要な位置を占めるものになるだろうと感じています。

――「ぼくら」という言い方が、あゆくまっぽいなと思いました。

まき 私たち3人だけでは、絶対ここまで歌い続けて来られなかったと思うし。応援してくださるみなさんがいて、スタッフさんも含めた“チームあゆくま”全員の思いが、この「ぼくら」という言葉には込められています。

くりか みんなと一つになれていると、ちゃんと思えていなかったら「ぼくら」とは言えなかった。実際に“またぎ”(ファン)のみんなとチームになれているという実感があるからこそ、「ぼくら」という言い方が出来ているんだと思います。

――ファンやスタッフとの関係性が、より深いものになっているということですね。この表題曲「ぼくらのうた」は、作詞をファンキー加藤さんが手がけていますね。

まき Bメロであゆみが<悔し涙>と歌っているところがあって。それは、あるイベントでご一緒させていただいた時に、私たちが思い通りのライブをすることが出来なくて、ライブ後悔しくて泣いてしまったことがあって。その姿を加藤さんが伝え聞いてくださって、そのことを書いてくださったそうなんです。

 もともと私たちは加藤さんのファンで、事務所の大好きな先輩ですけど、実際にお会いする機会は多くはなかったし、何か相談ごとをしたこともなかったんですね。でも私たちが知らなかっただけで、加藤さんは、ずっと私たちのことを気に留めて活動を見守ってくださっていたんです。この歌詞を読んだ時は、そのことをすごく感じて、格好良すぎるな~って思いました。

あゆみ あゆみはデビュー前、歌が好きだったけど、自分には出来るわけがないと思っていて。そんな時に、FUNKY MONKEY BABYSさんの「ちっぽけな勇気」という曲を聴いて、「今やらなかったら絶対に後悔する」と思ったんです。それでファンモンさんの事務所を調べて、オーディションでも何でもないのに自分の歌を送って、それがきっかけで今があります。だから自分に勇気をくれた加藤さんが、今回こうして歌詞を書いてくださったことは、本当に夢みたいです。あの時に勇気を振り絞って一歩を踏み出して、本当に良かったなって思います。

くりか 本当に近くで観てくれていたんだなと、実感する歌詞です。加藤さんらしさがあるなと思うし、でも、あゆくまっぽいとも思える。加藤さんの背中を追いかけてきたからこそ、加藤さんっぽさと自分たちっぽさを重ねて感じられることができるのは、加藤さんの背中をしっかり追えているんだと分かって、すごくうれしいです。

――これまで、あゆくまにはいろいろなことがありました。それだけに、この曲を聴くと泣けてきますね。

くりか ありがとうございます。実際に号泣しながら歌ったんです。

あゆみ あゆみは、プリプロの時は号泣したんですけど、泣いちゃダメだと思って。自分たちが泣いていては、聴いてくれるみんなが前を向けないと思ったので、本番はしっかり歌おうという意識でした。

――そういう涙を堪えている感じも、よりエモーショナルさを醸しだしていますね。

まき 初披露は、5月5日の結成5周年ライブ『あゆみくりかまき 5th Anniversary LIVE~モエとエモ~』だったんですけど、タイトルを言った瞬間に泣いてしまって(笑)。応援してくれるみんなの前で、この曲を歌えることがうれしかったし、こうして熱く応援してくれる人がいたから、自分たちは間違えずに来られたんだと伝えられることがうれしくて。今も話しているだけで泣きそうです。

――聴く人の背中も押してくれる曲ですね。こういうミディアムのロックバラードという曲調は、歌ってどうでしたか?

あゆみ 普段のキーよりも少し低いから、自分の声に合うかなと不安もあったんですけど、自分はけっこう入り込んで歌えました。「こういう曲だからこう歌おう」みたいなことは考えず、その時の感情だけで歌っています。聴いてくれた方からは「いつもと歌い方が違う。でもそれが良い」という声をたくさんいただいて、すごく良かったなって思います。

くりか くりかは、“ニュアンス”を掴むのに少し時間がかかってしまいました。こういう曲調はあまり多くないので、この曲を引き立たせるためには上手く歌わないといけないと思って、レコーディングの前にすごく考えてしまったんです。それが気づかないうちにプレッシャーになってしまっていたみたいで、ディレクターさんから「上手く歌おうとしなくていいから」と言われたことで、気持ちのスイッチを切り替えることが出来ました。そこからは余計なことを考えず、自分の気持ちをストレートに表現することが出来ましたね。

――今回は、全員すごく歌がいいなと思いました。特に、歌い出しを歌っている、まきさんが。

まき 本当ですか! うれしいです。あゆくまの歌割りは、全員歌ってから決まるので、レコーディングの時点では自分がどこを歌うか分かっていないんです。でも、どこを自分が歌ってもいいという気持ちでいました。今の自分たちのすべてが表れている歌詞だから、ありのままで歌おうと思って臨んだんです。最後の<ラララ>や<僕らの歌>のところは、それこそ大熱唱したんですけど、そうしたらディレクターさんからも「鳥肌が立ったよ」と言ってもらえて。自分の気持ちが乗れば乗った分、歌の表現に表れるんだなと実感しました。

記事タグ

関連記事は下にスクロールすると見られます。