ドラマー/パーカッショニストの石川直。世界を股にかける音楽集団『ブラスト!』に日本人初のメンバーとして選ばれた彼が今年、『ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー』(7月10日~9月16日)の日本ツアーをもって現場を離れることが発表された。2000年の入団から約20年、国内外の多くのステージを経験してきた彼の有終の美に注目が集まっている。そして本公演のスペシャルサポーターに任命されたのは、サキソフォン奏者でもある武田真治だ。今回は、東京公演初日(8月20日)に共演も予定されているこの2人の豪華インタビューが実現。ディズニー音楽が魂の込められた演奏とパフォーマンスで彩られる、この舞台についての想いや、日本の吹奏楽の現状、リズムについての考えなどを聞いた。【取材=小池直也/撮影=木村陽仁】

貴重な知識や経験が凝縮された20年

 ――『ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー』は2016年から続く公演ですが、今回はどんな内容になりますか。

石川直 まず過去2年のものと比べると、旬なディズニーソングを取り入れて、演目もバージョンアップしています。今までやってきた曲ももちろんやるんですけど、さらに深く作り込んでものをお届けできるはずです。今回は武田さんが東京公演初日に演奏してくれます。サックスが入ることでパキっとしたサウンドになるはずですよ。

武田真治 リハーサルはこれからです。どれくらい時間を取らせてもらえるのか…。僕が参加させて頂く東京公演はスタートしてから1カ月以上経ってからからなので、もしかしたらタイミングが難しいかもしれないです。世界的にも最高峰と言われるパフォーマンスを生で体感できるだけでも嬉しいことなのですが、僕は前世でのおこないがよかったのでしょうか(笑)。一緒に演奏させて頂けるチャンスもあるということで『ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー』の2019年シーズンを心待ちにしています。

武田真治

武田真治

――石川さんにとっては、本公演が最後の舞台となります。日本人初となる『ブラスト!』入団からの、この20年を振り返ると?

石川直 そうですね。気付けば「もう20年経ったな」という感じなので、振り返ってみるとあまり長い年月が経った気がしないんです。思い出は走馬灯の様に色々とありますよ。アメリカにツアーに行っていた頃、ブロードウェイにいた何カ月、フロリダのディズニーで新しい製作をしていた頃、日本でリハーサルを重ねていた頃。一概にまとめられないですね。

 入団した頃は、若気の至り的なものもたくさんありました。その頃は社会や世界のことに目を向けていませんでしたし。狭い視野のなかでパフォーマーとして走り始めていたと思うんです、若かったなと(笑)。今もまだまだなんですけど、ブラストでのツアーや共同生活、リハーサルやパフォーマンスを続けることから学んだことも多かった。この20年は貴重な知識や経験がすごい凝縮された時間だった気がします。

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