INTERVIEW

遊助「みんなを喜ばせたくて頑張って歌う」ファンのために駆け抜けた10年


遊助

記者:平吉賢治

掲載:19年07月03日

読了時間:約12分

みんなで始めの一歩を踏み出す“遊助・第2章”

遊助

――ソロ活動10周年を迎えましたが、この先もガンガン行く?

 あまりやりたいとかはないんですよ。でも求められたら「やるか!」みたいな(笑)。若い頃は意地やプライドで「無理だろ」とか言われて「見てろよ!」というものはあったんですけど、10代から30代と駆け抜けてきて、そういう感じになりました。役者さんの人達っていっぱい映画を観るじゃないですか? でも僕は映画をあまり観ないんです。今度一緒にやる監督さんの作品を観てテイストを知っておくというのはありますけど、それは監督さんが喜んでくれたり、現場が潤うようにという思いがあるからなんです。こうやるだろうなと思っていることを先に知っておきたいから、それを裏切るための最初のベースを作っておく目的で観るというか。

――遊助さんの場合は作品を参考にするよりも、人と接したりその場の雰囲気を読むことで、作品や演技に直接繋がる何かを学ばれているのかと。

 若い頃はスポーツばかりやっていて、あまり作品を観る機会がなかったというのもあるかもしれないですけど、そのままずっと来ちゃったんです。音楽も自分の曲ばかり聴いています。

――それでも遊助さんの音楽は、音楽をあまり聴かない方の作品とは全く感じません。

 音楽も芝居も全部独学という感じなのでしょうね。やっぱり現場が好きなんですよね。好きでやっているということではなくて、必要としてくれている人、自分に興味を持ってくれている人、その先に好きな人がいるからというか。自分を待ってくれている人や、向き合ってくれる人達に、こんな僕でいいんだったら少しでもやってみますという気持ちです。

――たくさんの人が遊助さんのこれからの活躍を楽しみにしていると思います。ソロ活動から10周年、どのような心境でしょうか? 先ほど未来をイメージしていると仰っていましたが、どれくらい先をみていますか?

 5年くらいです。だから少なからず5年はやります。でもライブで「100年やる!」って言ったんですけど(笑)。とりあえず見ているビジョンは3年から5年です。

――全国ツアーに対しての意気込みはどうでしょうか?

 新たな幕開けとしてみんなと一緒に「よーいドン」をしたいので、これからまた素敵な時間を積み重ねられるように頑張ります。初めて来られる方もいるでしょうけど、そんな方々と一緒にこれからの遊助の未来を作れるように、ある種まっさらな状態からライブをやってみようと考えているんです。

――10周年はターニング・ポイントでもある?

 節目やターニング・ポイントは誰しもあると思うんですけど、僕のなかで10年という期間は、音楽をやり続けようと思って始まった遊助ではないんです。たまたま最初に作った曲「ひまわり」に押されて、「え? CDになるの? 嘘でしょ?」みたいな感覚から始まったんです。色んな方にとって、再出発やリスタート、何か区切るときというのはあると思うんです。

 何かを常に積み重ねて行くなかでポイントがあると思うんですけど、僕にとっては今がそうなんです。色んな人達の分岐点で勇気になるような、進んで行く力になれるようにしたいです。僕も一回10年でやめちゃおうかと思っていたんですけど、それでも「この人達に会う場所を自分で消す必要はないな」と思うんです。だったら「みんなで一緒にせーのでもう一回スタートしましょう」というツアーにして、みんなで始めの一歩を踏み出せたらいいなと思います。

(おわり)

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