魅せる音楽集団「ブラスト!」がディズニー音楽で贈るエンターテイメント『ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー』の日本全国ツアーが今夏、開催される。本公演はディズニーの壮大な世界観を「ブラスト!」の独創的なアレンジとパフォーマンスで融合させる一大エンターテインメント。一流プレイヤーによる超絶技巧だけでなく、「魅せること」「楽しませること」をこだわり、60種類以上の楽器を使ったダイナミックなパフォーマンスでも魅せる。今回は日本人キャストの石川直(なおき)・米所裕夢(よねそひろむ)の2人に本公演の魅力、各々のバックボーンについて熱く語ってもらった。【取材=平吉賢治/撮影=木村陽仁】

親和性の高い「ブラスト!」と「ディズニー」

 今夏に上演される『ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー』は、武田真治と小島瑠璃子がスペシャルサポーターに就任。そして、これまでメインキャストとして出演してきたドラマーでパーカッションの石川直は20年目のこの公演を節目に卒業することを決めている。7月10日から9月16日まで各地で上演される本公演の一大エンターテインメントに大いなる期待が寄せられる。

石川直×米所裕夢

――『ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー』の日本ツアーが始まりますが、「ブラスト!」とディズニーが混じり合うことで生まれる魅力は何でしょうか?

石川直 まず、親和性が凄くあることです。両方ともアメリカで生まれたエンターテインメントで、ディズニーは100年ほどの歴史がある世界最高峰のモンスター・エンターテインメントですよね。「ブラスト!」も生まれて20年くらい。「楽しい空間をつくる」など、共通しているものはたくさんありますね。どんな人達が来てもみんなが幸せになれる空間になったり、エネルギーなど色んなものをチャージすることができたりと。“空間づくり”という点では、形は違えども似ている部分はたくさんあると思います。種類としては同じものなんじゃないかなって思いますね。

 ディズニーのサウンドや世界観には、ディズニー・ファンのみなさんにとっての色んな思い出とリンクして、情景を引き戻したり特殊な感覚を再現させてくれるようなものがあると思うんです。ディズニーは厳選されたクリエーターが作っている音楽じゃないですか? そこは引き込む力や投影する力が凄く高いので、そもそもそういう力を持っているディズニーの音楽というものを僕らがやらせてもらったときに、基本的に違和感が全くなかったんですね。

 今回の企画の話を最初に聞いたときに「そうか!」って思いました。良いミックス、コラボレーションというか。食べたことはないけど「これとこれ合わせたら絶対美味しいよね」というような、それに近い感覚でしたね。

パーカッショニスト・石川、トランぺッター・米所の音楽との出会い

石川直

石川直

――石川さんはアメリカで人気を博していた「ブラスト!」に唯一の日本人メンバーとして入団、NY・ブロードウェイ公演にも出演し、125万人を動員している来日公演のほとんどに出演、「ブラスト!」のレジェントと呼ばれるパーカッショニストですね。音楽に触れたきっかけは何でしょうか?

石川直 音楽と真剣に向き合い始めたのはマーチング・スネアドラムと出会ってからです。16歳くらいでした。

――なぜ打楽器を選んだのでしょうか?

石川直 単純に、見ていて魅力的だと思って惹かれました。マーチングのドラムをやりたいからパーカッション・セクションに入り、吹奏楽やオーケストラもやることになったんです。

――トランペットの米所さんは19歳で『ブラスト!』のオーディションに合格し、『blast Japan Tour 2012』では最年少でソリストに抜擢され、日本47都道府県全102公演に出演という経歴をお持ちですね。音楽に触れたきっかけは?

米所裕夢 僕も中学校のときに吹奏楽を始めたんですけど、それまで野球をずっとやってきていたんです。同時に幼少期にピアノもやっていまして。野球も好きだし音楽も好きだし、中学校に入ってそれを何か活かせるものはないかなと思っていたんです。僕の通っていた中学校にはマーチング・バンドがあって、動きながら音楽をやるということで「楽しそうだな」って思って、そこからですね。

――スポーツの経験があることから、動きが加わる音楽スタイルの方が合っているのでしょうか?

米所裕夢 そうだと思いますね。野球をやっているときもじっとしているポジションが嫌いだったので。最初はファーストだったんですけど、そういうところがつまらなくて…動き回る外野、センターで4番でした。

――トランペットという楽器を選んだきっかけは?

米所裕夢 最初はチューバから入ったんです。当時の吹奏楽部は女性の方が多かったので「お前、男だからチューバやれ」って半強制的に渡されて。

石川直 体力面でね。けっこうよくある話だよね。

米所裕夢 とりあえず息を入れれば音が鳴るという感じだったので。そこから「トランペットも楽しそうだな」と思って、中学校三年生の頃に始めました。

米所裕夢

米所裕夢

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