ラストアイドルが9日、東京・マイナビBLITZ赤坂で、6thシングル『大人サバイバー』発売記念プレミアムライブを開催。大ヒットを記録している同曲など、全16曲を披露。シャッフルユニットによる特別演出もあり、まさにプレミアムなライブとなった。【取材=木村陽仁】

場所を選ばず、圧巻の「大人サバイバー」

 開演前、まずは池松愛理の場内アナウンスで観客と触れ合う。期待が膨らむなかで幕開けを飾ったのはオリコン初登場1位を記録した「大人サバイバー」。歩く芸術を経てリリースされた最新シングルだ。

 先日幕張メッセでおこなわれた『Girls Award』ではランウェイを使った特別演出で魅了した彼女たち。それに対し今回は限られたスペースだが、それを織り交ぜたパフォーマンスを披露。なかでも目を見張ったのは交差。間島和奏が、モーゼの十戒の様に割られたセンターを抜け、合図を送ると、左右に分かれていた隊列が美しく交差。限られた空間でもしっかりと組み込み、まさに場所を選ばずの圧巻のパフォーマンスで魅了した。

ラストアイドル

撮影=Yoshifumi Shimizu

 ヒット曲「大人サバイバー」をライブの1曲目に配したラストアイドル。彼女達の勢いを表すかのような展開に、観客の興奮は高まるばかりだ。

 そんなラストアイドルは先日、テレビ朝日系音楽番組『ミュージックステーション』に初出演。更に同曲でオリコン週間ランキング1位を獲得した。MCでは長月翠が「大事な曲になりました」と語れば、西村歩乃果も「皆の前でパフォーマンスが出来て、Mステにも出られて良かった」と笑顔。

 大森莉緒は歩く芸術を振り返り「最初は絶対に無理だと思ったけど、清原監督のお陰で成長できてやって良かった」と達成感を滲ませていた。

 また小澤愛実も同様に「団結力や集中力がついたと思う。最初は乗り気ではなかったけどやって良かったと思います」と満足な表情を見せた。

 これに長月翠は「我慢強くなったよね。10時間のレッスンも途中でへこたれて帰らないし…もともと帰らないけど」と会場の笑いを誘い、MCの結びを託された安田愛里は「皆さん心から楽しみましょう!」と語り掛けた。

初披露曲は青春キュート

 第二幕の始まりは、2期生アンダーの「青春0対0」。名は体を表すが如く、フレッシュ溢れる楽曲で、バッティングフォームを組み込んだ振付が印象的だ。

 爽やかな青春はこの後もしばらくは香る。2期生による「Lolipop」は初披露曲。80年代のアイドルソングの要素を組み込んだ楽曲。橋本桃呼と水野舞菜のソロパートやステップを踏んだ振付で魅せると、1期生による「誰かの夢が叶ったら」でもキュートさで魅了した。

 一転、メンバー混合で披露された「キレよう!」ではクールさもあり、赤い色に染まるラインティングもあって大人な雰囲気を醸し出していた。

ラストアイドル

撮影=Yoshifumi Shimizu

 その後のMCでは、これらの楽曲秘話が明かされる。

 高橋みのりは「青春0対0」について「野球の振りがたくさん入っていて、二列になっているのは得点板をイメージしているんですよ」と解説。メンバー18人も、野球の1チーム9人の2チームを表現しているといい「2期生アンダーでこれができるのはめちゃくちゃ嬉しい」と喜び、「野球関係者の皆さん、仕事下さい!」としっかりアピール。

 一方の畑美紗起は「Lolipop」について。2期生のデビュー曲「愛しか武器がない」とは違い、キュートナンバーであることを紹介し「振りも曲も可愛くて新鮮な気持ち。歌詞に合った振りもソロパートも初めて」と述べた。

 清原梨央は「誰かの夢が叶ったら」に触れ「Mステとか大きなステージに出られて夢が叶っている。なので実話なんですよ」と語ると、間島が「実話も含めて楽しんで聞いてほしい」と呼びかけた。

シャッフルユニット

 第三幕はシャッフルユニット。2期生アンダー曲の「サブリミナル作戦」を阿部菜々実ら1期性が披露。LaLuceの「Everything will be all right」を橋本、水野、大場結女、畑、栗田麻央の2期生が熱演。1期生全員参加のラストアイドルファミリー「好きで好きでしょうがない」を橋本ら2期生が、2期生の「愛しか武器がない」を阿部、長月、間島ら1期生が披露する熱い演出。観客も大歓声を上げるなど興奮に満ちた様子だった。

 なかでも、「好きで好きでしょうがない」ではオリジナル同様に髪を乱しながら感情をぶつけるように歌う2期生の姿が印象的で、幾つもの円陣を組み中央から波を打つように徐々に立ち上がるパフォーマンスはこの日、赤く照らされたラインティングも手伝って燃える花のようにも見えた。

ラストアイドル

撮影=Yoshifumi Shimizu

 そして、阿部、長月、間島ら1期生による「愛しか武器がない」(愛ぶき)では、手足の先までを使った繊細さだけでなく、ダイナミックな優雅さもあり、メリハリのあるパフォーマンスで魅了。いくつものの試練を乗り越えてきた1期生ならではの表現力で楽曲に新たな息吹をもたらしていた。

 いずれもそれぞれの特色が表れており、楽曲から新たな魅力を引き出していた。

 明けてのMCで長月は「シャッフルユニット楽しんで頂けましたか?」と問いかけると、割れんばかりの大歓声。

 阿部は「この日しか見れないプレミアムなライブ。私は『スリル』をがカッコいい曲だと思っていてずっとやりたかった。できて幸せ」と笑み。「愛ぶき」のパフォーマンスに加わった相澤瑠香は、同曲が主題歌にもなった映画『がっこうぐらし!』に出演した阿部、長月、間島、清原、朝日花奈、山本愛梨そして自身の7人全員でパフォーマンスで来たことを喜び「プレミアム感がある!」とした。

7枚目シングル発売、新たな挑戦も

 長月が改めて「次がラストです。50人全員で!」と声を張り上げると「明日の空を見上げるために」を披露。笑顔に満ち溢れる中、石川夏海が「これからも頑張っていくので、応援宜しくお願いします!」と呼びかけ、本編は終了した。

ラストアイドル

撮影=Yoshifumi Shimizu

 アンコールでは、8月28日に7枚目シングルの発売と、初回特典にはこの日のライブの模様を収めたものが収録されると発表。そのなかで「眩しすぎる流れ星」、そしてアンセム曲「ラスアイ、よろしく」を歌い、終演した。この日印象的だったのは彼女達の笑顔と、歩く芸術で得た団体でのパフォーマンス力とそのなかでも際立ち始めた一人ひとりの個性だった。笑顔の裏に隠されているのは紛れもない並々ならぬ努力と自信だろう。

 テレビ朝日系で放送中の『ラスアイ、よろしく!』ではダンスパフォーマンスバトルという新企画も始動。小澤は「全身筋肉痛でムキムキ」と笑顔で振り返ったが、歩く芸術で成長した彼女達が挑む新たな挑戦、そしてそれを経ての最新シングルがどのようになるのか注目される。

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