アヴリル・ラヴィーンを追いかけてアメリカに…

しゅんしゅんクリニックP

――まずは選抜の方の曲「今夜はええやん」は前作「泣かせてくれよ」とはガラッと方向性が変わりましたね。

金田哲 前作は哀愁というのがテーマにありましたけど、今回はMEMENTO MORI(ラテン語で「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな」という意味)というテーマがあって、明日にも死ぬかもしれないから、飲んで、食べて、歌って、踊ってという、まさにこれぞ芸人といった選抜らしい曲だと思います。そして、昔のクラブミュージックということで、年配の方には懐かしい、若い方には新しい曲として感じられるような曲になっています。なので、年齢層が幅広い選抜メンバー全員が曲を聴いた時に「ええやん」と言っていました。

――ファンキーで格好良いです。MVもすごく凝ってますよね。

しゅんP 次長課長の河本(準一)さんなんて、宙吊りですから(笑)。そして、まひるはもはや原型をとどめてないです。

金田哲 今作は欲の集まりで睡眠欲、食欲、性欲と吉本の芸人らしいMVになっています。パンサーの尾形(貴弘)さんやエハラ(マサヒロ)さんも一見誰だかわからない感じで(笑)。「これ誰でも良かったんじゃないの?」と思いますよ(笑)。

しゅんP 確かにエハラさん、最初「これ誰でもいいじゃないか!」と怒っていたみたいなんですけど、撮影が始まったらノリノリだったと聞いてます(笑)。

――そして、金田さんはチャイナドレスを着て女装されています。美人ですよね。

金田哲 ありがとうございます。実はこれ最初はガンバレルーヤのよしこが、この役をやる予定だったんですけど、衣装合わせのときにドレスのサイズが合わなくて、急遽僕になったんです。急遽決まった割には良かったなと自分でも思います。そして、キレイと言われると嫌な気はしないです。

しゅんP この金田さんだったら抱かれてもいいと、みんな言ってましたよ。

金田哲 このMV撮影、夜から朝方までやっていたんですけど、おじさん達は疲れてきたのか、だんだん僕を見る目がいやらしくなってきて(笑)。でも、不思議なことにそれも嫌な気はしないんです。もしかしたら女装に目覚めてしまうんじゃないかという怖さはあったんですけど。

――快感に変わって(笑)。さて、レコーディングの方はいかがでした?

金田哲 「今夜はええやん」は、覚えやすかったということもあってスムーズに録れました。僕はイケメンをコンセプトに集められた5人組、CC5として「イケメン騎士団」にも参加してるんですけど、そっちの方が苦戦しました。曲自体が難しかったのと、歌詞が結構はずかしい部分もあって…。それを銀シャリの鰻(和弘)さんはマンキン(本気、全力でやり抜くというお笑い用語)でやってましたけど(笑)。

しゅんP 僕もレコーディングはスムーズでした。割りと皆さんそんなに苦戦していないんじゃないかなと思います。サバンナの八木(真澄)さんは19回リテイクしたと言っていましたけど。

――19回は大変そうですね。「今夜はええやん」のような、ファンキーな音楽はプライベートでもよく聴いたりしていました?

金田哲 聴いていました。こういう曲は最高ですね。

――ちなみにどんなジャンルやアーティストがお気に入りなんですか。

金田哲 自分は愛知出身なんですけど、ヒップホップやハードコアが流行っていて、昔はレゲエやミクスチャー、ヒップホップを良く聴いていました。世代的にジャパニーズヒップホップも通っています。NITRO MICROPHONE UNDERGROUNDや、SUM 41、コットンマウス・キングスも聴いてました。SUM 41やグッド・シャーロットがカフェの隣の席にたまたまいて、サインをもらったこともあるんですよ。今もレゲエが好きで卍LINE(窪塚洋介のソロプロジェクト)のライブにも行きます。あと、僕はアヴリル・ラヴィーンがめちゃくちゃ大好きで、会いたくて高校時代に友達とお金を貯めてアメリカに行ったこともありました。イチロー選手にも会いたかったというのもあったんですけど。

――すごく音楽がお好きなんですね! しゅんPさんはこれまでどのような音楽を聴いていましたか。

しゅんP 僕は中学時代にビジュアル系が流行っていたので、LUNA SEAがすごく好きでよく聴いていました。中でもRYUICHIさんが好きで、部屋中にRYUICHIさんのポスターを貼っていました。僕のナルシストの部分はRYUICHIさんの影響が強いかもしれないです(笑)。

金田哲 なるほどね。納得した(笑)。

しゅんP しっかりRYUICHIイズムを受け継いでいます。高校に入ってからはメロコアが流行っていたので、Hi-StandardやSNAIL RAMP、HUSKING BEEなどを聴いていました。そこから海外のパンクバンドにハマって、オフスプリング、バッド・レリジョンとかが好きで、大学に入ってからダンスを始めたこともあってジェームス・ブラウンとかディスコミュージックも聴いていました。そこからはアイドルにもハマって今はK-POPが好きなんです。

――しゅんPさんの参加しているREDの「やる気のない愛をThank you !」はお好きな曲調に入りそうですね。

しゅんP そうなんです。今までの曲もすべて良かったんですけど、この「やる気のない愛をThank you !」が一番気に入っています。家でも何度も聴いています。

――この曲のMV撮影に臨むのに3日間徹夜して振りを覚えたみたいですね。

しゅんP 前回の「君の唇を離さない」もすごくダンスが激しくて難しくて、踊れるか不安もありながらも頑張ったんです。でも、今回「やる気のない愛をThank you !」のデモをもらって見たら、前よりもダンスが激しくなっていて(笑)。それが届いたのが撮影の1週間前ぐらいで練習期間が3日ぐらいしかなくて、それも全員が集まれるわけではなかったんです。

――皆さん忙しいですからね…。

しゅんP 当日に全員でフォーメーション確認する感じでした。前よりもダンスが難しくなっているので徹夜しないと無理だったんです。まちゃあき(エグスプロージョン)さんに仕切ってもらって、吉本の本社で練習しました。撮影前日も場当たりだけ確認して3時間ぐらい寝て、朝の4時ぐらいから深夜にかけて撮影しました。

――過酷な1週間でしたね。

しゅんP その時は歌詞もまだ完成形ではなくて、当日も変えながらやっていました。それもあってダンスと歌のどちらかが疎かになってしまうんです。でも、監督さんがドSで、リップシンク(音楽や言葉に合わせて口をあわせること)させないとOKを出してくれなくて(笑)。踊りに集中すると歌えない、歌えないと映らないし、そのジレンマがすごかったです。

――REDの方はダンス経験者は多いんですか。

しゅんP 多いですね。おそらく未経験者は新喜劇の(小寺)真理こりん、トットの多田(智佑)さん、ラフレクランのきょん、8.6秒バズーカーの田中シングルかなと思います。前作では大阪組である真理こりん、多田さん、田中シングルの3人が“足引っ張り組”と言われていて、今作もそうなんですけど、自分たちでも「私達が足引っ張り組だから…」と大阪組だけで個人練習したりしていました。

――その中で特に注目して観てもらいたいところはどこですか。

しゅんP 今回、踊っている台が回転するという過酷な状況で、頑張って踊っているさまやフォーメーションがどんどん変わっていくので、そこを観て欲しいです。

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