アイドルグループのバンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI(以下バンもん!MAXX)が19日、東京・日比谷野外大音楽堂で全国ツアー『バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI JAPAN TOUR 2019 令和元年!NAKAYOSHI幕府□』(※□は中抜きハートマーク)東京公演をおこなった。この日の公演を皮切りに、9月28日の神戸VARIT.公演まで全国24カ所をまわる。彼女たちにとって令和一発目のツアー初日。笑顔で全力疾走、MAXテンションでステージを駆け巡った完全燃焼の夜となった。【取材=平吉賢治】

なかよし幕府・炸裂

ライブの模様(撮影=真島 洸)

 鈴姫みさこ、恋汐りんご、ななせぐみ、望月みゆ、甘夏ゆず、大桃子サンライズの6人が軽やかなダンスで飛び跳ねながら入場すると、ペンライトを掲げたファンの歓喜で会場は沸騰。リーダーの鈴姫のドラムプレイの前でポップに踊る5人はエネルギッシュにオーディエンスを煽った。「キメマスター!」から始まったセットリストは初動からフル・ボルテージ。「なかよし幕府!」というコールに応え、野音はお祭り状態に即突入した。

 大桃子サンライズの天を仰ぐシャウトが更にライブに火を注ぎ、望月みゆのベース・ソロが炸裂、みさこの二次元ボーカルが鳴り響く。恋汐りんごのエビ反りジャンプの連発からは本ツアーへの意気込みを十二分に感じる。演奏も、ドラムセットに寄り添いギターとベースのユニゾン・プレイを華麗に魅せるなど、パフォーマンスは見どころたくさん、バンもん!MAXXのカラフルなステージングは実に目の飽きない立ち回りである。

 MCでのわちゃわちゃとキュートなメンバー紹介を経て、「全員のテンションが、拳が、声の大きさが、1ミリでも高くなるように私達最高に全力でライブさせて頂きますのでどうかついてきて下さい!」と高らかに宣言。8ビートのドライブ感ほどばしる酒ソング「さけっぱらだい酒☆」でオーディエンスをアゲまくり、お祭り的好景気ダンスの「しゅっとこどっこい」と続き、天真爛漫はつらつと、ステージ所狭しと、意気揚々とパフォーマンスを繰り広げた。

 ここまでアップテンポで突っ走ってきたバンもん!MAXXだが、新曲「天国とブギー・ジャム」を大人っぽくしっとりと歌唱し、アップ・テンション一筋縄ではないことを示した。R&B調の「あんま覚えてない夜」ではメロウな彩りも添えるなど、見た目も楽曲もカラフルな色でライブを展開させた。

 「ショコラ・ラブ」では「ッオイ、ッオイ!」とキャッチーなコールが涌き、アイドルライブらしい空気を醸しながらも「SUMOU」では豪快に四股を踏むという異色のパフォーマンスも見せてくれた。見た目のビジュアルとはかけ離れた、あまりにもたくましい四股には驚きを禁じ得ない。
 

会場一体、エモくバイブスダンス

バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI(撮影=真島 洸)

 「もっと聴かせて!」と大桃子が会場に向けて声を張ると、コーラスの合唱とクラップがサラウンドで鳴り渡った。そんな「Q.人生それでいいのかい?」あたりでは野音のテンションは最高潮、「White Youth」では甘夏の生々しいギターソロが轟いた。ファンキーなステージングな甘夏だがプレイは鋭くクールに魅せる。「夜にぴったりのあの曲を」という導入からの「No no no no no no no Limit」では、ショルダーキーボードでの80'sテイスト・フレーズのプレイも光らせた。

 「まだまだ踊り足りないんじゃないですか? みんなのバイブスダンスを見せてくれ!」とこの日最高の煽りを見せ、「イミ・ナイ・ダンス」へ突入。そして「ここでもう一回ひとつになりませんか?」と「青春カラダダダッシュ!」「ツナガル! カナデル! MUSIC」へと繋げる怒濤のクライマックス。薄暗くなってきた夜空をカラフルに彩るペンライトが揺れるなか、オーディエンスはバンもん!MAXXとともにエモくダンス。みんな笑顔のフィナーレを迎えた。

記念撮影(撮影=真島 洸)

 最終最後までテンションMAXを保ち、それに笑顔で応じたオーディエンス。全国にこのバイブスが波及することになるであろう、彼女達の今後の公演に期待が寄せられる。

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