歌手の竹島 宏が5月19日、東京・渋谷 さくらホール(渋谷区文化総合センター大和田)で単独コンサート『竹島 宏コンサートEnjoyカラフルカーニバル2019』の千秋楽をおこなった。公演は18日、19日と2日間で3公演をおこなうというもので、昨年“恋町ダンス”で話題となった「恋町カウンター」や、NHK BS 時代劇『大富豪同心』の主題歌で、自身初のドラマタイアップとなった6月12日にリリースされる新曲「夢の振り子」、アンコールではスクールメイツと「噂のふたり」を共演。アンコールでは公開取材もおこない千秋楽ならではの演出で観客を沸かせた。囲み取材では「踊ることがクセになってきているので還暦まで頑張ります」とダンスに意欲を見せた。【取材・撮影=村上順一】

「恋町カウンター」を歌う竹島 宏

 毎年恒例となったさくらホールでのコンサートは、オリジナル曲からカバーまで22曲を披露。全曲生バンドによる演奏で、スクールメイツと共演した「噂のふたり」のようなアップテンポ曲から、「思ひ人」のようなしっとりとしたバラードまで幅広い選曲で観客を魅了した。

 アンコール中におこなわれた囲み取材で、“踊らされちゃう歌謡曲”シリーズ第3弾の新曲「夢の振り子」のダンスの印象に竹島は「今までとは違うカッコいいダンスになったと思います。今回は『見て!』という感じなんです」と、これまでとはまた趣が異なるダンススタイルに好感触。さらに「気持ちも体力的にも前向きになってきています。前に比べてタフになってきていると思いますし、股関節も柔らかくなってきました。最近は踊りながら歌うことにも息切れしなくなってきました。それはそれでつまらないと言われるんですけど(笑)」と、ユーモアを交えながらの頼もしい言葉に会場からは拍手が響いた。

 歌に関しては「歌詞に共感するところも沢山あって、自分も先生方からこの歌でエールを頂いているような気持ちで歌わせて頂いています」。

 同曲では殺陣も披露し、役者としての竹島 宏の可能性について聞かれると、今回テーマ曲に決まった時が撮影も終盤だったため叶わなかったが、NHK BS 時代劇『大富豪同心』のプロデューサーから、もう少し早ければ今回のドラマにも出演して欲しかったという旨を聞き、竹島は「機会があればお願いしますとお伝えました」と役者への意欲を見せた。

 令和に入り新時代の目標について、「これからどうなっていくんだろう」というワクワク感があると、新時代へ期待をのぞかせ「平成のヒットソングから青春時代は沢山エネルギーを頂いていたので、そういった曲たちも歌わせて頂きながら、令和にしか作れないもの、自分自身のヒット曲を残さしたいと思っています」と、これからの展望を語った。

 さらに今年の目標の一つで、自身の誕生日である8月28日と掛けて、828曲を1年間で歌うことについて竹島は「まだまだ道のりは険しいんですけど、夏から秋に掛けて追い込みを掛けて行きたい」と話し、「828曲を歌うことで、歌手として成長出来るように頑張りたい」と述べた。

 今回のコンサートの新しいチャレンジとして、ビリー・ジョエルの「Honesty」を歌唱したことだと話す。今回はアンジェラ・アキが歌った日本語詞でのバージョンで、洋楽に日本語詞を乗せたことで、また違ったハードルの高さがあることを実感したと述べた。

 今回は3回のステージをおこなったことで、それぞれの回の観客の反応を聞かれ竹島は「1回目のお客様は大人しくて、上品な方が多いんです。3回目ともなると打ち上げ感覚で参加してくれる方が多い印象なんです。でも、どのお客様も僕の歌とお喋りを真剣に聞いてくださっています。とにかく3回目に来て下さるお客様の「宏」の掛け声は強烈です(笑)」と公演ごとにノリや雰囲気の違いがあると話した。

 ダンスにくじけそうになった事は? と質問された竹島は「いつやめようか、と思いながら踊っていましたけど、自分は負けず嫌いなところがあって、やめるのならば、自分が踊り切ったと思えるところでやめようと思っていました。けれど、踊っていくうちに僕の下手なダンスを見てお客様が笑ってくれるようになったんです」と、その踊る姿を見たファンから「生きてて良かった」と言われ、「それを聞いて、もうやるしかない。しばらくは踊るということをテーマに頑張っていきたい。なるべく退き際は自分で決めたいんですけど、最近踊ることがクセになってきているので、還暦ぐらいまでは頑張ります(笑)」と、“踊る竹島 宏”への意欲を見せた。

「噂のふたり」を歌唱する竹島 宏

 最後にスクールメイツの6人と「噂のふたり」を共演したことについて、「本当にフレッシュな可愛い子たちが、この日のために一生懸命練習してきてくださって、それが何よりも嬉しいですし、一緒に歌い踊らせて頂いたことで、また違ったこの曲の魅力を発見出来た気がします。また共演したい」と話し、最後に「明日のために空を見る」を全霊で歌い上げ、『竹島 宏コンサートEnjoyカラフルカーニバル2019』の幕は閉じた。

プログラム

01.愛の嵐
02.あなたの唇
03.ジェラシー
04.哀愁物語
05.19:00の街
06.この身を投げて
07.カサブランカ・ダンディ
08.Honesty
09.テネシーワルツ
10.防人の詩
11.思ひ人
12.恋町カウンター
13.月枕
14.紫の月
15.濡れて帰って
16.すずめの涙
17.うたかたの風
18.ブルースカイブルー
19.あの鐘を鳴らすのはあなた
20.夢の振り子

アンコール

21.噂のふたり
22.明日のために空を見る

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