DJ DARUMA & JOMMYが、5月11日に千葉・ZOZOマリンスタジアムにて開催された世界最大規模のEDMフェスティバル「EDC Japan」に出演し、メインフロアとなるKinetic Fieldを熱狂に包んだ。

 EDCこと「Electric Daisy Carnival」は、1997年にアメリカ・ロサンゼルスでスタートしたフェスティバルで、現在は世界各地で展開されている。日本で開催されるのは今回で3度目となる。DJ DARUMA & JOMMYがプレイしたKinetic Fieldには、EDM界で世界一のDJと称されるArmin van Buurenをはじめ、初来日を果たしたExcisionやベースハウスシーンを牽引するJOYRYDEなど、名だたるDJが出演。DJ DARUMA & JOMMYは、日本のテックハウスシーンを代表する一組としてステージに臨んだ。

 熱い日差しが照りつけるKinetic Fieldに、二人が最初に放ったのは気鋭のアーティスト・Noizuの「No More」。ハッピーなヴァイブスに溢れたトラックでオーディエンスを掴むが、楽曲が盛り上がるドロップでは一転、ソリッドなビートでフロアを揺らす。近年、世界中で大流行したビッグルームハウスとは異なる展開は新鮮で、フロアは瞬く間に人で溢れた。そして、スタートからわずか15分、早くも一度目のピークが訪れ、フロアは大歓声に包まれた。

 テックハウスは、テクノとハウスの中間に位置するダンスミュージックで、ビッグルームハウスのような派手なブレイクやドロップではなく、ミニマルな展開と深いグルーヴでオーディエンスを陶酔させるのが特徴だ。DJ DARUMA & JOMMYは、世界的なEDMムーヴメントの次に来るダンスミュージックとして、いち早くテックハウスに注目。渋谷・VISIONで毎週土曜日に「EDGE HOUSE」を開催するなど、国内のシーンを牽引してきた。

 DJ DARUMA & JOMMYは、一曲ごとに交代してスピンするバック・トゥ・バックというスタイルのDJユニットで、プレイをしていない方はハンズアップや手拍子でオーディエンスを煽るのが役割だ。DJ DARUMAがドロップに向けて手を掲げると、オーディエンスたちも同じように手を掲げ、再びビートが鳴り響くと、オーディエンスたちは思い思いのダンスに熱中する。EDMムーヴメント以前、テクノやハウスで本来もっとも重視されていたグルーヴの高揚が、そこにはあった。
 
 JOMMYは今回のプレイについて、「テックハウスのグルーヴで踊らせることをテーマにプレイした。個人的には、中盤から後半にかけてプレイしたWill Easton「Technic」が僕の中でのピーク。ここ1〜2年で一番好きなトラックで、あの規模の会場でかけられたのが嬉しかった」と回答。DJ DARUMAは、「グルーヴ重視のプレイであそこまでメインフロアが盛り上がるのは、近年なかった傾向の1つ。テックハウスの火付け役となったFisherの『Losing It』は、知っているお客さんも多かった印象。僕たちのオリジナル曲への反応も良かった。EDMムーブメントの次に新しいハウスやテクノの波が来ているのを、日本のEDCのメインフロアで実感できたのは大きな収穫」と、その手応えを語った。

 なお、DJ DARUMA & JOMMYがレジデントDJを務めるパーティー「EDGE HOUSE」は、現在も開催中。テックハウスをメインに国内外からゲストDJを招聘し、毎週末のVISIONを熱く揺らし続けている。

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