AMIのソロプロジェクトTENDERLAMPが5月8日に、1stミニアルバム『YUME UTSUTSU』をリリース。ガールズバンドChelsyのドラマーとして2014年にデビューし、昨年6月にソロプロジェクトTENDERLAMPを始動したAMI。音楽活動のほか、舞台や映画などに出演し女優としても活動している。『YUME UTSUTSU』について「夢でも現実でもどっちでも、我を忘れるくらい楽しい時間をお届けしたい」という想いのもと制作したと話す。今作について、TENDERLAMP始動から1年を経て感じていること、ライブに込めた想いなどを聞いた。【取材・撮影=榑林史章】

80年代の音楽特有のキラキラ感を意識

『YUME UTSUTSU』ジャケ写

――昨年6月にTENDERLAMPとして始動して、約1年経ちましたが、どんな1年でしたか?

 いろいろな活動をさせていただいたので、とても濃い1年でした。TENDERLAMPの活動を通して気づいたこともあって、それは自分に対するイメージと本当の自分は、少し違っていたかもしれないなということです。自分が思っていたよりも、自分はもっとハッピーな人間だったんだなということに気づいて。

――ハッピーではなかったんですか?

 決してハッピーじゃなかったということではなくて、ライブを見てくれた人からの感想や反応から、私には周りの人たちに多幸感を与えられるという強みを持っているんじゃないかなと、思うようになったんです。まだそのレベルは低いけれど、それをしている時は自分自身もハッピーだし、よりたくさんの人が、私の音楽を聴いたりステージを観たりして、少しでもハッピーになってくれたらいいなって。そういう思いを持って、曲やライブを作るようになりました。

――ライブを見てくれる人、スタッフ、一緒に音楽を作ってくれる人を通して、自分のやるべきことをより自覚したということですね。実際に「AMIさんってこうだよね」みたいなことを言われたりしたことも?

 ありました。最初は言われても気づかないことが多かったけど、TENDERLAMPの活動を全力でやってみたら、多くの方が私に対するいろいろなイメージを言ってくださって。それが、今の自分にとっての自信に繋がっていますね。

――そういう気持ちを根底に持った上で制作したのが、今回の『YUME UTSUTSU』ですね。作り始める時に、何かテーマを考えましたか?

 タイトルを『YUME UTSUTSU』にした理由は、収録曲が夜をシチュエーションにした曲ばかりだというのが一つあって。なんで夜かと言うと、私自身が夜に曲を作ることが多いからなんですね。その夜というキーワードと、TENDERLAMPの持つファンタジーで幻想的なポップ感を、どういう言葉に落とし込んだら伝わるかを考えて『YUME UTSUTSU』というタイトルにしましたました。

――「夢うつつ」とは、夢と現実の区別がつかない状態のことですよね。

 はい。楽しい時間ってすぐ終わってしまうから、それを終わらせたくない気持ちもあるし、終わってしまう現実を受け止めたくない気持ちもあるんですけど、楽しかったということだけは現実として残っていくんですね。だから夢でも現実でもどっちでもいいから、我を忘れるくらい楽しい時間をTENDERLAMPはお届けしていきたいと思って。そういうものを提示する名刺代わりとなる1枚にしたいという想いを込めて、『YUME UTSUTSU』というタイトルにしました。

――夜の曲が多いのは、ランプは夜に灯すものだからなのかなと思っていました。

 それもありますよね。暗いほうが、光が目立ちますし。そういう意味ではTENDERLAMPにとって、夜は特別なものなのだと思います。

――1曲目の「BURE-NIGHT-MAGIC」のイントロにはクラリネットの音が入っていて、全体にサックスやフルートなど生の管楽器が入っています。80年代のAORや、シンガーソングライター系のフレーズやサウンド感も、たくさんあると思いました。

 そこに着目して喜んでくださる方が、きっとたくさんいらっしゃるだろうなと思って入れたところがあるので、そう言っていただけて嬉しいです(笑)。

 アレンジは桑原康輔さんにお願いをしていますが、一緒にスタジオに入って、二人三脚のような形でやっています。今回は桑原さんと話をして、80年代の音楽特有のキラキラ感は特に意識しました。私自身は、両親の影響で80年代の音楽をよく聴いていたので、その影響もあって好きになりました。TENDERLAMPをやっていく上で、80年代のきらびやかなイメージを足したら、もっとキラキラとしたポップな空間を作れるかもしれないと思いました。

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