“しょこたん”こと中川翔子が5月5日、東京・チームスマイル豊洲PITでワンマンライブ『Shoko Nakagawa Birthday Live 2019 ~Dream Note~』をおこなった。ライブは昼と夜の2回公演で誕生日を記念しおこなうというもの。「空色デイズ」や、7月12日に公開される映画『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』の主題歌で、7月10日にリリースされるシングル「風といっしょに」など、アンコール含め全20曲を披露した。終始エネルギッシュでハッピーな空気感に包まれた、昼公演の模様を以下にレポートする。【取材=村上順一】

夢の扉をプレゼントしたい

中川翔子

 「令和元年」最初のステージ、しょこたんのバースデーを祝おうと多くのオーディエンスが豊洲PITに集まった。優雅なクラシカルなBGMから暗転すると、SEが流れるなかサポートバンドのギザレンジャー、そして、本日の主役であるしょこたんがチャイナドレスに身を包み登場。オープニングは1stシングル「Brilliant Dream」で盛大に幕開け。しょこたんのエネルギッシュな歌声に、序盤からクライマックスのような盛り上がりを見せた。

 しょこたんは「みんなのおかげで、私の1番の夢である歌を歌うこと、その夢が叶い続けています。その夢を切り開いてくれたみんなに感謝」と、ありがとうの言葉。そして、今回のテーマである、『Dream Note』には、今まで数々の夢を叶えてきたしょこたんならではの思いが詰まっていた。「子供たちにドキドキやワクワクを与えたい」と、最前列に、特別に招待した40組80名の子どもたちを集め、ステージ間近というライブを大いに堪能できる配慮も。

 自身も幼いときにディナーショーを観たことが原体験となり、歌手を目指すきっかけにもなった。そんな経験から、楽しい未来が待っている子ども達にも、何かのきっかけや、大人になった時に懐かしい思い出など「子どもたちに夢の扉をプレゼントしたい」という思いがあった。

中川翔子

 「大人になっても生きるって楽しいんだという素敵な背中を、ちびっこたちに見せてあげようじゃありませんか」と投げかけ、昼公演のみ披露された「さかさま世界」に続いて、ネコのイラストが入った傘を手に「甘宿り」、ダンサーがネコの被り物で楽曲をユーモラスに彩った「イイヨね」とバラエティに富んだセットリストで楽しませた。

 「大切な存在と会えないのではなくて、一生一緒に生きていくんだ、空に届くように全力で生きるんだ」という熱いメッセージから、昨年、ソロ名義では「ドリドリ」以来、約3年9カ月振りのリリースとなった「blue moon」を披露。楽曲のタイトルに合わせ、フロアはコバルトブルーのペンライトで埋め尽くされ、美しい光景が広がるなか、続いて、2年の時を経て2月22日(猫の日)に配信リリースされた「愛してる」。今は亡き愛猫へと届くような情感を込めたしょこたんの歌声。アップチューンとはまた違った歌の表情を見せてくれた。

 会場がオレンジのペンライトで満たされ始まったのは「涙の種、笑顔の花」。しょこたんは「もっと! もっと!!」と煽ると、その声に応えるかのようにオーディエンスの振り上げる腕の勢いも増していく。

 「blue moon」のカップリングに収録され、今までのしょこたんのイメージとはまた違った一面を見せてくれた、インパクトのあるMVが話題となった「Heavy Girl」へ。生バンドの演奏で歌えることに、しょこたんもワクワクしている様子。ラウドな演奏をバックに鬼気迫る歌声、感情をさらけ出すように歌い上げる姿が印象的だった。

 そのテンションは「9lives」に引き継がれ、「かかってこい!」と戦闘モードのしょこたん。エンディングで天に向かって掲げた腕が、勇者のような力強さにみなぎっていた。さらに、2ビートの疾走感のあるリズムが会場をヒートアップさせた「TYRANT too young」では、タオル回し、さらに間奏でしょこたんはヌンチャクを手に取り、ブルース・リーばりのヌンチャクさばきで会場を沸かせた。

素敵な宝石となって残りますように…

中川翔子

 ギザレンジャーによるアグレッシブなロックインストナンバーを挟み、しょこたんはお気に入りだというPVCの素材を使用した衣装にチェンジし再びステージに登場。後半戦は「Magical Circle」でスタート。オーディエンスも魔法陣を一緒に描きながら、振り付けを楽しむ。

 続いて、「ここからは体育の時間です!」と、身体全身を使って、アクティブな空間を作り上げた「shortcake adventure」、さらに「pretty please chocolate on top」では、スカシカシパンマンも登場し、しょこたんに負けないヌンチャクプレーも披露し、それを見たしょこたんも「すごい!」と絶賛。

 「一緒に踊りましょう」と投げかけ「rainbow forecast」を披露。今回のライブのテーマにもマッチした1曲だ。ゴージャスなサウンドと、しょこたんの元気いっぱいの歌声は新時代・令和へのエールのように響き渡った。そして、「ミスター・ダーリン」では、楽曲の世界観も相まって、多幸感あふれる空間。サビ前の<返事!><ハイ>のコール&レスポンスで、盛り上がりはより加速していく。

 「みんなの人生が愛に包まれていますように」と願いを込め届けた「オアシス~There's a Place」では、オーディエンスのシンガロングも高らかに、ライブならではの醍醐味を堪能。本編ラストは代表曲「空色デイズ」で、ステージも会場もボルテージはマックス。最高の一体感のなか、ステージを後にした。

 アンコールの声に応え、再びステージにしょこたんが登場。7月10日にリリースされるシングルで小林幸子とコラボ曲「風といっしょに」を披露する前に、大好きな『ポケットモンスター』の主題歌を歌えることの喜びを話すしょこたん。その言葉一つひとつから、この楽曲への愛が感じられた。今回は一人での歌唱ということもあり、「すごいプレッシャー」と緊張している様子もあったが、凛とした伸びやかな歌声は、奇跡への感謝に満ちていた。

中川翔子

 最後にもう一曲「ドリドリ」では、訪れた子どもたちをステージ上に招き、貴重な経験をプレゼント。しょこたんは「私の夢は皆さんとたくさん出会えること」と話し、その夢を掴みにいくかのように、子どもたちと一緒に“ドリドリパワー”全開のパフォーマンスで魅了した。

 最後にサプライズでバースデーケーキも登場し、みんなでレベルアップしたしょこたんをお祝い。ハッピーな空気感で包まれるなか、しょこたんは「みんなの心にも素敵な宝石となって残りますように…」とメッセージを送り、昼公演は大団円を迎えた。

セットリスト

『Shoko Nakagawa Birthday Live 2019 ~Dream Note~』
5月5日@東京・チームスマイル豊洲PIT

▽昼公演

01.Brilliant Dream
02.つよがり
03.さかさま世界
04.甘宿り
05.イイヨね
06.blue moon
07.愛してる
08.涙の種、笑顔の花
09.Heavy Girl
10.9lives
11.TYRANT too young
12.Magical Circle
13.shortcake adventure
14.pretty please chocolate on top
15.rainbow forecast
16.ミスター・ダーリン
17.オアシス~There's a Place
18.空色デイズ

ENCORE

EN1.風といっしょに
EN2.ドリドリ

▽夜公演

01.Brilliant Dream
02.つよがり
03.LUCKY DIP
04.甘宿り
05.イイヨね
06.blue moon
07.愛してる
08.涙の種、笑顔の花
09.Heavy Girl
10.9lives
11.TYRANT too young
12.millefeuille nights
13.shortcake adventure
14.pretty please chocolate on top
15.rainbow forecast
16.ミスター・ダーリン
17.オアシス~There's a Place
18.空色デイズ

ENCORE

EN1.風といっしょに
EN2.ドリドリ

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